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吉江 浩之 院長の独自取材記事

ヨシエ歯科医院

(港区/赤羽橋駅)

最終更新日:2021/10/12

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院 main

赤羽橋駅、芝公園駅より徒歩4分。三田駅、田町駅からも徒歩7分ほどという至便な立地にある「ヨシエ歯科医院」。ここは親子4代にわたって地域の歯科医療に貢献してきた歴史あるクリニックだ。「歯科治療が苦手な方でも熱心に通院してくださるのが、うれしいですね」と笑顔で話してくれたのは、4代目院長の吉江浩之院長だ。吉江院長は得意とするインプラント治療をはじめ、歯科用マイクロスコープを駆使した精密治療、矯正治療など幅広い治療を提供している。同院では歯科医師全員がマイクロスコープを使って、常時3~4人体制で治療にあたっているという。今回は、患者の歯科医院嫌いも治してしまうという吉江院長に、地域への思いや治療のこだわりから、趣味の話まで話を聞いた。

(取材日2013年11月5日/再取材日2018年8月6日)

インプラント治療を強みに地域密着型の歯科医療を提供

こちらは先生のご実家だそうですね。

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院1

代々歯科医師の家系で、私で4代目となりました。港区芝の周辺はマンションが次々に建設されにぎやかですが、この一角だけは昔ながらの住宅街が残っています。私が生まれた頃は祖父、祖母、父、叔父の4人の歯科医師がここで診療していましたし、親戚にも歯科医師が多かったので、自分も歯科医師になることが、むしろ自然の流れでした。学校から帰ってくると、診察室の横を通って部屋に入るので、診療中の父の様子をいつも横目で見ていました。父は厳しい人でしたが、家族や親戚がみんなが楽しそうに仕事の話をしていたので、「歯科医師というのは、やりがいがあるおもしろい仕事なんだろう」と、幼い頃から思っていましたね。

院長就任前のご経歴を教えてください。

大学卒業後は、インプラント治療や矯正治療の専門的な勉強をしながら、実家のクリニックに勤務していました。父と一緒に働いてみて、改めて父の診断能力の素晴らしさに驚きました。直接、指導されることはありませんでしたが、診療の様子を背中越しに見聞きすることで、多くのことを学びました。どうしてもわからない時は、私から父に質問することもありましたね。当時のアドバイスは、院長になった今でも役立っています。実家で働いていたので、ある程度時間の融通が利き、身につけたかったエッジワイズ法と呼ばれる矯正治療法や小児の咬合誘導法の習得、インプラント治療の勉強がじっくりできたことはありがたかったです。1995年にクリニックを受け継いだ際は、プレッシャーというよりは、自分がずっとやりたかった地域密着型の診療を思う存分できることがうれしかったですね。

先生の得意分野は?

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院2

インプラント治療は、特に自信を持って提供しています。約7年間の研修を経て、1989年より臨床を開始しました。インプラント治療歴は1990年1月から2018年8月までの28年間で、2510本の埋入実績があります。私はインプラント治療は安全性と確実性を追求することが最も大切だと考えており、当院では、誤った診断をしないように歯科用CTを2006年から導入しています。CTで骨形態を正確にとらえてシミュレーションすることにより、安全で精度の高いインプラント手術をめざしています。また、取り扱っているインプラントにもこだわりがあって、「もし、自分の体に入れるとしたら」という観点から選択しています。経験を積んでもおごらずに、患者さんの体を第一に考えて日々の診療をしていきたいです。

歯科用マイクロスコープを使った緻密な治療に注力

特に力を入れて取り組んでいる治療はありますか?

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院3

歯科用マイクロスコープを使ったより精密な歯科治療に力を入れています。マイクロスコープは2010年に導入し、現在は3台あります。肉眼の20倍まで拡大可能なマイクロスコープを使うことで、これまではっきりしなかった痛みや不調の原因を突き止めることができ、診断・説明がしやすくなりました。この治療と出会った時は本当に驚きましたが、今まで見えなかったものが、はっきりと見えるのですから、この治療法を患者さんのために活用しない手はないと思いました。今ではマイクロスコープなしでの治療は考えられません。

患者さんにとってはどのようなメリットがあるのでしょうか?

