会沢産婦人科医院

会沢産婦人科医院

会沢芳樹 院長

頼れるドクター

21773

お産は自然に起こること。不安にならなくても大丈夫

―出産のための入院に関するサービスや特長はありますか?


足裏マッサージなどのリフレクソロジーを行っています。また、当院の入院設備は、個室が二つで残りはすべて大部屋です。今は個室が主流になりつつあるようですが、大部屋で複数のお母さんが一緒にいると、話に花が咲きママ友のような関係が生まれるようです。初めて出産をするお母さんが経産婦さんに出産や育児について色々と聞けるなどのメリットがありますね。個室を希望していた方に一時的に大部屋に入っていただいた後、個室が空いたからと案内しても「このまま大部屋」、と言う方もいらっしゃるくらいです。隣にどんな人が住んでいるかわからないような時代ですから、お母さん同士が仲良くできる環境も悪くないんじゃないかなと思いますね。大和市でも毎年、若干出生数は減っているのですが、当院に来る方は、3人目、4人目の経産婦さんも多く、同じ病室の人が上の子どもの同級生のお母さんだったりすることもあるので、毎日賑やかで楽しいですよ。面会時には子どもたちも自由に出入りできるようにしていますから、子どもたちもいっぱい来ます。数日間でも家族がバラバラなのはかわいそうですからね。病室はいつもわきあいあいとしています。

―日々の診療やお産に立ち会う際に大切にしていることは何ですか?


正しい診断をすることが大切だと考えています。妊娠するとほかの体の部分にも影響が出ます。つわりで吐いたり、胃腸が弱くなるなど生理的な変化で起こる症状も多いのですが、だからと言って、何でも妊娠のせいにして放置しておくわけにはいきません。何か別の病気が隠れている可能性もあるので、状況を正しくお伝えして必要に応じて内科などの受診を促すようにしています。お産は本当に十人十色で、教科書通りにはいかないものです。診断の基準を念頭に置きつつ、状況判断することが一番苦慮する点かもしれません。昔の人は「三日三晩寝ずに産んだ」なんて話をしますが、陣痛が起こらないのも、陣痛が起こっても生まれてこないのも何らかの理由があるからです。そこで自然分娩にこだわって、赤ちゃんもお母さんも危険にさらすようなことになれば本末転倒です。自然分娩でいくのか、陣痛促進剤を使うのか、帝王切開にするのか、無痛分娩を選択するのか、その見極めが重要で、そこで役立つのがこれまでの経験だと思っています。

―出産に不安を感じる妊婦にはどのように声をかけますか?


陣痛がどんなものか、いきむ時にはどうすればいいか、ラマーズ法やソフロロジーといった呼吸法は効果的なのかなど、不安は尽きないものです。当院のお産は、特別に取り入れていることはないので、患者さんが呼吸法の勉強をされて試してみたいのなら、その呼吸法を取り入れればいいし、自由にしてくれて構わないんですよ。僕が患者さんにいつも話すのは、そんなに詳しい知識がなくても、自然に起こることだから大丈夫だよということ。もちろん、「力を入れないでね」、「子宮口が開くまでいきまないでね」というようなアドバイスはしますが、知識がなくても恐れることはありません。案ずるより産むが易しってこともありますから、まな板の上の鯉だと思って心配しなくていいですよとお伝えしています。また、20年前に陣痛促進剤の使用について問題になったことがあり、それについて不安に思っている方もいると思うので、事前に正しい内容と使用することもあるかもしれないことを説明し、必要性に納得していただき同意を得た上で進めるようにしています。

記事更新日:2016/01/26


Access