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酒井 倫明 理事長の独自取材記事

酒井形成外科

(豊島区/大塚駅)

最終更新日:2023/09/14

酒井倫明理事長 酒井形成外科 main

JR山手線・大塚駅北口から徒歩1分のところにある「酒井形成外科」。理事長の酒井倫明(さかい・みちあき)先生は、大学卒業後、昭和大学医学部形成外科や関連病院で研鑽を積み1995年に開業。2003年に大塚の地に移転して以来、美容外科に力を入れ診療を行ってきた。美容外科は形成外科の一環であり、美容外科の医師は形成外科の専門的な知識と技術を修得していることが大前提だと話す酒井理事長。形成外科や美容外科についての正しい認識を広め、高い技術力と深い知識を持った専門家を育てることにも尽力するスペシャリストだ。何よりも患者のためを思い「信頼できる医師のもとできちんとした治療を受けて、より良い人生を送ってほしい」という酒井理事長に、同院の特徴や診療に対する思い、クリニックの選び方などを聞いた。

(取材日2023年8月1日)

全身麻酔の体制や入院設備を整え、質の高い医療を追求

とてもすてきな雰囲気の院内ですね。

酒井倫明理事長 酒井形成外科1

ゆったりリラックスしていただけるようにと考えています。3階は最近リニューアルしたもので、専門的な治療のためのフロアになっています。通常の診療は主に2階で行います。当院は、学術レベル、形成外科技術ともに高水準をめざしており、外科手術を行う際に当然とされる術前検査をしっかり行い、緊急事態にも対応できるよう体制を整えています。また入院設備も備え、患者さんに苦痛を与えず安全性にも配慮するために、麻酔科医師による全身麻酔をかけられる環境も整備しています。患者さんにとって満足できる医療を行うためには、これらが必須であると考えているのです。その上で患者さんへの説明、インフォームドコンセントをしっかり行い、安心して治療を受けていただけるよう配慮しています。もちろん期待できるメリットだけでなく、副作用やダウンタイムのことも十分にお知らせして、誠実な対応をモットーにしています。

そもそも形成外科とはどのような診療科なのでしょうか。

簡単に言えば、体表面に起きた変形や傷などを手術によって修復することを図る総合的な外科です。3つの柱があり、1つは外傷の治療。けがや骨折、熱傷などの治療、手術による傷痕をきれいにすることなどもめざします。もう1つが口唇口蓋裂、合指症など先天的に体の形に異常がある場合の修復。そして最後が、あざ、ほくろなど皮膚の色に関する治療。形成外科では十分な時間をかけ、見た目を意識しながら縫合するのも特徴。例えば外科の医師が10分ほどで行う縫合を形成外科の医師は2時間かけて、皮膚同士がずれないようにすることに努め、数年たてばどこを縫ったのかわからなくなるように処置することをめざします。もう一つ形成外科で重要なのがデザイン力。例えば眼瞼下垂症では、どのようにしたらよりきれいにまぶたが開き、両目のバランスが取れるかといったことをきちんと解剖学的観点から考慮し治療することをめざす点も形成外科ならではです。

では、美容外科ではどのような診療を行うのですか?

酒井倫明理事長 酒井形成外科2

単に医学的な面だけでなく、患者さんがこうなりたい、ここまではなりたくないという美容的な要素を重視した治療を行います。根本的な機能改善は当然のこととして、そこで終わらせずに、治療後の見た目も良くしていくことをめざすところまで行うのが、美容外科なのです。形成外科の治療を適切に行った上で、それよりもまだ上の味つけをする。その意味で美容外科は、学問としても形成外科の一つ上にあるはずだと考えています。また、美的センスも重要かもしれませんね。私は、患者さんは単なる患者さんではなく、ある意味芸術品のような自身の作品だと思い、より美しくするためにはどのようにすれば良いか、常に頭の中で考えています。さらに、患者さんに喜んでもらうためには何が必要か、という想像力や探究心というものも求められる領域だと思います。

