メディカルケア虎ノ門

メディカルケア虎ノ門

五十嵐良雄院長

頼れるドクター

復職の実現と再発の予防を徹底
うつ病患者のためのリワークプログラム

メディカルケア虎ノ門

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今や国民病ともいわれる「うつ病」。働く世代における発症も多く、現在うつ病などの心の病気によって1ヶ月以上休職している人は、70%近くの企業に存在しているとも。そこで注目されているのが、休職者を対象とした復職支援を行う「リワークプログラム」だ。そこで今回、日本初の終日型リワークプログラムを2005年に開設し、多くの患者の心と向き合ってきた「メディカルケア虎ノ門」で、「リワークプログラム」について伺った。(取材日2013年6月26日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

リワークプログラムとは何ですか?

うつ病や双極性障害(うつと躁の両方の症状が表れる)といった、気分障害や不安障害などの心の病気によって休職されている方を対象に行っている『職場復帰のためのリハビリテーションプログラム』です。デイケア・ナイトケアとしてプログラムが組まれており、決められた曜日・時間に通うことで規則正しい生活を送っていただきます。同じように復職を目指す仲間と共にオフィスワーク、セルフケア(心理教育)、グループワークなどのプログラムを経て、復職への道筋を立てていきます。

メディカルケア虎ノ門のプログラムの特徴は?

当院は官公庁や企業が集まる場所・虎ノ門において、2005年に日本初の終日型リワークプログラムを開設し、働き盛りの年代を中心にした「うつ病」や「不安障害」などの治療を専門としてきました。復職支援の実績やデータを基に、より現実に即した治療を行っています。産業医の経験が豊富な精神科医に加え、保健師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士・臨床心理士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタントといった多職種のスタッフがチームを組み、総合的な視点から職場復帰や再発・再休職予防の支援を実施。リハビリスタッフには医療機関以外での企業経験のある人も多く採用し、職場事情に即した現実的な治療を行うよう心がけています。また、当院のリワークプログラムは治療の一環であるため、利用者には必ず当院への転院をしていただき、主治医、スタッフ、患者さんが一体となって回復を目指しているのも特徴です。

休職を繰り返してしまうことが課題と言われていますが……。

復職しても再休職してしまう方が多く、本人が自信を喪失したり、家族や職場においても負担感を生じるケースがあり、悪循環に陥ってしまいがちです。「復職可能」のレベルは明確に定義できるものではなく、患者や主治医の判断と、職場の求めるレベルとの間に大きなギャップがあることも理由の1つです。うつ病になりやすい人は真面目な人が多く、職場復帰を焦ってしまう傾向があります。また、真面目ゆえに、人に頼まれると断れない、人に仕事を頼めない、問題が生じると自分を責める、といった思考パターンが多く、この傾向が変わらないまま復職してしまい、以前と同じようにストレスを抱えて再発に至ってしまうのです。そこで当院では、グループワークなど集団で取り組むような課題も盛り込んで、その中で一人ひとりの方のコミュニケーションや、どのような役割を担うのかなど客観的に評価しながら、その人に合ったプログラム作りに生かしています。

検診・治療START!ステップで紹介します

プログラムの参加に備え、生活リズムを整える

当院ではいきなりプログラムに参加するということはなく、家庭での療養から、集団活動参加へ心身ともに切り替えるための準備期間を設定。特にうつ病の症状として朝がつらい人が多いので、早起きをして近所の図書館に行ったり、午前中に医師の診察を行ったりすることで、生活リズムを調整。その後、プログラムを見学してもらい、集団への参加が可能かどうかを確認。オリエンテーションも実施。

「リワーク・スクール」のプログラムがスタート

まずは週2回のデイケアに通うレベル1からスタート。虎ノ門まで通勤訓練を開始し、ストレッチや卓球、ミーティングなどの集団作業を通して、人と接することに慣れ、復職の基礎となる心身の土台を作っていく。慣れてきたところで週3回のレベル2-3へ。うつ病講座テキストなどの書籍から病気に対する理解を深め、休職原因を自己分析し、レポートを作成する「オフィスワーク」も開始。自己分析レポートの内容に医師からOKが出たら、「リワーク・カレッジ(R)」へと進むことに。写真はリワーク・スクールのセルフケアプログラム。臨床心理士の講義をそれぞれメモなど取りながら聴講している様子。

