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荒井 好範 理事長の独自取材記事

牧田総合病院

(大田区/大森駅)

最終更新日:2019/08/28

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大森駅東口より徒歩3分。活気あふれるアーケード街を抜けると、温もりある街並みに溶け込んだ「牧田総合病院」が目に入る。1942年に初代牧田中(まきた・あたる)院長がこの場所に医院を開設して以来、地域になくてはならない中核として質の高い医療を追求し続けてきた。急性期医療に注力し、365日24時間応需の救急医療体制を持つ病院の正面玄関前には、ひっきりなしに救急車が到着する。そんな慌ただしい現場を取り仕切る荒井好範理事長は、柔和な笑顔が印象的な人物だ。「断らない医療、そして地域包括ケアシステムの実現をめざしたい」と語る荒井理事長に、病院の理念や医療にかける思いを語ってもらった。
(取材日2016年8月30日)

70年以上にわたり総合的医療で地域を支援

歴史ある病院と伺いました。成り立ちを教えていただけますか?

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1942年、鹿児島県出身の初代牧田中院長が、この地に「牧田医院」を開設したのが始まりです。徐々に規模を拡大し、1969年には総合病院となりました。私自身は前理事長の退任を受けて、3年ほど前に現職に就任。地域密着型のクリニックが原点ですから、自然発生的に予防医療から急性期医療、回復期医療から介護医療まで幅広く手がけています。私の専門は脳外科で、1995年に当院に脳外科新設の計画が持ち上がり、立ち上げスタッフとして勤務を始めました。当時の脳外科は、当院の名誉顧問である忍田欽哉医師と私の2人体制でスタートしましたが、現在はドクターも6人体制となり、脳卒中専用病室(SCU)や脳疾患専用病室(NCU)も擁し、当院の核をなす重要な診療科となっています。特に脳卒中の治療に力を入れており、脳ドックでの予防から超急性期対応、回復期のリハビリテーション、慢性期医療、在宅ケアまで一貫した治療を提供しています。

病院の運営理念や基本方針について教えてください。

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法人の理念としては「愛情・親切・丁寧」の実践を掲げ、急性期医療から在宅ケアまで、予防・看護・介護を含めたトータルケアで地域の安心安全に貢献することをめざしています。その上で大切にしている方針は「断らない救急医療の充実」「最適かつ効率的な医療・看護の提供」「患者本位の医療・看護の実践」です。特に「断らない救急医療の充実」においては、「困った時も牧田に来ればなんとかしてもらえる」と皆さまに頼られる病院であり続けるために、全力で取り組んでいます。現場にも「要請があれば必ず引き受ける」という指示を出しており、24時間365日応需の体制を整えています。今年度では6000件の救急搬送の受け入れをめざしています。

地域で果たすべき役割は、どんなところでしょうか。

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地域密着型医院、いわゆる「町医者」が原点の総合病院ですから、患者さんの悩みに幅広くお役に立ちたいと考えています。「困った時はまず牧田へ」と頼っていただける病院でありたいですね。救急車が必要な大きな病気の急性期からちょっとした体調不良、さらには日常生活での予防医療まで、患者さんお一人お一人に多方面からアプローチできる体制を整えてお待ちしています。地域に密着した地道な活動こそ、当院のなすべきことだと思うのです。また、力を入れている救急医療のほか、予防医療や回復期医療、介護医療などにも対応できるよう、人間ドック・健康診断専門の施設や在宅サービス施設、デイケア・リハビリテーション施設や介護老人保険施設「大森平和の里」など各種施設も展開しております。施設間の連携を密にして、今後は画像共有に限らず、カルテなどの情報共有も課題として検討中です。

そのほか、地域における課題がありましたら。

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大田区では高齢者の独居が増加傾向にあるため、現状への対応も当院が果たすべき大きな役割だと考えています。独居の高齢者では、自宅で倒れた際に発見が遅れるケースが多発しています。また、適切な医療を受けて快方に向かわれても、お一人住まいのご自宅に帰っていただくことは難しく、長期入院になりがちという現実もあります。当院では在宅医療にも注力していますが、現実的に実現が難しいケースもみられます。入院中から各施設が連携して、シームレスに対応していくことこそ重要なのです。もちろん、病に倒れる前からの地域の見守りや生活支援にも力を入れています。大田区では地域の高齢者が互いに見守り合う「みま〜も」という取り組みがありますが、元気なうちから集会、会合などでの医療情報提供などを通じて地域に根差した活動を行い、病気の早期発見につなげることにも取り組んでいます。

今後の展望や、読者へのメッセージをお願いします。

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ご覧の通り建て増しを続けてきた施設は老朽化が進んできており、通路が狭かったり施設が分散していたりと使い勝手が悪い部分が目立ちます。建て替えを含むハード面の充実は、今後取り組むべき課題ですね。また、患者さんの立場に立った医療サービスを提供するため、医師だけでなく、看護師やソーシャルワーカーなどの連携強化も重要です。国の地域包括ケアシステムの中で、地域のためにどんな役割を果たすべきなのか。「治す医療」に留まらず、「支える医療」のために、当院ができることを実現していきたいと思います。当院では外来診療にも力をいれており、総合病院でありながら紹介状なしでの受診が可能です。小児科はありませんが小児の外傷などもお引き受けするほか、認知症の診療窓口も設置しています。各科、午前中に加えて午後の外来診療も行っておりますので、ご家族皆さんでぜひご活用いただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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