大人になっても消えない蒙古斑に
レーザー治療という選択肢も
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック
(千代田区/御茶ノ水駅)
最終更新日:2024/04/15
![SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 大人になっても消えない蒙古斑に レーザー治療という選択肢も](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctormt/img_title_url/12213/MT2_main_Z57470_20240402_076.jpg)
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- 保険診療
乳幼児期に見られる青あざの一種、蒙古斑。その多くは成長に伴い自然に消えていくが、大人になっても残るものもある。人の目にふれる場所にあるなど、あざが気になる人にはレーザー治療という選択肢も。御茶ノ水駅から徒歩約3分の場所にある「SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック」。美容クリニックグループを母体とする同院は、美容皮膚科・美容外科・皮膚科・形成外科を標榜し、中でも保険診療による子どものあざの治療に注力するクリニックだ。院長の堀弘憲先生は、形成外科の医師として大学病院などで多くの患者の診療に携わってきた。その経験に基づく専門的な知識と技術を生かしながら、先進機器を用いた治療を行う点が強みだ。「幅広い年代の皮膚の悩みや不安を解決したい」と話す堀院長に、あざの治療について詳しく聞いた。
(取材日2024年4月2日)
目次
子どもの時から残るあざ。安全性や痛みに配慮した、保険適用のレーザー治療という選択肢も
- Q大人になっても消えない蒙古斑もあるのですか?
-
A
▲話しやすい雰囲気づくりを心がける堀院長
生まれつきお尻に見られる青あざ、蒙古斑はよく知られていますが、お尻以外の場所にできる異所性蒙古斑という青あざもあります。異所性蒙古斑は、お尻にできる蒙古斑より消えるのが遅いといわれ、成長後も残るものがあります。特に色が濃いものや、あざとそれ以外の皮膚の境界がはっきりしたものは残りやすいといわれます。他にも、生まれつき見られるあざで顔の片側にできる太田母斑という青あざや、単純性血管腫という赤あざなども自然に消えることは基本的にはありません。生後しばらくして出現する乳児血管腫(いちご状血管腫)という赤あざは、成長に伴い消えていくといわれますが、皮膚の凹凸やしわ、赤みなどが残ることもあります。
- Q大人になってからでも、あざの治療はできますか?
-
A
▲患者が理解できるように治療方法を丁寧に説明
大人になってからでも、あざを消すための治療をすることは可能です。顔や手足などの人目にふれるところにあざがあり、気になるという方はご相談いただければと思います。ただし、子どもと比較して大人は皮膚が厚く、特に日焼けをしている場合などはレーザーによる治療の成果が期待できないことがあります。また、皮膚が黒ずむ色素沈着や、反対に白くなってしまう色素脱失などの合併症が起こりやすいこともあり、治療をしたほうがいいか否かについては慎重に検討します。また、大きなあざの場合などは、まずその一部分だけにレーザーを当てて様子を見るなど、試験照射をした上で治療を進めるかを判断することもあります。
- Qこちらでは具体的にどのような治療をしているのでしょうか?
-
A
▲あざなどに用いるレーザー機器
当院では、大人の異所性蒙古斑や太田母斑といった青あざ、単純性血管腫、乳児血管腫などの赤あざなどに対してレーザー治療を行っています。当院は美容クリニックを母体としているため、先進の機器を導入することができ、安全性に配慮しつつ効率的な治療を追求できるところが強みと考えています。レーザーを照射する面積が大きい機種を使用することで、治療時間は短く、治療回数も少なくするよう努め、患者さんの負担が少ない治療を心がけています。入院などは不要で、局所麻酔による日帰り治療が可能なため、お仕事などで忙しい方にも無理なく治療を受けていただけると考えています。
- Qそれらの治療は保険診療で行えるものですか?
-
A
▲清潔感と落ち着いた雰囲気にあふれた待合室
あざを消すための治療というと、保険が利かない自由診療になり高額な治療費がかかるのでは、と心配される方もいるかもしれません。しかし当院では、あざの治療は原則的に保険診療で行っています。費用は、あざの種類や大きさ、場所などによって異なります。治療の回数や頻度、期間も、あざの種類や大きさ、場所、色の濃さなどによりますが、一例として、異所性蒙古斑の治療では6ヵ月ほど間隔を空けて行うことが多く、回数は、治療後の状況や合併症の有無など、経過を見ながら決めていきます。
- Qレーザー治療は痛いというイメージがあり、不安です。
-
A
▲こまやかな説明と診察を大切にしている院長
レーザー治療では、輪ゴムで弾かれるようなパチパチとした痛みがあります。特に顔周りの治療では痛みを強く感じることがありますので、麻酔を使用するなど痛みを軽減するための工夫をしています。また、先ほども申し上げたとおり、1回に照射できる面積の大きい機器で治療することで、治療時間を短く、回数も少なくて済むようにしているのもポイントです。痛みなど、治療について不安なことがあれば、どうぞ遠慮なく医師に伝えてください。少しでも安心して治療を受けていただけるよう、ご相談しながら進めていきたいと考えています。