「リワーク・カレッジ(R)」のプログラムへステップアップ

週4日のレベル4、週5日のレベル5,6では、擬似的な職場において実践的な体験を行い、復職準備へと移行。事務・企画・システムの3つの部署のいずれかへの配属の辞令が出され、具体的なタスクや役職を与えられる(WSP:ワークシュミレーションプロジェクト)。定期的な会議も開催され、よりリアルな職場を想定した内容に。人と関わり、仕事に取り組むことで、それぞれの課題がより明確になり、スタッフが介入する絶好のチャンスに。また、「セルフケア(心理教育)」や「プレゼンテーショントレーニング」、「キャリア支援プログラム」などのプログラムを通じて、セルフマネジメントや問題解決に必要な能力を養う。レベル5,6ではナイトケアで「認知行動療法」を開始。復職後に想定される具体的なケースのロールプレイングを行いながら、自己理解を深めていく。写真はリワーク・カレッジ(R)の「オフィスワーク」のプログラム。自分自身のスキルアップを図るための時間も用意されている。

リアルな職場体験で行動や思考のパターンをさぐる

復職後とのギャップを減らすために、職場を意識したリアルなプログラムにこだわっているのが特徴。毎週木曜日は「Formal Thursday」とし、通勤スタイルでプログラムを実施。また、レベル3からはナイトケアも追加され、「スキルアップタイム」として語学など自分の仕事上でのスキルアップにつながる勉強を行う。朝から夜までプログラムをこなすことで、実際の勤務時間と同じ長さを過ごせた自信もつく。写真は、メンバー主体プログラムのひとコマ。ひとつのテーマを決め、5〜6名でディスカッション。最終的にはパワーポイントを使用したプレゼンも。

プログラム終了。いよいよ復職へ

復職後のフォローにも力を入れており、毎週土曜日に3時間のショートケアも行っている。復職後に起こりえるストレスフルな状況への対処法、1週間の振り返りや テーマトーク等を行い、再休職予防を目指す。また 復職後に起こる悩みや問題を取り上げて問題解決を実践していく、認知行動療法プログラムも。仲間と悩みを共有し互いに支え合うことが、復職後の孤独感の解消にもつながる。

ドクターからのメッセージ

五十嵐良雄院長

リワークプログラムに実際参加される方は、非常に力のある優秀な方が多いと思います。一方で、ある期間は特に気分が高揚したり、グループでのワークになるとその場を仕切り始めたり、人の意見を遮って自己主張してみたり。このような職場をシュミレーションした集団でのプログラムでは、それぞれの方の「個性」もよく見えてきます。メディカルケア虎ノ門では、リワークプログラムも治療の一環と位置づけ、主治医も当院医師がつとめるようにして一人ひとりの現在の状態をきめ細かく把握しながら、正確な診断を立てて治療に役立てています。まずは見学からでももちろん構いません。徐々に生活リズムを整え、職場に戻った時に必要とされる知識や技能を磨きながら、同じ目標を持つ仲間と復職を目指しましょう。

読者レポーターのメッセージ

匿名男性(30代後半)

メディカルケア虎ノ門のリワークプログラムを経て職場復帰を果たすことができました。ここでは、先生はじめスタッフの方々が本当に親身になって接してくれます。私の気持ちに親身になって共感してくれることもあれば、職場に復帰したときのことも考えて、あえて職場目線での厳しいアドバイスをしてくれたりするんです。リアルな職場の雰囲気もありますので、みんな真剣に取り組んでいますよ。チームでひとつのテーマを掘り下げて考え、答えを導き出していく「メンバー主体プログラム」は、そのプロセスも含めて非常に充実していました。復職後も、フォローアップに参加しながら、今度こそ再休職しないよう頑張っていきたいです。

記事更新日:2016/01/24
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