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大村 文敏 院長の独自取材記事

高円寺整形外科

(杉並区/高円寺駅)

最終更新日:2022/09/01

大村文敏院長 高円寺整形外科 main

JR中央線・総武線の高円寺駅北口から徒歩3分。ロータリーから北東に少し入り、にぎやかな駅前の雰囲気が少し和らいだ辺りに見えてくる4階建の真新しいビルが新しくリニューアルオープンした「高円寺整形外科」だ。大村文敏院長は、1995年に前院長から同院を継承。以来27年にわたって診療を続けてきた。専門分野は骨粗しょう症だが、診療では患者の負担を減らす「総合的な診療」をモットーとしている。整形外科とともに内科的慢性症状の治療にも注力し、かかりつけ医としての役割も果たしている。2022年春、リハビリテーション施設を付帯し新しく生まれ変わったクリニックへの想いと診療へのこだわりについて、大村院長に話を聞いた。

(取材日2022年6月7日)

患者に寄り添う医療をめざし、高円寺で40有余年

院長就任は1995年とのことですが、それ以前も含めると40年以上高円寺で診療されているそうですね。

大村文敏院長 高円寺整形外科1

高円寺に大学の先輩のクリニックがあって、医局に在籍している頃から手伝いに来ていたんです。先輩が高齢で亡くなられた時に、奥さまから「継いでほしい」と頼まれました。同じ頃、同級生からも「一緒に開業しないか」と誘われていたことから私たちは、クリニックを引き継ぐかたちで高円寺の北口側と南口側に1つずつ小さなクリニックをつくり、それぞれが院長となって診療を始めたんです。2011年に南口のメディカルビルの2階で、2つのクリニックを統合することになり、整形外科をメインにしながらも内科や美容外科などの診療も行ってきました。そこで11年間地元の皆さまに支えられて診療を続けてきましたが、リハビリテーション部門を充実させたいという思いが日に日に強くなり、2022年春にその夢をかなえ、北口にリニューアルオープンとなりました。振り返れば、確かに40年以上高円寺で診療し続けていますね。

高円寺という場所に格別の思いがあるのでしょうか。

高円寺の街は低層の建物が多く、住民も山の手の気質と下町の気質を併せ持った人懐っこさがありますよね。大好きなんですよ。親子3世代、4世代にわたっていらっしゃる患者さんも多く、今回の移転でも、「北口に戻ってきてくれましたね、おかえりなさい」と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。

移転されるたびに規模拡張されています。原動力はどこにあるのですか?

大村文敏院長 高円寺整形外科2

患者さんの負担を軽くするために総合的な診療をめざしてきた結果です。私の専門は骨粗しょう症ですが、高齢の患者さんの場合、骨粗しょう症だけでなく糖尿病や高血圧を併発する方が少なくありません。これらを同じ窓口で診療できれば、患者さんは経済的にも時間的にも救われますよね。そのために、CTやMRI、エコーなどの機器も導入し、しっかりと検査をした上で投薬が必要な場合にはお出しします。もちろん手術などが必要であれば、信頼できる病院をご紹介させていただいています。今回の移転も一緒。治療を終えた後、元の生活にスムーズに戻るためにリハビリテーションが担う役割は重大です。最後まできめ細かなケアをして送り出すには、前の場所だと少し手狭だったんです。今回クリニック内でリハビリまでしっかり見ることができるようになり、スタッフ間で情報共有もできますし、患者さんの負担も軽くなると思います。

リハビリ設備の充実化を図り、待ち時間も短く

4階建てのビルが丸ごと新クリニックになりました。造る際に工夫したことを教えてください。

大村文敏院長 高円寺整形外科3

3、4階をリハビリテーションのスペースにし、規模を大幅に拡張しました。これにより、さまざまな先進機器を導入し、理学療法士によるマンツーマンの運動療法が行えるようになりました。また、患者さんの待ち時間を少なくするために、診療室を4つに増やし、診察の回転を上げるようにしました。副院長を迎え、年中無休で診療できるようになったことも混雑の回避につながると思います。患者さんには見えないところですが、スタッフが動きやすいような動線をつくっていますので、裏方作業が以前よりスピーディーに行えるようになりました。さらに、感染症が流行するさなかに建設しましたので、安全性にもこだわりました。受付・会計はAI化して、自動チェックイン・セルフレジに。トイレなどに人感センサーを導入し、できるだけ非接触で過ごしていただけるように工夫しています。

移転されて変わったことはありますか?

