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若い頃から取り組むとメリットが大きい
予防歯科の流れ

アキヒロデンタルクリニック学芸大

(目黒区/学芸大学駅)

最終更新日:2024/09/04

アキヒロデンタルクリニック学芸大 若い頃から取り組むとメリットが大きい 予防歯科の流れ アキヒロデンタルクリニック学芸大 若い頃から取り組むとメリットが大きい 予防歯科の流れ
  • 保険診療

若いうちから、歯や口の健康を守ることは重要だ。しっかりケアをしていないと将来、虫歯や歯周病となり、治療が必要となる。虫歯や歯周病でしっかり食べ物を噛めないと、胃腸に負担を与えバランス良く栄養を取ることができない上に、歯周病は糖尿病や心疾患に悪影響を与えることも報告されている。何より口元の見え方や口臭が気になると、自信を持って話したり笑ったりすることがおっくうになる。病気から体を守るためにも、豊かな食生活やコミュニケーションを楽しむためにも、歯や口の健康は重要だ。そこで、「予防歯科の重要性を発信して目黒エリアの住民の健康づくりに貢献したい」という「アキヒロデンタルクリニック学芸大」塚原明弘院長に予防歯科の具体的な診療の流れについて取材した。

(取材日2024年8月26日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q予防歯科とはどういったものでしょうか。
A

予防歯科はまだ浸透していないイメージがありますが、基本的には、定期的にお口の中をチェックして、汚れや歯石をクリーニングし、メンテナンスすることを習慣づけて虫歯や歯周病を予防していこうというものです。一般の方の、歯科クリニックに対する認識はまだ「痛くなったら受診しよう」「歯の色が気になってきたからお掃除しようかな」ぐらいの感じだと思います。定期的に通って検診とメンテナンスを受ける発想はあまりないようです。しかし、歯科先進国といわれている北欧では、子どもも大人も定期的に通院する予防歯科がスタンダードで、日本でも健康意識の高い方は積極的に取り組まれるようになってきました。

Qなぜ、若い頃から予防歯科に取り組むことが重要なのですか。
A

若いうちはまだ虫歯や歯周病になっていない人が多いので、その状況から口の中の環境を適切に管理していくと、将来にわたって虫歯や歯周病の予防が望めるからです。歯を削ってかぶせ物を入れたり、抜歯して入れ歯やインプラント治療を受けるリスクが軽減でき、治療費もそれほどかかりません。また治療後もメンテナンスを受けていけば再発予防につながります。口腔内がきれいで健康な人は、感染症や全身疾患のリスク軽減にもつながるといわれていますから、全身の健康を守るという意味でも若いうちからしっかり予防してほしいのです。できれば永久歯が生えそろった小学生の頃から、予防を習慣づけていただきたいですね。

Qこちらでの予防歯科について教えてください。
A

当院では、患者さん一人ひとりに合わせた内容で、保険診療の範囲内で定期検診とメンテナンスを行っています。かかる時間は1時間程度です。まず、当院で虫歯治療などを受けた後の患者さんには、定期的に通院していただいて、診察でお口の中をチェックし、虫歯や歯周病などの問題がなければ歯石除去やクリーニングを行い、自宅でのセルフケアについての指導を行います。進行した歯周病の方などでご自分で歯磨きがしっかりできていない場合は、口腔内の汚れの染め出しを行い、磨けていない部分をわかりやすく指摘してブラッシング指導を丁寧に行います。歯周ポケットの深さも測り、毎回、データを見せてご説明します。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診票をもとにヒアリング
アキヒロデンタルクリニック学芸大 問診票をもとにヒアリング

同院の予防歯科の初診では、かなり長い時間をかけてヒアリングを行い、考えられる予防処置や治療法などについてしっかり説明する。治療後のメンテナンスの場合も、治療後の様子や生活習慣などをよく聞き取り、患者とのコミュニケーションを大切にしているという。

2口の中の状態を検査にて把握
アキヒロデンタルクリニック学芸大 口の中の状態を検査にて把握

虫歯と歯周病のチェック。虫歯に関しては、残っている歯がどれだけあるか、一本一本の歯にどのような治療が施されているか、今はどのような状態かを確認する。歯周病については、1本ずつの歯に対して歯周ポケットの深さを調べ、汚れや、歯が揺れていないかを調べる。その上でエックス線写真を撮り、口腔内の状況について説明を受ける。

3歯のクリーニング
アキヒロデンタルクリニック学芸大 歯のクリーニング

同院では、初診の場合も、治療後のメンテナンスの場合も、最初に必ず塚原院長が診察を行ってから、歯石除去や歯のクリーニングを行う。歯科衛生士が行う場合が多いが、患者の希望などがある時は院長が行うこともある。状態によってはクリーニング後にフッ素を塗布する。

4セルフケアについての指導
アキヒロデンタルクリニック学芸大 セルフケアについての指導

歯ブラシの選び方や、歯間ブラシ・フロスの使い方、歯周病予防のための洗口液についてなど、セルフケアに関する指導を受ける。歯ブラシだけでは半分も磨けていないというデータもあるため、同院では歯間ブラシやフロスでのケアについてよく説明しているという。口臭について悩んでいる患者の場合には、舌ブラシを勧めるようにしているそうだ。

5定期的なメンテナンスへ
アキヒロデンタルクリニック学芸大 定期的なメンテナンスへ

メンテナンスの間隔や頻度は、口の中の状況や生活スタイルによって、相談して決める。通常は3ヵ月〜4ヵ月に1度ぐらいで、セルフケアがしっかりできている場合は、5ヵ月間隔になることも。逆に、歯周病が進行している場合などは、治療や歯科衛生士によるケアが必要であるため、1ヵ月ごとの通院が勧められる。

ドクターからのメッセージ

塚原 明弘院長

歯科は「痛くなったら通うところ」「治療したら終わり」というイメージが今も強いようです。しかし、歯が痛くなる前に検診を受けていただければ、虫歯や歯周病の早期発見につながって、低侵襲の治療で健康を維持することにもつながります。治療期間も短く、コストも抑えられるでしょう。また、お子さんや若い世代は、虫歯のないうちから定期的に歯科に通い予防していくと、生涯歯を守ることも望めます。そうしたメリットに気づいていただけるように、患者さんのお悩みに寄り添いながら、予防意識が高まるように働きかけていきたいと考えています。定期的な検診とメンテナンスで、地域の皆さんの健康づくりに貢献することをめざしたいですね。

塚原 明弘院長 アキヒロデンタルクリニック学芸大
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