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福田 秀基 院長の独自取材記事

目黒1丁目クリニック

(目黒区/目黒駅)

最終更新日:2020/01/14

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目黒駅西口から徒歩4分の「目黒1丁目クリニック」。院長の福田秀基先生は、独立してから31年、「診療科にこだわらず診る」ことを大切にしてきた。日本赤十字社医療センターに勤務していた頃からの患者や、友人の紹介で遠方から訪れる人もいる。「長く診ているからこそ気づけることもあります。患者さんの些細な変化を見逃さず、状況に応じて専門の病院や先生を早期に紹介することも開業医としての使命だと思います」と話してくれた。実際、診療を通じて先生が大きな病気の可能性にすぐに気づいたことで、一命を取り留めることにつながった患者も多いという。今回の取材では、長年多くの患者を診てきた経験から福田先生が考えるかかりつけ医としての役割や、医療への思いについて語ってもらった。
(取材日2020年1月8日)

かかりつけ医としての使命を果たしていく

クリニックの特徴を教えてください。

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標榜科目は内科、皮膚科、漢方内科ですが、かかりつけ医として診療科にこだわらず診ております。患者さんからの相談で多いのは、糖尿病などの生活習慣病をはじめ、逆流性食道炎や気管支喘息、不眠症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などです。特に生活習慣病は予防と早期介入が重要なので、患者さんにじっくりとお話を伺った上で、その方にとっての適切な治療と無理なく続けられる生活指導を行い、長期的に診ながら変化を見逃さないよう心がけています。また患者さんと病院をつなぐのもかかりつけ医の役割だとも考え、精密検査や手術が必要な場合には、信頼できる医師間のネットワークを生かし、専門の病院を紹介しています。

「目黒1丁目クリニック」は2ヵ所目の移転先だそうですね。

最初に開設した「目黒東口クリニック」で25年、その後「恵比寿東口クリニック」で5年、そして現在は「目黒1丁目クリニック」で2019年10月1日より診療をしています。開業医として31年目になりますので、親子2代3代で通ってくださる方もいらっしゃいますし、引っ越しをされても遠方から新幹線でいらしてくださる患者さんもおります。通院するのが難しくなった高齢の方には在宅医療も行っています。以前、母娘2代にわたって往診していたことがあるのですが、そういう経験をさせていただけたのも患者さんと長いお付き合いをしてきたからだと思います。場所は変われど、どんなときも患者さんにしっかりと向き合い寄り添う気持ちを大切にしています。

寄り添う診療をしてくださるのは患者さんにとって安心ができることだと思います。

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患者さんがどんなことに不安を感じているのかを伺いながら、長期的な視点で改善することをめざし、一人ひとりに合わせた診療を心がけています。当院には、大病院に通っていたけれど、なかなか症状が改善せず相談に訪れる方が多くいらっしゃいます。大病院では、たくさんの患者さんが来院するため診察に割ける時間が決まっています。ある糖尿病の患者さんに、食事療法も生活改善も、無理をせず長続きする方法をご提案したところ、「先生は厳しくないんですね」と前向きに治療に取り組んでいただけるようになりました。また、アトピー性皮膚炎の重い症状で悩まれていた患者さんが相談にいらしたことがあり、生活習慣や食事のことなど丁寧に伺った上で漢方の処方や生活指導などを含めて診療を進めていきました。経過を診ていく中で患者さんの表情が明るくなっていき、糖尿病でいらした方も含めそういった姿を見ることは医師として大きなやりがいになっています。

西洋医学・東洋医学にとらわれず日々研鑽を積む

以前から、漢方も診療に取り入れているそうですね。

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一つ一つの症状に対してそれぞれの薬を処方する西洋医学に対し、東洋医学では体質に合わせたものを処方します。興味を持ったきっかけは、日本赤十字社医療センターで漢方医学の専門家に出会ったことです。現在は、日本東洋医学会漢方専門医の資格を取得しています。これまで漢方は作用機序が解明されていない部分が多かったのですが、近年、研究が進んでいます。より適切な処方をするため診療終了後に講習会に参加するほか、毎朝診療前にも勉強する時間を設けています。漢方に限らず医学は進歩し続けていますから、経験を積んでもなお、常に最新かつ最善の医療を患者さんに提供するために学び続けていきます。