入り口が1階にあって目につきやすいからか、新規の患者さんが増えました。特にスポーツでケガをして来院する子どもの患者さんが増えたように感じます。ケガの治療を通して当院を知っていただき、体調で気になることを気軽に相談していただけるようになるとうれしいですね。

新しいクリニックでは、どのような治療や検査を行っているのでしょうか?

大村文敏院長 高円寺整形外科4

メインとなるのは私の専門である骨粗しょう症の治療です。薬剤開発のお手伝いもしているため、良い薬ができれば皆さんにご紹介するようにしています。そのため、専門的な治療を望まれる骨粗しょう症の患者さんが最も多いですね。あとは整形外科の一般診療とリハビリテーション、かかりつけ医として一般内科も診察しています。南口にあった時から行っていたAGA(男性型脱毛症)の治療や、体に合った枕選びのアドバイスも継続しています。また、移転に伴い、リウマチ専門の医師も迎えましたので、これまで以上に専門的なリウマチ治療を提供できると思います。できる検査としましては、エックス線検査、心電図、超音波、骨密度測定、CTスキャン、MRI、血圧脈波検査などがあります。

子どもの頃に憧れたかかりつけ医の精神を忘れずに

骨粗しょう症の専門的な治療に加え、先生はかかりつけ医としての役割も担われていますよね?

大村文敏院長 高円寺整形外科5

そうなんです。かかりつけ医を続けているのは、子どもの頃に担当してくれた医師の存在があります。私は子どもの頃は体が弱く、入退院を繰り返していました。当時の担当医はどんな症状にも応じてくれる、昔ながらのかかりつけ医のような存在で、そんな姿に憧れて医師をめざすようになったんです。総合的な診療へのこだわりも、ここからくるのかもしれません。整形外科を選んだのは、医学部入学後に体力をつけるためにアイスホッケーを始めたからです。鼻を骨折したり歯が折れたり、年中ケガをするようになり、スポーツ医学に興味を持つようになりました。

お休みの日は何をされているのですか?

これまでは患者さんが来院されたときに「休診日だったらがっかりするだろうな」と思ってしまい、休む気になれずに働き続けてきました。それが移転を機に副院長に来ていただいたことで日曜・月曜と学生時代以来の連休をとれるようになりました。リフレッシュできるので、休みは大切ですね。65歳になり、以前と同じように働くのは体力的にもきつくなりましたので私も働き方改革をしています。毎週日曜はゆっくり体を休めていますが、月曜は美術館に行ったりドライブをしたり趣味の時間を楽しむこともあります。絵を見るのが好きなんですよね。実は今、私が尊敬する画伯が描いた不動明王の絵をクリニックに飾りたいと思っているんです。不動明王は怖い顔をしていますが、実は疫病退散の守護神なんですよ。

最後にメッセージをお願いします。

大村文敏院長 高円寺整形外科6

以前は、坂の下にありましたので、坂道の上り下りにご苦労をおかけしてきたと思います。今度は平地ですし、入り口も1階になりました。スムーズにお入りいただけると思います。駅からも近くなりましたので、高円寺以外の近隣のエリアから電車で来られてもアクセスしやすくなっています。待ち時間対策もしており、より通いやすくより安全性に配慮しましたので、お悩みのことがありましたらぜひ気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療(処方箋料を含む)/初診:3920円、再診:2130円

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