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毛利 竜也 院長の独自取材記事

高円寺もうり歯科

(杉並区/高円寺駅)

最終更新日:2021/10/12

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科 main

にぎやかな商店街が広がる高円寺駅北口を出て左手へ進むと、ビル2階にある「高円寺もうり歯科」が見えてくる。2004年の開業以来ずっと、地域住民が通いやすい駅前で夜9時30分まで診療を続けているので、仕事帰りのビジネスマンを中心に多くの地域住民たちから喜ばれているという。院長の毛利竜也先生は一般歯科からインプラントまで幅広い知識と技術を用いて、患者のニーズに合わせた治療を展開。さらに安全で正確な治療を行うため、歯科用CTも導入し、インプラントなど高度な治療に役立てている。優しい笑顔が印象的な毛利先生に、患者への接し方やクリニックのセールスポイント、プライベートな時間の過ごし方に至るまで、興味深い話をたっぷり聞いた。

(取材日2016年11月1日)

丁寧な対話の中で患者が求めているものを引き出す

この場所に開業された理由を教えていただけますか?

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科1

いくつか候補地がありましたが、利便性が高い駅前なら患者さんが足を運びやすく、地域医療に貢献できると思ったんです。実際に開業して思うのは、都心にはない下町らしさや、地域の人同士のつながりが残るすてきな土地だということですね。当院のロゴマークのイルカは、海や海の生き物が大好きな僕の案です。結婚前はよくダイビングをしたり、新婚旅行でもタヒチに行ったんですが、僕にとって海=イルカ。やわらかく優しい感じを表すことができるイルカのモチーフは、当院の方針にぴったりだと思って選びました。駅前で夜9時30分まで診療していることもあり、近隣にお住まいのビジネスマンの方が多くいらっしゃるのが当院の特徴です。他にも勤務医時代からの患者さんで、千葉や埼玉から通ってくださる方も。とてもうれしい反面、繰り返し通う場合が多いので、毎回の通院の負担を考えると申し訳なく、なんとか早く治療してあげたいという気持ちになりますね。

得意とされる治療・診療において心がけていることは?

インプラント治療が得意ですが、どの診療項目においても、まずは保険内診療でどのように治療ができるかをしっかりご説明するように心がけています。患者さんとの対話によって、どのレベルの治療を希望されているのかということをお聞きし、押しつけがましくならないようにしています。一般的な保険診療をメインに考え、そこから患者さんが求めていることを少しずつ引き出すようにしています。初診の患者さんは緊張していらっしゃいますし、なかなか本当に望んでいることを言い出しにくいと思うので、ゆっくりお話を伺っています。

患者とのコミュニケーションがとても重要ですね。

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科2

そうですね。常に患者さんが話しかけやすい雰囲気づくりを大切にしながら、「どんなに些細なことでも聞いてください」という姿勢で、じっくりお話を伺うように心がけています。時には雑談を交えて空気を和ませたり、患者さんの話を遮らないように注意を払っているんですよ。会話ってキャッチボールが大切なので、こちらが投げかけてもあまり返ってこない患者さんであれば、余計な話は控えて要点をまとめてお話しします。また、最近ではご本人も知らないうちに、ストレス性の歯ぎしりや食いしばりが原因となるお口のトラブルも増えているので、ストレスの加減なども対話の中でチェックしています。あと、お口の状態をレントゲン画像で説明するだけではなく、実際に鏡で確認していただきながら進めていくと理解してもらいやすく、そこから話が広がることもありますよ。

気軽に通院できて何度も通う必要のない歯科をめざして

今までの歯科医師生活で、印象的な出来事はありますか?

