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四谷見附クリニック

四谷見附クリニック

吉川 嘉一郎院長

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形成外科から美容外科へ、つながる1本のベクトル

―医師を志したきっかけを教えてください。

実は、医師になる気はなかったんです。小さい頃から機械いじりが大好きで、家の機械が壊れると必ず分解する子どもでした。将来の夢はエンジニアだったんです。大学進学にあたっても工学部を何校か受験していたのですが、そのほかに同じ理系ということで慶應義塾大学の医学部も受けてみました。そうしたら、合格。ただ当初の志望通り工学部にも受かっていたので、そちらへ進もうと思ったのですが、周囲から「せっかく医学部に受かったのに、もったいないのではないか」という声が上がりました。すごく悩み、尊敬していた中学の恩師をはじめ20人ほどの大人や先輩の所へ意見を聞きに回ったんです。最後には、このチャンスを生かして医学の道へ進んでみようと心を決めました。

―形成外科を専門とされたのはなぜですか?

もともとは手術をこなす外科が第一志望でした。形成外科は、よく整形外科と混同されがちですが、首から上の骨折などは形成外科が担当します。また耳や鼻、顎などのケガ、顔面骨骨折、さらに全身皮膚表面のケガや、やけど治療の中でも皮膚を貼ったりつないだりするような手術もします。他にも、事故で切断してしまった指をつなぐ、といったようなことも形成外科の分野ですね。大学などでは移植手術の際に細かい血管の縫合も行います。僕としては外科に進もうと考えていたのですが、医局時代に出会った形成外科の先輩から強く引きとめられ、そのまま形成外科の面白さに目覚め、居ついてしまったような次第です。

―美容外科へと診療分野を広げたきっかけを教えてください。

慶應義塾大学病院で僕も開業までにいくつかの病院に勤務しました。各病院を回っていくなかで、転機になったのが伊勢慶應病院(現・伊勢慶友病院)での勤務です。伊勢慶應では形成外科と同時に、美容外科にも携わるチャンスが多々ありました。それまで遠い世界だと思っていた美容外科が、「実は形成外科と同じラインの上にあるのだな」と認識を新たにするきっかけになりました。どういうことかと言うと、まず、もって生まれたままの顔の状態をゼロとしますよね。僕がそれまで従事していた形成外科は、事故などでマイナスになってしまったその顔をゼロの状態へと戻す作業で、美容外科の場合はさらにプラスの状態をめざしていくということです。つまり、マイナスからゼロを経てプラスへと伸びて行く1本のベクトル。美容外科の現場に身を置いたことで、その意義や魅力に目覚めることになりました。



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