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竹尾 千景 理事長の独自取材記事

代々木上原皮膚科クリニック

(渋谷区/代々木上原駅)

最終更新日:2023/08/09

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック main

代々木上原駅東口から徒歩約2分。緩やかな上り坂が続く商店街にあるビルの2階が、「代々木上原皮膚科クリニック」だ。庶民的な温かさと今どきのおしゃれさが混在する地に、絶妙にマッチした洗練された雰囲気の院内が印象的な同院は、この街が大好きだと話す竹尾千景理事長が12年前に開院。以来、地域の人々の皮膚のかかりつけ医として、肌の幅広い病気や悩みに寄り添う診療を実践しており、小さな子どもから学生、ママさん世代、高齢者まで毎日、たくさんの患者が訪れているという。「家族や知り合いにも勧めたくなるようなクリニックになることをめざしています」とチャーミングな笑顔で話す竹尾理事長に、同院のことや地域の皮膚科診療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2023年7月24日)

地域に根差す皮膚のかかりつけ医

まずはクリニックを紹介していただけますか?

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック1

当院では、湿疹やイボ、じんましん、ニキビ、アトピー性皮膚炎などの皮膚科一般から、小児皮膚科や美容皮膚科まで、肌の病気や悩みを幅広く診療しています。自分が患者だったらかかりたいクリニックということで、なるべく病院らしくしたくないと思っていて、待合室はシックで落ち着いた雰囲気にしてあるほか、診察室には大きなガラス窓があり、とても明るくなっています。開院から12年が過ぎましたが、地域の催し物などにも積極的に協力するなど、商店街の一員として皆さんにも親しんでいただけるよう心がけています。それに、開院した頃に赤ちゃんだった子が、もう12年ですから小学校を卒業する年なんです。久しぶりに来ていただくと、「あんなに小さかったのに、お兄さんやお姉さんになったね」なんて、親戚の子どもに久しぶりに会ったような感じがしますね。

特徴はどのようなところでしょうか?

一つは、私以外にも勤務医が何人かいますが、全員が日本皮膚科学会皮膚科専門医であること。専門医資格は皮膚科の知識や経験をしっかり積んでいるという証でもあって、患者さんもそれだけ安心して受診していただけると思います。もう一つは、大学病院との連携が強いことです。開業医は診断に困ることがどうしてもあって、そのようなときには大学病院などに送って詳しく検査をしてもらいたいなと思います。ですが、例えば自分の出身ではない大学などに紹介をすると、ちゃんと診てくれるだろうかと不安になることもあります。その点、当院は東京医科大学との連携がしっかりしていますのでスムーズに紹介ができますし、逆に大学でフォローアップしていた患者さんを当院で引き継ぐこともできます。

力を入れていることはありますか?

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック2

全部の病気に力を入れていますが、患者さんが多いのはニキビですね。ニキビは、最近ではいろいろな薬が使えるようになって治療の選択肢も増えました。ですが、ニキビ治療は今あるものを治療するだけでなく、ニキビができにくい肌にすることが大切。そのため、薬はもちろん使いますが、洗顔方法や生活リズム、食生活、使っている化粧品の種類などまで細かくお聞きして、それらに対するアドバイスも交えながら、一人ひとりに合わせた治療に取り組んでいます。それに、ニキビは1週間や10日くらいで治ると思っている人もいますが、毛穴の慢性の炎症ですから、本当に改善をめざすには最低でも3ヵ月以上の時間が必要です。ですが、1週間くらい薬を塗って、ちょっと良くなってきたからとか、逆にあまり良くならないから薬をやめましたという人もいます。そのような人には、もう少し辛抱強く、病気に対してしっかり向き合ってほしいなと思っています。

アトピー性皮膚炎治療や漢方治療にも力を入れる

アトピー性皮膚炎の治療も得意としていると伺いました。

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック3

アトピー性皮膚炎も、近年になって効果が望める生物学的製剤の注射薬が登場しましたが、当院では早くからその薬を導入しています。実は、その薬はかなり高額なこともあって、普段から冷蔵庫に在庫を置いておくようなものではありません。実際に、一般的なクリニックであれば、初診で患者さんが来てその薬を使おうとしても、取り寄せておくので明後日にまた来てくださいということが多かったんです。ですが、当院では最初の頃から院内に在庫を置いて、初診の患者さんでもすぐに投与できるようにしています。このように新しいものも積極的に取り入れて、患者さんの治療の選択肢を増やすことも大切にしています。

ほかに取り組んでいることはありますか?

