全国のドクター9,103人の想いを取材
クリニック・病院 158,819件の情報を掲載(2024年3月29日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市戸塚区
  4. 戸塚駅
  5. ささき矯正歯科クリニック
  6. 佐々木 光司 院長

佐々木 光司 院長の独自取材記事

ささき矯正歯科クリニック

(横浜市戸塚区/戸塚駅)

最終更新日:2024/03/15

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック main

JR横須賀線戸塚駅から徒歩2分のビルの5階にある「ささき矯正歯科クリニック」は、患者の立場に立った丁寧な治療に努めている矯正治療専門のクリニックだ。「患者さんの協力なしに治療を成功に導くことはできません。そのため常に患者さんの気持ちを考え、治療に伴う苦痛や負担は極力取り除いて差し上げるように心がけています」と話すのは、院長の佐々木光司先生。30年以上のキャリアを持つ、矯正治療のエキスパートだ。矯正歯科医師としての技術の高さだけでなく、温かく、優しい人柄もうかがえる佐々木先生に、矯正歯科治療のことや診療にかける思い、プライベートの過ごし方などを聞いた。

(取材日2024年2月13日)

矯正開始のタイミングは人それぞれ、まずは相談を

患者さんはお子さんが多いのですか?

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック1

骨格的に問題のある場合や下顎が横にずれている場合は4、5歳から矯正を始めることもありますが、やはり全体的に小学生、中学生、高校生が多いですね。ただ、最近は成人も若い女性を中心に増えてきています。成人男性も多く、50代、60代の方も男女ともにいらっしゃいますね。患者さんが受診されるきっかけはさまざまで、もちろん歯並びをきれいにしたいという審美的要求のこともありますが、噛み合わせなどの機能面を気にされて受診される方も結構いらっしゃいます。以前は「矯正歯科は歯並びをきれいにするところ」というイメージが強かったように思いますが、患者さんの意識もだんだん変わってきていて、矯正は見た目をきれいにするだけでなく、歯を長持ちさせたり、よく噛めるようにするために行う治療だということを、きちんと理解されている方が増えてきているように思います。

噛み合わせが悪いままにしておくと、どのような問題が出てくるのでしょうか。

例えば、全体にデコボコした歯並びの方がいらっしゃいますよね。そういった方は、歯磨きをしても磨き残しをしてしまうことが多く、歯周病や虫歯になりやすい傾向があります。そのため将来的に歯が長持ちしにくい。80歳で自分の歯を20本残す「8020(ハチマルニイマル)運動」という言葉を耳にされたことがあると思いますが、実際に80歳で歯が20本残っている方の中に歯並びや噛み合わせが悪い方はほとんどいないといわれています。また、歯は咀嚼(そしゃく)といって、本来、物をきちんと噛み砕くために存在するものなのですが、噛み合わせに問題がある患者さんは、咀嚼効率が悪く、物をきちんと噛み砕くことができません。そうなると、消化器にも負担がかかり、全身の健康状態に影響が及ぶ可能性もあります。また、噛み合わせがずれていると顎の関節に負担がかかることもあります。

歯が生え替わる、お子さんの場合は矯正治療を始めるタイミングの判断が難しいと思うのですが。

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック2

早いケースでは4、5歳から始めることもありますが、お子さんのお口の状況によって治療を始めたほうがいいタイミングは違います。よく同じ年頃のお子さんが矯正を始めたと聞くと、「そろそろうちの子も始めなくっちゃ」となるお母さんがいらっしゃいますが、お子さんの歯のことで何か気になることがあれば、かかりつけの歯科医師か矯正を専門とする歯科医師に相談してアドバイスを受けることをお勧めします。というのは、歯並びはきれいに見えても、噛み合わせに問題があるケースは意外と多く、一般の方が、矯正治療の要・不要を自分で判断することは難しいのです。例えば、下の前歯が上の前歯の歯茎を噛んでしまっているほど深い噛み合わせの状態は顎関節症との関連性も指摘されていることから、矯正治療をすることが望ましいのですが、歯並びがデコボコしているわけではないので気づかずに放置されることが多いです。

矯正を行うために患者とのコミュニケーションを重視

治療の際に特に気をつけていらっしゃることはありますか?

