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神川小児科クリニック

神川小児科クリニック

神川晃院長

医療トピックス

将来出産を見据えて今できること
子宮頸がんワクチン接種の必要性

神川小児科クリニック

自由診療

20191004 main

子宮頸がんはワクチンで予防が期待できる数少ない病気だが、ほとんどの自治体が積極的にワクチン接種の情報を公開せず、チラシやパンフレットが配られることもない。子宮頸がんワクチンによる副作用が問題となりニュースにもなったため、不安視している人が多い反面、統計によれば毎年約3000人が子宮頸がんで命を失っているそうだ。子宮頸がんワクチンはそもそもどのようなワクチンなのか、受けたほうが良いのか、副作用について医師はどう考えているのか、「神川小児科クリニック」の神川晃院長に話を聞いた。 (取材日2019年9月20日)

妊娠して初めて発症に気づく人が多いという子宮頸がん。ワクチン接種と検診でがん発症リスクの低減をめざす

子宮頸がんワクチンに対しての先生のお考えをお聞かせください。

1 ▲ワクチン接種は受けたほうがいいと思う、と話す神川院長 受けたほうが良いと思います。現在、がんのワクチンはB型肝炎ワクチンと子宮頸がんワクチンの2つしかありません。子宮頸がんに毎年約1万人が罹患し、約3000人弱の方が亡くなっていますが、20代前半の女性が子宮頸がんの検診を受けるのはハードルが高く、受ける方も多くありません。しかし、そういう方が妊娠して初めて子宮頸がんになっていることがわかるケースが少なくないのです。多くの若い女性にワクチンの接種と検診を受けてほしいと思っています。

子宮頸がんワクチンとは、どのようなものなのでしょうか。

2 ▲妊娠時に子宮頸がんが初めてわかるケースも 子宮頸がんは、ウイルスに感染したことにより、10年先や20年先という時間をかけて正常だった細胞が変化し、がん化してしまう病気です。子宮頸がんワクチンはヒトパピローマウイルス(HPV)の抗原を人工的に作成し、接種することで抗体産生を促し、HPVの子宮頸部粘膜への侵入を阻止します。腕に打つ注射ですが、皮下注射ではなく筋肉に打つため痛みが強いと感じる方もいらっしゃいます。

ワクチンは何歳から受けることが適切なのでしょうか。

3 ▲資料等も活用し、しっかりと説明している 子宮頸がんのワクチンは12歳から16歳の間が定期接種の対象となりますが、すべての女性に受けてほしいと考えています。2種混合ワクチン接種時に子宮頸がんワクチンの接種の必要性について説明はしています。というのは、子宮頸がんワクチンについての情報を得る機会が少なく、ワクチン接種の目的や、今でも定期接種でワクチンを接種できる機会があることを知らない方が多いためです。情報をきちんと知って判断していただきたいという思いから、伝えられることはきちんと伝え、ご本人と保護者の方で話し合った上でワクチンを接種するかどうかを決定してもらっています。

子宮頸がんのワクチンの副作用についてどのようにお考えですか?

4 ▲副作用のない予防注射はない、と説明する 何事にもベネフィットとリスクがあり、副作用のない予防注射はありません。それは子宮頸がんワクチンも同じです。ただし、副作用が出る割合は非常に少ないのです。しかしいったん副作用が出ると、そこばかりがクローズアップされてしまいます。私が問題だと思う点は、子宮頸がんワクチンで副作用だと思われる症状が起きたとき、対応が適切ではなかったのではないかということです。初めの対応が適切にできなかったために、患者さんを深く傷つけてしまう結果になってしまったのではないかと考えています。

ワクチン接種に適したタイミング、年齢はあるのでしょうか?

5 ▲気軽に相談してほしい 私は小学6年生で接種するDTという2種混合のワクチンと同時接種で開始すると良いと考えています。というのは、このくらいの年齢の子はいろいろなことに対して恐怖心がなく、先入観を持たずに物事を受け入れられるからです。また、小学生なら親の話も素直に聞け、コミュニケーションを取る機会も多くお互いの気持ちを話しやすいです。しかし中学生になるとだんだん家族と話す機会が減り、距離ができてしまいます。そうなる前に親子でワクチンを接種するかを話し合うと良いでしょう。

料金の目安

子宮頸がんワクチン/1万7000円(費用は目安です)

ドクターからのメッセージ

神川晃院長

子宮頸がんワクチンは定期予防接種ですが、現在は積極的勧奨がされておらず、予防接種者である本人の手元に予診票が届きません。子宮頸がんは近年若い女性に増加していて、年間約1万人が発症し、約3000人が亡くなられています。がん発見のための子宮頸がん検診は重要ですが、ワクチンについてももっと皆さんに知っていほしいと思います。予防接種対象者は12歳になる年度初日から16歳になる年度末までの女子が対象です。接種を希望される方はご相談ください。子宮頸がんについての基礎知識は、国立がん研究センターや厚生労働省、守れる命を守るのウェブサイトにも詳しく載っています。

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