あすかクリニック

あすかクリニック

浅野浩院長

頼れるドクター

医療トピックス

治療を尽くした患者に寄り添う
在宅医療とその先にある看取り

あすかクリニック

保険診療

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日本は高齢化社会を迎えて久しい。近年は医療の発展により、健康寿命も伸びている。入院医療よりも住み慣れた家で在宅医療を希望する患者が増え、それを支えるクリニックと、訪問看護ステーションの役割が大きくなっている。中野区の「あすかクリニック」の浅野浩院長は、旧・慈生会病院(現・総合東京病院)を経て開院し、約30年にわたって地域の在宅医療に貢献してきた。対応が可能な患者と世話をする家族の心がまえや、その先にある在宅での看取りについて話を聞いた。(取材日2017年2月9日)

近年増え続ける「在宅医療」を支えるクリニックの取り組み

在宅医療の対象となるのは、どのような患者さんでしょうか。

1 ▲総合的診療所として地域に貢献してきた「あすかクリニック」 完治しない病気を抱えたときが、在宅医療のスタートになるかと私は思います。高齢者は若い人と違って病気を2つ、3つと持つようになります。当院が在宅医療で診ている患者さんの症状は、循環器や呼吸器の慢性疾患、脳血管障害などが多いですね。病気で定期通院が困難になった高齢者の方、できる限りの治療を終えて自宅で余生を過ごす方が中心です。2010年頃から在宅医療がとても増えてきた印象です。

地域の訪問看護ステーションとの連携について教えてください。

2 ▲家族との十分なコミュニケーションのもとケアを進める 在宅医療の基本は、投薬、生活設計、定期的な検査です。当院は中野北ベタニア訪問看護ステーションと連携しています。担当医師をチームリーダーとして、看護師、ケアマネジャー、介護にあたるご家族とコミュニケーションを図り、在宅医療を行います。当院と訪問看護ステーションが隔週で訪問するようにしているので、週に1度はどちらかが患者さんの様子を診ています。患者さんの状態によって、訪問の頻度を増やすことにも応じています。当院では患者さんの希望を叶えられるように、ご家族を含めたサポートを心がけています。

患者さんが自宅で最期を迎える場合に必要なことは?

3 ▲ケアマネジャーと相談しながら最善のコーディネートをめざす ご理解いただきたいのは、医療をやり尽くして初めて、その先に自宅での看取りがあるということです。治療を早々にあきらめてしまう患者さんもいますが、医師としては放棄するわけにいきません。入院医療によって生活の質や予後が良くなる場合もあります。まずは医師の診察を受け、しっかり相談してください。そのうえで、在宅での看取りには4つの条件があります。患者本人の意思、家族や親族の同意、介護者の健康管理、看取をしてくれる医師。特に家族や親族の同意が重要です。在宅での看取りが患者さんの意思であっても、ご家族は心配して入院を希望することが多いからです。気がかりなことがあれば医師に聞いていただきたいと思います。

家族が患者さんと生活するときに注意することは何でしょう?

4 ▲どんな訴えにも応えられる総合的な診療を掲げる浅野院長 患者さんのルールやプライバシーを大事にしながらお世話をすることです。家族としてお互いに改めて信頼関係を築いていくように心がけるといいでしょう。とはいえ、介護の中心である同居のご家族が疲れて体調を崩してしまわないように、周囲のサポートも重要になります。在宅で看取る場合は、医師から危篤のときの対応などの説明がありますので、備えていただきたいと思います。亡くなられた際クリニックに連絡をすれば、医師がご自宅にうかがい、死亡診断書を書きます。実は家族の同意がない状態で亡くなると、警察の検死が行われる場合が。このようなことから、在宅医療および看取りにはご家族の同意が重要です。

在宅医療を行うにあたり、心がけていることをうかがえますか。

5 ▲患者の希望を尊重し、対話に重点を置いている 私が患者さんを診察するときは、日常的なことをたくさん話してもらうことにしています。例えば心不全は患者さんの自覚症状が大切なので、息がはずむとかドキドキするといった変化で病気がわかることもあります。相手の話に耳をかたむける「聞く」と、理解する「聴く」、この2つを診察の7割を占めています。残りが触診などの検査です。在宅医療をやっていく上では、患者さんの希望を尊重し、対話するように気をつけています。望んで病気になったわけではないので、いろいろな思いや願いがあるからです。当院の今後の目標としては、歯科も訪問診療の体制を作りたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

浅野浩院長

私が診ている患者さんのほとんどは、旧・慈生会病院(現・総合東京病院)に勤めたいた頃からお付き合いがあるんです。7割くらいは20年以上のお付き合いになります。私は75歳になりましたが、80歳までは医師を続けたいと思っています。在宅医療で診察に行ったときは、握手してから帰るのが習慣のようになっています。もともとは患者さんに、「先生、またね」と握手を求められたのがきっかけ。握手することで安心してくださるようなので、ずっと続けています。正直に言えば、在宅医療は美しいことばかりではありません。それでも、地域の医療に尽くして、ともに歳を重ねていくことができて幸いです。

記事更新日:2017/04/06
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