漢方の処方について、もう少し教えてください。

内科疾患はもちろん、整形外科や婦人科、皮膚科、神経科など、適応分野は多岐にわたります。状況に応じて西洋医薬も用いて、東洋医学と西洋医学の良いところを組み合わせながら、最大限の効果を引き出せるよう努めています。たとえ同じ症状でも、患者さんの体質や体の状態によって効果は異なるため、処方にあたってはそれらも含めたあらゆる情報が必要となります。例えば神経痛の場合、痛みの程度だけでなく、長い距離を歩いたときに痛みが出るのか、短い距離でも痛いのかといったことまで確認していきます。患者さんの答えによって処方する薬も変わりますので、話を聞くことは非常に重要です。

医師として大切にしていること何でしょうか?

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症状を改善に導き、苦しんでいる患者さんを救うのは当然ですが、もう一つ自分の使命だと感じているのは、患者さんの不安を取り除くことです。例えば薬の副作用が心配で、処方されても飲まないという方がいますが、ご自身の病気や処方された薬について理解していなければ不安になるのは当然です。そのため当院では、患者さんが不安に感じていることをお話しいただき、まずは病状や治療の流れ、薬の効き方や使い方などについて一つ一つ丁寧にご説明しています。その分診療時間が長くなることもございますが、安心して治療を受けていただくためには欠かせないことですので、ご理解いただきたく思います。

これからも生活に寄り添った誠実な診療を

現在、医療に関して関心を持っていることは何ですか?

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がん治療における免疫療法に注目しています。というのも、これまで診てきた患者さんの中にはがんで亡くなられた方もいて、医師としてがん患者を減らしたいという思いが強くあります。そのため、少しでもがんの罹患を食い止められるよう、生活習慣病の段階で適切な治療を行うとともに、免疫療法をはじめ新たな治療法についても専門のウェブサイトなどを通じ、見識を深めています。ほかには、超高齢社会にどう対応していくかも関心を持っていることの一つです。長く通われている患者さんの高齢化も進んでおりますので、かかりつけ医として患者さんやご家族のお役に立てるよう、今後も在宅医療を中心に自分にできることを模索していきたいと思います。

趣味は何ですか?

トライアスロンと、それをさらに過酷にしたアイアンマンレース、マラソンです。25年前にスポーツジムのトレーナーと一緒にトライアスロンに参加して以来、続けています。今は休んでいますが、体を動かすのが好きなので診療前はジムで毎日10キロ走り、週に2~3回は筋力トレーニングをしています。おかげで腹筋が8つに割れていて、驚かれることも多いですね。体を鍛えることで、筋肉や関節のケアの大切さを実感するようにもなり、診察時に運動指導をすることもあります。例えば膝が痛い方にはすぐ注射を打つのではなく、まずは簡単なトレーニングで筋肉をつけてもらったり、筋トレをしたい方にはアドバイスを行ったりしていますので、気軽にご相談ください。また患者さんの中にはアスリートもいますので、ドーピングに注意しながら薬を処方するなど運動経験が役立つことも多いですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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最近は、糖尿病や高尿酸血症、肥満症といった生活習慣病の方が増えている印象があります。生活習慣病は悪化すると、がんにつながる可能性もありますので、早めの対処が必要です。当院では患者さんの生活に寄り添いながら、食事や運動の指導をしておりますし、肥満専門の外来も設けています。健康のためには、とにかく睡眠時間を確保してほしいですね。仕事や子育てなどで難しい部分もあるとは思いますが、できるだけ心のゆとりを持ちましょう。自宅は寝るために帰る場所ではありませんから、ご家族との時間を大切にしながら、家を「HOUSE」ではなく「HOME」にしていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

肥満の外来初診料/5000円~

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