社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院

荒井 好範理事長

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大森駅東口より徒歩3分。活気あふれるアーケード街を抜けると、温もりある街並みに溶け込んだ「牧田総合病院」が目に入る。1942年に初代牧田中(まきた・あたる)院長がこの場所に医院を開設して以来、地域になくてはならない中核として質の高い医療を追求し続けてきた。急性期医療に注力し、365日24時間応需の救急医療体制を持つ病院の正面玄関前には、ひっきりなしに救急車が到着する。そんな慌ただしい現場を取り仕切る荒井好範理事長は、柔和な笑顔が印象的な人物だ。「断らない医療、そして地域包括ケアシステムの実現をめざしたい」と語る荒井理事長に、病院の理念や医療にかける思いを語ってもらった。
(取材日2016年8月30日)

70年以上にわたり総合的医療で地域を支援

―歴史ある病院と伺いました。成り立ちを教えていただけますか?

1942年、鹿児島県出身の初代牧田中院長が、この地に「牧田医院」を開設したのが始まりです。徐々に規模を拡大し、1969年には総合病院となりました。私自身は前理事長の退任を受けて、3年ほど前に現職に就任。地域密着型のクリニックが原点ですから、自然発生的に予防医療から急性期医療、回復期医療から介護医療まで幅広く手がけています。私の専門は脳外科で、1995年に当院に脳外科新設の計画が持ち上がり、立ち上げスタッフとして勤務を始めました。当時の脳外科は、当院の名誉顧問である忍田欽哉医師と私の2人体制でスタートしましたが、現在はドクターも6人体制となり、脳卒中専用病室(SCU)や脳疾患専用病室(NCU)も擁し、当院の核をなす重要な診療科となっています。特に脳卒中の治療に力を入れており、脳ドックでの予防から超急性期対応、回復期のリハビリテーション、慢性期医療、在宅ケアまで一貫した治療を提供しています。

―病院の運営理念や基本方針について教えてください。

法人の理念としては「愛情・親切・丁寧」の実践を掲げ、急性期医療から在宅ケアまで、予防・看護・介護を含めたトータルケアで地域の安心安全に貢献することをめざしています。その上で大切にしている方針は「断らない救急医療の充実」「最適かつ効率的な医療・看護の提供」「患者本位の医療・看護の実践」です。特に「断らない救急医療の充実」においては、「困った時も牧田に来ればなんとかしてもらえる」と皆さまに頼られる病院であり続けるために、全力で取り組んでいます。現場にも「要請があれば必ず引き受ける」という指示を出しており、24時間365日応需の体制を整えています。今年度では6000件の救急搬送の受け入れをめざしています。



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