田中クリニック横浜公園

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田中冨久子 院長

頼れるドクター

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「エストロジェンと脳」の研究にひたすら没頭

―先生はなぜ医師を目指されたのですか?

軍人だった父は終戦をニューギニアで迎え、帰国するまで数年ほどかかったんです。その間、洋裁を学んだ母が、女手ひとつで私と妹を養ってくれました。母がいつも私に言っていたのは「これからは女性も手に職をつける時代」という言葉。それが医師を目指すきっかけになりましたね。でも、横浜市立大学医学部に進学し、医師免許症を取得したあと生理学を専門に選んでしまったのは、ある教授と出会ったからです。脳について研究されている先生だったのですが、とにかく面白い方で。彼の研究内容にも興味を持ち、結局大学院に進んでずっと脳とエストロジェンについての研究に没頭してきました。当時は、まさか脳の研究から更年期障害治療を始めることになるとは思ってもみなかったですね。これまで脳の性差のなどについて多くの執筆もしてきましたが、こんなにもエストロジェンの減少が脳、つまりは心に影響するということは、実際に診療を開始して初めて実感したことです。今、私の治療で多くの患者さんがよろこんでくださることを実感。自分がずっと学び続けてきたことが、こんなふうに患者さんのためになることを、とてもうれしく思っています。

―アメリカへ留学もされていらっしゃいますね。

はい。ダラスのテキサス大学に、私の学んでいる領域でとても有名な教授がいらしたので、留学するならどうしてもその先生のもとに行きたいと思ったんです。もう35年も前のことですから、普通の方が聞けば、とても大変なことだったと思うかもしれない。でも私には、そういう思いは全くなかったですね。ただ、留学先のダラスまで訪ねてきてくださった恩師は、「よく、こんな砂漠の真ん中で女一人で生きているなあ」と驚いていらっしゃいましたよ(笑)。でも、アメリカの研究だけでなく生活についても非常に多くのことを学び、私はひたすら楽しかった。今でも、当時ダラスに留学していた仲間と「あれは私たちの青春だったね」と話しているんですよ。

―お忙しい先生。ご自身の自由な時間はどのように過ごされているのでしょう?

これまでの研究内容を本にして出版しているんですが、そういった執筆をするのは、とても充実した時間ですね。それに、半年前からはカルチャーセンターで日本画を習い始めました。もともと学生時代は美術部で油絵を描いていて、日本画も描きたいなあとずっと思っていたんですよ。一番のリラックスタイムは、大好きな猫たちと過ごす時間。本当にくつろぎます。もし、のんびりできる時間があったとしたら、どこか旅行にも行きたいですね。トルコやエジプトは、ぜひ一度行ってみたいところです。

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