開業して12年がたって、私自身も経年変化が出てきて(笑)、それが皮膚の表面的なことだけじゃなくて、内面的なことも含む体全般に感じるようになってきています。そして、長くかかりつけにしていただいている患者さんからも、同じようなことを感じていると相談をされることが多くなってきました。ですから、一緒にそれに立ち向かうとでも言いますか、患者さんが気になっていることがあれば、それを一緒に解決することにも取り組んでいます。例えば、更年期を迎えてホルモンのバランスが変わって、疲れやすくなったとか、眠れないとかの場合には、漢方薬を処方してみる。皮膚のことであれば美容的な相談にも対応できますので、そういうのも提案しながら、外見だけではなくて内面からも元気になってもらえるようなアプローチもしています。

先生は肌がおきれいですが、スキンケアに対するアドバイスはありますか?

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック4

肌を洗いすぎないこと。洗いすぎると皮膚の免疫が落ちてしまうからです。また、肌の保湿もよく言われますが、やりすぎは禁物です。つまり、構いすぎずに必要最低限の保湿など、皮膚を守るようなことはちゃんとしていただくことですね。何事もやりすぎると、それがトラブルの原因になります。私もゴシゴシとは洗いませんし、朝の洗顔などもぬるま湯でしています。それと、顔のしわは今あるものを抑えておかないと、それが定着してしまうんです。例えば、ある表情をつくるときだけに出るしわは、その表情を続けることで刻まれて、その表情でない時でも出るようになってしまうのです。ですから、私は未来への投資と言っていますが、今はそんなに気にならなくても5年後や10年後を見越して、対策しておくことも大切です。

家族や友人に紹介したくなるようなクリニックをめざす

診療の際に心がけていることはありますか?

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック5

私は12年前の開業当初から、家族や知り合いに紹介したくなるようなクリニックになることをめざしているんです。そのためには、まずは患者さんの話をゆっくり聞くこととと、何でも話してもらえるような医師になることを心がけています。つい、話を遮ってしまうこともあるのですが(笑)、それでも話が弾むというか、患者さんに話して良かったと思ってもらえるようにすることを大切にしています。

ところで、先生はなぜ医師を志すようになったのですか?

祖父と父も医師で私は3代目になります。自宅兼医院という環境で育ち、医師という仕事を間近で見てきたこともあり、気がついたら自然とめざしていましたね。3代続くのはすごいことだという周囲からの言葉にも背中を押された気がします。一時期、キャビンアテンダントにも憧れましたが、残念ながら身長が足りなかったので断念しました(笑)。皮膚科を専門にしたのは、自分自身の肌トラブルの経験が大きいですね。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

竹尾千景理事長 代々木上原皮膚科クリニック6

繰り返しになりますが、最初に来た頃は赤ちゃんだった子が、小学校を卒業するなどどんどん成長をしていますし、以前に僕の婚約者なんですって連れてきてくれた人が、今はお子さんが3人いて5人家族になって、そのお子さんたちも連れてきてくれています。今度は、そのお子さんたちが結婚して、また次の世代も当院をかかりつけにしてくれるようになるとうれしいですね。そして、この肌の悩みをどうしようかなとか、心配だなというようなことがあれば、どのようなことでも構わないのでお越しいただいて、不安を払拭することに一役買えれば良いなと思っています。あと、オンライン診療も行っていて、初診では難しいですが、継続的に使っている薬がほしいときなどは対応できますので、ご利用いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビ治療(ピーリング)/8000円~、AGA治療/6820円~

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