横浜まちだクリニック

横浜まちだクリニック

渡辺英靖 院長

頼れるドクター

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リハビリテーション専門医だからこそ、在宅医療で生かせることは多い

―「自分にしかできない診療はこれ!」というような渡辺先生の診療の特色を教えてください。

リハビリテーションを専門にしていましたから、その特色を生かした診療をしています。例えば、ストレッチ指導や嚥下(飲み込み)訓練のサポート。歩行をサポートする装具、例えば義足なんかも患者さんのご自宅で作れますし、手足に麻痺がある人には筋肉の緊張を緩和するためにボトックスを注入するなど、リハビリテーション科だからこそできる治療を取り入れていますね。あとは、家屋評価でしょうか。リハビリ科の医師って、入院している患者さんが退院することになったら、退院前に一度ご自宅を見に行くんですよ。それで、「ここに手すりつけたほうがいい」「ここには椅子をおいたほうがいい」と、環境設定や改修が必要な箇所を確認して指導するんです。でも在宅医療の場合は、毎回ご自宅を訪問するわけですから、気がついた点があれば訪問の度に指導ができますよね。それは患者さんにとってもすごく大きいことだと感じます。

―患者さんと接する時には、どのような工夫をされていますか?

今160人ほどの患者さんを診ていますが、僕にとっては160分の1であっても、患者さんにとっては僕しかいないので、本当に心待ちにしてくれているんですよね。僕もその気持ちに応えたいですから、患者さんのことは自分の家族だと思って接するようにしています。特に在宅医療の患者さんは、外との関わりがどうしても不足してしまいますから、ちょっとしたことでもすごく喜んでくれるんです。例えば「髪切ったね」とか「ちょっと太った?」なんて言いながらおなかをさするだけでも笑顔を見せてくれます。その人にとっては月に2回しかない待ちに待った訪問だということを意識して、コミュニケーションをとるよう心がけています。

―在宅医療はご家族との関わり方もとても重要だと思いますが、ご家族とのやりとりにはどんなことを心がけていらっしゃいますか?

在宅医療はどうしても「お看取り(おみとり)」が多いもの。基本的には患者さんの意思を優先しますが、ご高齢の患者さんの場合は、ご本人には病気に関してはやんわり伝え、ご家族としっかりと話をするというケースが多いんです。ですから、患者さんはもちろん、ご家族とのコミュニケーションは非常に大切。在宅で最期まで診るのか、もしもの時は救急搬送はするか、点滴はするか、どうすることが患者さんにとってもご家族にとっても一番幸せなのかをよく話し合う。その上で診るよう心がけていますね。また、末期の患者さんと接するなかでは、一番いい状態でお見送りしてさしあげられるような環境を作ることも僕たちの役目だと思っています。「もうあと一週間ぐらいの時間なので親戚連れてきてあげて」とか「外に連れていってあげて」と、ご家族と一緒にいる時間を作ってあげるんです。そういう意味ではライフプランナー的なところがあるかもしれませんね。



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