BOOCSホリスティッククリニック東京

BOOCSホリスティッククリニック東京

藤野武彦理事長

医療トピックス

介護する家族にも目を向けた
包括的な認知症治療

BOOCSホリスティッククリニック東京

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少子高齢化社会の日本では、高齢者が高齢者の介護をする老老介護が問題視されている。さらに近年は、認知症の高齢者を介護する高齢者自身が介護疲れから認知症を患い、適切な介護ができなくなる「認認介護」も増加しているという。そこで、見過ごされがちな患者の家族も含めたケアに力を入れる「BOOCSホリスティッククリニック」の藤野武彦理事長と島田知子先生に詳しく話を聞いた。(取材日2014年4月17日)

介護をする家族が自分自身を大切にすることは結果的に患者へのケアにつながる

認知症と物忘れの違いについて教えてください。

28662 mt 1 q1 1399972877 ▲アルツハイマー病は、早期の診断・治療により進行を遅らせることが可能 【島田知子先生】40代以上になると、程度の差はあれ誰にでも、昨日何を食べたか覚えていないといった物忘れの現象が起こります。一方、食べたこと自体を覚えておらず、記憶がすっぽりと抜け落ちてしまっている状態が認知症。認知症にはいくつか種類がありますが、脳細胞が死滅し脳が委縮して起こるアルツハイマー型認知症が最も多く、ただ記憶力が低下するだけでなく、理解力、判断力が急激に低下し、人に対して極端に攻撃的になるなどの症状が見られます。近年、認知症の患者さんを介護するうちに家族も介護ストレスで共倒れとなるケースが多く発生しており、患者本人だけではなく、認知症予備軍にもなりうるご家族のケアが急務となっています。

ご家族まで病んでしまうのですか?

28662 mt 1 q2 1400493105 ▲老老介護、認認介護を防ぐ取り組みを提言 【藤野武彦理事長】よく見られるのが老夫婦の2人世帯で夫が先に認知症を患い、その後、妻も認知症になってしまうケース。奥さんは介護で慢性的にストレスを抱えうつ状態になり、結果的に認知症になってしまうのです。というのも、認知症はそれ自体を治す薬がなく、目に見えて状態が改善しないことから、自分の介護の仕方が悪いからだ、自分の力が足りないからだと自分を責めてしまうんですね。そうなると、夫が何かを忘れるたびに、「また忘れたの?」ときつい口調で責めるようになり、夫は非難される度に傷付いて精神的に不安定になり、さらに認知力が低下する。それをまた妻が厳しく叱る……というように、お互いの存在がストレスとなって状態が悪化するという悪循環に陥ってしまうのです。

どのような治療が行われるのですか?

28662 mt 1 q3 1400493105 ▲機能性食品の摂取と脳疲労外来を合わせた独自の治療を行う 【藤野武彦理事長】当院は、経験豊富な内科医と精神科医による総合的な診療と、脳の疲れを解消させることから始める独自のBOOCS(ブックス)理論による診療が特徴です。初診時に心理テストと脳疲労チェック、簡易認知機能検査や血液検査の他、患者さんに応じた検査を行います。さらにアルツハイマー型認知症の患者さんには、リン脂質の一種を含んだプラズマローゲンの投与が脳の機能改善に効果的なことから、プラズマローゲンを含む機能性食品の摂取についてご説明します。また、強い脳疲労を抱えていることの多いご家族には、BOOCSに基づく生活を実践できるようアドバイスしています。

脳疲労について教えてください。

28662 mt 1 q4 1399972877 ▲BOOCS理論とは、疲れた脳を癒していくこと 【藤野武彦理事長】脳疲労とは私が提唱するBOOCSの基本的な考え方。体を動かすと筋肉が疲労するように、過剰な情報、つまりストレスが加わると脳も疲労し、認知異常や肥満、糖尿病などさまざまな問題を引き起こすと考えられています。そのためBOOCSでは心地よさを追求し、脳が満足するような食事をして脳疲労を取り除くことから治療を始めます。診療ではBOOCSをベースとして、攻撃的になっている患者さんにはまずご家族に対して感謝の気持ちを持ちましょうとお話しします。また、ご家族へは患者さんと離れる時間を意識的に作ってリフレッシュし、自分の生きる喜びを忘れないようにとお伝えしています。実際に、ゆとりを持って患者さんと接することができるようになったご家族とその患者さんの関係は改善し、患者さんが穏やかになったり明るくなったりという良い変化が見られるんですよ。

ご家族に介護をするにあたってのアドバイスをいただけますか?

28662 mt 1 q5 1399972877 ▲家族だけで抱え込むことなく、常に心を新たにする機会を 【島田知子先生】認知症の患者さんを介護されているご家族のストレスは並大抵のものではないはずです。中には悲惨な事件に発展する場合もあります。介護が思うようにいかないと思うことがあっても自分を責めずに、逆に一生懸命頑張っている自分を褒めてあげてください。治療とともに、介護保険による行政のサービスを効果的に利用する方法などもご案内していきたいと思っています。ご家族は、そういった第三者サービスの利用などにより、患者さんと離れる時間を意識的に持つようにし、ご自身の楽しみを作ってご自分を大切にしてください。ご家族が温かな気持ちで患者さんに接することで、患者さんの状態は良い方向へと変わっていきます。ご家族の負担を少しでも軽くすることが、間接的に患者さんの病状の進行を遅らせることにつながっているのです。

ドクターからのメッセージ藤野武彦理事長

現在、介護保険制度を利用している認知症の高齢者は約280万人と推計されます。今後団塊の世代が年を重ねるにつれ、その数はますます増加していくでしょう。今や親や家族が認知症になるということは誰にでも起こりうる問題です。認知症の患者さんは自分のアイデンティティーがなくなってしまっている状態ですが、患者さんが何か悪いことをしたわけではなく、むしろ患者さんは病気の被害者。現在の医学では認知症の原因ははっきりと特定されておりませんが、症状の進行を遅れさせる方法や改善させるための薬の研究も進んでいます。対策すれば予防もできるので、介護をするご家族も一人で抱え込まず、ささいな悩みでも早めに医療機関にご相談されることをお勧めします。

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