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック3

虫歯や歯周病の予防をしっかりとすることですね。そもそも矯正治療は、虫歯や歯周病にならないために行う治療なんですが、矯正用の装置を入れることによって、どうしても歯磨きがしづらくなってしまいます。それが原因で治療中に虫歯になってしまうのは本末転倒ですから、虫歯の予防を考えることが、矯正治療では非常に重要なんです。そのためブラッシング指導を徹底的に行いますし、唾液を調べることで、虫歯のなりやすさがわかりますので、検査の結果、虫歯のリスクが高い場合には、フッ素によるうがいを行ったり、歯科衛生士が糖分の摂取量を指導するなど、患者さん一人ひとりの状況に適した予防策を実践していきます。そういった患者さんごとの予防策を行うためにはしっかりとしたコミュニケーションが大切です。まずは私や歯科衛生士の方とおしゃべりするような気持でご来院いただければと思います。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

矯正治療は時間がかかりますから、途中で嫌になって治療を止めてしまうということが起こらないように、常に患者さんの気持ちを考え、患者さんの負担を軽減することを心がけています。例えば、矯正用の装置を入れた際に、まれになかなか違和感が解消しないこともあります。それが患者さんのストレスになっているような場合は、機能的には一番優れた装置だとしても、迷わず入れ変えます。「この装置が一番いいんだから頑張って使いなさい」というようなことは決してしません。また、視覚的にわかりやすい説明を行うことも心がけています。やはりお口の中の状態というのは普段ではわかりにくいものであり、不安なことも多いと思います。ですので、模型や口腔内の写真等を使って目で見ながら理解できる説明を行うようにしています。矯正前、矯正後それぞれどうなるのかを実際の例を用いて説明したりすることで少しでも安心して矯正をスタートできればと思います。

矯正に伴い、さまざまな指導をされているそうですね

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック4

ブラッシング指導はもちろん、習慣になってしまっているお口の癖に対する指導も行います。爪を噛んでしまう等、人にはそれぞれ癖があると思います。お口の癖に関わるものでお子さんによく見られるのが、物を飲み込む時に、舌で歯を押してしまう癖です。この癖が原因で開咬やすきっ歯、出っ歯になってしまうことがありますし、矯正が終わった後も、この癖が残っていると、例えば出ていた歯を後ろに引っ込めることができたとしても、数年たつとまた前に出てくるということが起こりかねません。そのため、そういった患者さんの場合は、歯科衛生士が中心となって、癖に対するトレーニングを矯正治療と並行して行います。

趣味はダイビング、年1回の慰安旅行はダイビングへ

ところで先生のご趣味は?

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック5

趣味はダイビングとスキーです。うちは息子が2人いるんですが、2人ともジュニアダイバーといって、小さい時からライセンスを持っているので、家族でダイビングに行きます。とはいっても、忙しいので実際に行けるのは年1回、子どもたちも参加することのある従業員との慰安旅行くらいですね。当院のスタッフはダイビングやスノーケリングをする人が多いので、慰安旅行は、沖縄とか、パラオとか、サイパンといったマリンスポーツができる場所に行くんです。皆、年1回の旅行を楽しみにしているんですよ。普段の休日は、ゴルフに行くこともありますが、妻と一緒に出掛けてぶらぶらしたり、ランチに行ったり、ワインを飲んだりといったことのほうが多いですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

佐々木光司院長 ささき矯正歯科クリニック6

お子さんやご自身の噛み合わせや歯並びが気になったら、インターネットなどでいろいろな情報を集めることも大事ですが、まずは信頼のできる矯正歯科に相談していただきたいと思います。噛み合わせを改善できれば、歯並びや笑顔に自信が持てるようになるでしょうし、何より自分の歯でしっかりと物を噛んで消化するということが、健康維持にもつながるのですから。「矯正に少し興味はあるけど相談に行きにくいな……」、「こんなこと先生に相談していいのかな」と悩まれている際はぜひご来院ください。まずは患者さんのお考えやご要望をお聞かせいただければと思います。そして矯正治療を開始したら一緒に頑張っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/5000円、上下歯列全体を対象とした矯正/70万円~80万円

Access