精密さと美しさにこだわり、妥協のない治療を行う

美容外科の道に進まれたきっかけを教えてください。

酒井倫明理事長 酒井形成外科3

もともとクールなイメージに惹かれ、手先が器用で細かい作業が好きだったことから、外科の医師をめざしていたのですが、実際、外科の現場はなかなか難しい面やつらいことも多くありました。そんな中、外科に代わって興味を持つようになったのが形成外科でした。ちょうど昭和大学で鬼塚卓彌先生によって形成外科が診療科目として誕生したばかりで、将来性を大きく感じ、専門的に学ぶことにしたのです。形成外科には生まれ持ったセンスや手先の器用さが求められ、自分にはとても合っていると思っています。その後、大学病院や関連病院で研鑽を積み、1995年に池袋で開業しました。2003年にこの大塚に移転して、美容外科を中心に形成外科や美容皮膚科の診療を行っています。

先生の診療方針についても聞かせてください。

まず、患者さんには時間をとってカウンセリングを行い、丁寧に説明をすること。医学的にできない場合はできませんとはっきり伝えることもあり、誠実な対応を心がけています。治療面では精密さと美しさにこだわっています。顕微鏡を使い、丁寧に細部にまで気を使いながら診療します。手術などの際、ほんの少しでも気になることがあれば躊躇せずやり直すなど、決して妥協はしません。時間はかかっても美しく修復するためにはとても重要なんです。私たちがめざすのは、当院での治療が一つのきっかけになって、患者さんの人生を前向きに変えるお手伝いを行うことです。表情や雰囲気がどんどん明るくなる、といったように患者さんの笑顔を引き出し、明るい人生を進むお手伝いをしていると思えるからこそ、この仕事にやりがいを感じています。

後進の育成にも尽力されているそうですね。

酒井倫明理事長 酒井形成外科4

美容外科は形成外科の一分野であり、高い技術力と深い知識が求められます。傷を小さく目立たなくすることをめざしたり、皮膚や骨などの組織の移植には繊細な手術技術が不可欠ですし、皮膚の下に張り巡らされた神経や血管、筋肉について熟知していることが必要です。ですから日本形成外科学会形成外科専門医の資格を持ち、その上にスペシャリティーを積み重ねていることが求められると考えています。そのため当院の先生方には形成外科の専門性を有した上で、美容外科的な考え方や技術を会得してもらっています。今後、美容外科のニーズもさらに増えていくと思いますので、そのニーズに対応できるよう、精密な手技技術と知識を備える医師の指導と育成をしていきたいと思っています。

専門性や技術を生かす環境で、信頼できる医療の提供を

今後の展望について聞かせてください。

酒井倫明理事長 酒井形成外科5

まず、ニーズの高いエイジングケアに力を入れていきたいですね。また最近では形成外科でも再生医療の分野が注目されています。形成外科の分野でも期待できるジャンルになると感じていますので、取り入れられるものがあれば、いずれ当院でも本格的に取り組んでいきたいと思っています。

専門的な立場から気になることはありますか?

美容外科も患者さんの悩みを解決することが基本であり、患者さんにとってより良い医療を提供することが求められます。決して医師側の都合やお金もうけのためであってはならないと思います。ですから、専門家による、質の高い治療を安心して、より多くの患者さんに受けていただきたいのです。そのためには、患者さんや一般の方にも、形成外科および美容外科について正しく理解していただく必要があると考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

酒井倫明理事長 酒井形成外科6

美容外科の施術を受ける際は、日本形成外科学会形成外科専門医の資格を有する医師の診療を受けることをお勧めします。実際に治療を行う医師が直接カウンセリングをすることも確認してください。また、何軒かクリニックを回ってみて、少し難しい質問にも医学的にきちんと答えてくれるクリニックを選んでいただきたいと思います。そして、広告やSNSに惑わされず、信頼できる情報、信頼できる医師やクリニックを選ぶ目を持って、満足のいく治療やケアを受けてください。当院は、専門性の高い技術を持った形成外科医師が、存分にその能力を発揮できるように手術機械や全身麻酔の体制などの環境を整えたクリニックです。患者さんの健康に寄与して、患者さんのためにあるということをモットーに、悩みを抱えた患者さん一人ひとりに誠実に向き合い、誠心誠意、診療を行っています。どうぞ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼瞼下垂症手術/66万円、ヒアルロン酸注入/8万5800円~
(※症例によって異なる場合がありますので、詳細はクリニックにお問い合わせください。)

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