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科3

患者さんと向き合って対話をしてきたつもりが、実は患者さんの視点に立てていなかったときのことが心に残っていますね。こちらの思いが必ずしもそのまま患者さんに伝わるとは限らず、「今の話でこんなふうに伝わってしまうのだな」と後から思うことが何度かありました。今は数々の失敗や経験を積み重ね、より患者さんの視点に立って、考えることができるようになったと思います。例えば、一度治療をしたら、もう虫歯にならないと考えている患者さんが意外にたくさんいらっしゃると気づいてからは、虫歯の再発についての説明を取り入れています。それぞれの患者さんによって、歯科治療に対する知識レベルが違いますから、こちらの説明不足で捉え方が変わってしまわないように、気をつけてお話しするようにしています。

35歳で開業されたとのことですが、プレッシャーは感じませんでしたか?

やっぱりプレッシャーはありましたね。コンビニよりも歯科医院のほうが多いという現状は患者さんもわかっていることなので、セールスポイントがなければと思っています。僕は、歯科医師は技術屋だと思うので、どちらかというと学会などでの研究発表よりも患者さんと接する時間を多く持ちたいと考えています。一般的に、患者さんは「痛くない、取れない、早い、安い」という点を評価する傾向にありますが、歯科医師が評価してほしいと思う点とはかなり違います。もちろん見た目も大切なのですが、神経を取った根の治療がきちんとなされているかとか、噛み合わせを考えて治療されているかといった、縁の下の力持ち的な仕事こそが大切だと思うので、見た目以上に見えない部分の治療を丁寧に行い、少しでも多くの患者さんに来ていただけるクリニックにしたいです。

では、先生がお考えになるクリニックのセールスポイントは何ですか?

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科4

歯科用CTを導入していること、大きな治療以外は院内で解決できること、そして夜遅くまで診療をしているということでしょうか。そして何でも話せてかかりやすく、その延長線上に、何度も治療をし直さなくてもよいクリニックでありたいです。信頼は長年の蓄積によるものですから、保険治療だから手を抜き、自費治療だから一生懸命にやるということではなく、どんな治療でも同じように取り組むことで患者さんとの信頼関係を築いていきたいです。 あと、スタッフ同士の連携がしっかり取れているのも特徴で、僕が知りえない患者さんのお話をスタッフから聞くことも。僕に言いにくいことがあれば、どんなことでも遠慮なくスタッフに伝えていただきたいです。

健康な歯を保つため、4~6ヵ月に一度は定期健診を

ところで、先生はなぜ歯科医師の道に進まれたのですか?

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科5

歯科医師になったのは、10歳離れた兄が歯科医師になったのでその姿に憧れたことや、子どもの頃に虫歯が多くて歯医者さんに助けてもらった経験からですね。実際に歯科医師になってみると、これは誰もが一度は通る道だと思うのですが、患者さんとうまくコミュニケーションがとれなくて、自分は歯科医師に向いていないんじゃないかと悩んだことがありました。なりたくて選んだ職業なんですけどね。でも、それを乗り越えて今日まで歯科医師を続けてきました。向き不向きが分かれる職業ですが、今は患者さんとのコミュニケーションを大切しながら自分がやりたいと思う治療で患者さんに貢献することができるので、歯科医師になって良かったと思っています。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか?

小学生と幼稚園生の3人の子どもたちと、近場に遊びに行くことが多いですね。少しまとまったお休みが取れる年末年始は神奈川県にある妻の実家へ行きますし、夏は島根県にある僕の実家に行って、海水浴などを楽しんでいます。海が大好きなので、時間ができたら家族で海外旅行に行きたいと思っていますが、それは子どもたちがもう少し大きくなった時の楽しみに取っておきます。

最後に今後のクリニックの展望や読者へのメッセージをお願いします。

毛利竜也院長 高円寺もうり歯科6

女性の場合、ホルモンバランスが崩れると骨粗しょう症になりやすく、歯周病も進行しやすくなります。結婚や妊娠などのライフイベント、お子さんや旦那さんのお世話で、ご自身のことを後回しにされる女性が多いと思いますが、虫歯や歯周病は再発リスクが高く、一度治しても生活習慣などにより再発する場合が多いんです。当院では予防にも力を入れているので、ぜひご自身のお体にも気を配りながら、4~6ヵ月に1回は定期健診にお越しくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/25万円~36万円

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