要町病院

吉澤 孝之院長

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東京メトロ有楽町線要町駅から徒歩すぐ。開院して55年以上にわたり地域医療に貢献してきた「要町病院」はある。病院の役割を地域のかかりつけ医と大学病院や総合病院をつなぐ“中継地”と位置づけ、患者一人ひとりと向かい合いながら、きめ細かな医療サービスを実践。院長を務める吉澤孝之先生は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療や睡眠時無呼吸症候群治療の専門家として研鑽を積んできた医師だ。副院長を務める吉澤院長の弟、吉澤明孝先生は緩和ケアが専門であり、また腹水治療では松崎圭祐先生を迎え、がん治療も提供。「高度な専門分野を持った医療スタッフと強力に連携しながら、地域の方々のニーズにあった医療をこれからも提供していきたい」と語る吉澤院長に、日々の診察にかける想いを熱く語ってもらった。
(取材日2014年5月14日)

多分野における先駆的治療に豊富な実績

―要町病院を開院されたのは、お父さまだそうですね。

父は北海道の生まれで、北海道大学を卒業後、東京に移り当院を開院しました。産婦人科の医師で、夜中でもお産があれば出かけていくことが多かったですね。そんな環境で育ちましたから、私も弟も物心つく頃には自然と医学の道を志すようになりました。父は私が28歳のときに突然亡くなり、急遽後を継ぐことになったため苦労もありましたが、地域の方々や、事務長をはじめ病院のスタッフに助けられながらここまで継続してきました。当院の基本理念は「和顔愛語(わげんあいご)」。柔和な顔つきとやさしい言葉遣いを指す仏教用語です。この言葉にのっとり、穏やかで親しみやすい振舞いを大切に、きめ細かなサービスを提供したいと考えています。また、医療の道は日々の勉強が大事ですから、スタッフ全員が常に謙虚な姿勢で、研鑽を積むことも重要です。研究会や学会への参加・発表など、学ぶ環境づくりを後押ししています。

―地域医療に貢献する病院としての役割についてどうお考えですか。

隣接する板橋区には、日本大学や帝京大学の付属病院など高度医療を提供する病院が複数ありますが、残念ながら豊島区内にはそうした病院がほとんどありません。そこで私たちは当院を、地域のかかりつけ医と高度医療施設をつなぐ“窓口”と位置づけました。大学病院の病床が空くまで当院で入院治療を行いながら待機していただいたり、急性期の治療後に再び入院して症状が落ち着いたらかかりつけ医にお戻ししたりと、医療の中継地として地域に貢献したいと考えています。当院の診療科目は多岐にわたり、副院長でもある私の弟は、麻酔科の医師としてがん末期患者の緩和ケアに尽力するほか、腹水治療専門の松崎圭祐先生を中心にがん治療や肝硬変治療を提供するなど、各分野のスペシャリストと幅広い医療を展開しています。私自身は呼吸器科にて、COPD(慢性閉塞性肺疾患)に対する呼吸リハビリテーションを行っています。



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