保険内治療を含めたすべての治療精度の向上に、マイクロスコープは大きく貢献しています。口の中は見えにくいですから、口腔内を撮影して拡大した動画を患者さんに確認してもらうと、理解度がぐっと上がります。例えば、言葉では説明しづらいような自覚症状のない小さな虫歯も見ることができるので、治療もスムーズです。また「治療しているのに良くならない」というケースも、「歯が割れているので、これ以上治療をしても治らない」という結論が出せるため、必要のない治療を続けずに済みます。このような精密な治療が受けられることは、患者さんにとってメリットといえるでしょう。当院には私を含めて歯科医師が5人、常時3~4人体制で診療にあたっていますが、全員がマイクロスコープを使いこなしています。仕事が丁寧で、患者本位の治療をする先生ばかりなので気軽にお越しください。

診療方針を教えてください。

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院4

目の前にある仕事を一つ一つ大切にやることです。歯科医院は怖いというイメージを持たれがちなので、極力痛くない治療を心がけています。また、患者さんの話をよく聞くことも大事にしています。患者層は、若い会社員から近隣に住む高齢者まで幅広いですが、皆さん歯に対する意識は高いんですよ。歯磨きの仕方を丁寧に説明すると、ご自宅でも実践してくださっているようです。メンテナンスのために毎月通ってくださる方も多いので、80歳でも健康な歯が残っているケースもありますね。診察室では歯のことはもちろん、世間話も飛び交います。とても和やかな雰囲気ですから、珍しい歯科医院かもしれませんね。患者さんからのご紹介も多く、不思議と「歯科医院が怖くなくなった」と言っていただけることが多いんです。そう言っていただけたときは、本当にうれしいですね。

あらゆる分野におけるプロフェッショナルをめざして

インプラント・矯正・マイクロスコープと、専門的な治療を幅広くされていますね。

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院5

昔から何でもできる歯科医師になりたいという思いが強く、歯科医師は何が得意かというよりも、何でもできることが大事だと思っていました。まずは、生意気にも学生時代に矯正治療をすべてマスターしようと思い、矯正専門のクリニックに研修に行ったり、休日を利用して勉強に行かせてもらったりしながら、技術を習得しました。そのおかげで、矯正治療に関しても、診断・治療からメンテナンスまで、当院ですべて対応しています。患者さんの悩みや疑問に対して、先進の知識や治療法を習得した上でお答えしたいのです。中途半端な知識で患者さんと接したくない。あらゆる分野においてプロフェッショナルである歯科医院をめざして、今後も努力を重ねていきたいと思います。

先生の趣味やリフレッシュ法は?

いろいろな物を修繕するのが好きで、日曜大工もしています。割と器用なので、クリニックでも家でも重宝されているんですよ。趣味は「何かいい物はないか」と、グッズを探しにお店を散策することかな。最近では待合室の壁掛けテレビの設置や、診察室の天井の飾り付けなどもしましたね。患者さんは診察台に寝た状態で上を向いていることが多いので、少しでも和んでもらえればと星や動物のシールを貼ったのですが、誰も気づいてくれなくて……(笑)。こんなふうに物作りに興味があるので、生まれ変わったら、釘を使わないで寺院などの建物を造る宮大工に興味がありますね。とはいえ、最終的にはやはり歯科医師を選ぶと思います。

今後の展望と読者にメッセージをお願いします。

吉江浩之院長 ヨシエ歯科医院6

一人ひとりの患者さんを大切に、丁寧な治療を続けていきたいです。今の目標は、マイクロスコープを駆使した治療の精度をさらに上げることです。読者の皆さんには、歯にもっと興味を持っていただけたらいいなと思います。痛くなってから仕方なく歯科医院に行くのではなく、将来できるだけ長く健康な歯でおいしく食事ができるように、悪くなる前に歯科医院に気軽に来ていただきたいですね。当院に来て歯科医院のイメージが変わったとおっしゃる方も多いので、1人で悩むよりは、一度気軽にお越しください。怖ければ、お話だけでも大丈夫です。歯科医師に言いにくいことはスタッフにお話しいただいても構いません。皆さんの歯の健康のお手伝いができることを、スタッフ一同心よりお待ちしています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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