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荒井 好範 理事長の独自取材記事

牧田総合病院

(大田区/大森駅)

最終更新日:2020/08/12

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大森・蒲田エリアを中心に大田区の急性期医療を担う「牧田総合病院」。1942年に牧田中(まきた・あたる)初代院長がこの場所に前身となる医院を開設して以来、地域になくてはならない中核として質の高い医療を追求し続けてきた。「すべての人に安心を」のVisionを掲げる同院がめざすのは、「愛情・親切・丁寧」な医療の実践だ。法人内の関連病院やクリニック、介護施設との連携で、急性期から回復期リハビリテーション、在宅診療までを一貫して手がけている。2021年1月にはJR蒲田駅から徒歩5分の場所に新築移転し、さらに診療機能が充実した新病院へと生まれ変わる予定だ。産婦人科での分娩の受け入れがスタートするほか、不整脈・失神部門の開設、救急部門がワンフロアでより迅速な対応ができるようになるなど、これまで以上に地域のニーズに応える体制が整うという。新病院開設に向けて「地域の皆さまのコミュニティーの中心として、気軽に集える、開かれた場所にしていきたい」とにこやかに展望を語る荒井好範理事長に、新病院の強みや同院の運営方針などを聞いた。
(取材日2020年7月15日)

歴史ある病院だと伺いましたが、成り立ちを教えてください。

歴史ある病院と伺いました。成り立ちを教えていただけますか?

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1942年、鹿児島県出身の牧田中初代院長が、この地に「牧田医院」を開設したのが始まりです。徐々に規模を拡大し、1969年には総合的な診療を行う病院となりました。地域密着型のクリニックが原点ですから、自然な流れとして現在では予防医療から急性期医療、回復期医療から介護医療まで、法人内で幅広く手がけているのが特徴です。そうしたグループ内において、牧田総合病院は急性期医療を担う本院として発展し、2021年には蒲田駅近くに新築移転する計画が進んでいます。今後は、本院はさらに急性期医療に特化した病院として、そして街のかかりつけ医の役割は「大森牧田クリニック」が、蒲田分院は「牧田リハビリテーション病院」に名称を変え、リハビリテーションの拠点として機能していく予定です。グループ内で役割分担をしながら、地域の皆さまに一貫した医療を提供していきたいと考えています。

新病院ではどのような機能が充実するのでしょうか?

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まずすべての救急搬送を断らずに対応していくために、救急部門をワンフロアにまとめました。初期治療、すべての検査、血管内治療、小手術、入院まで、すべてワンフロアで完結し、患者さんの移動を最小限にすることで、より迅速な治療が可能になるでしょう。年間約6000件(2019年1月~12月)だった救急車の受け入れ件数を1万件まで増やすのが目標。大田区には大きな病院がたくさんありますが、急性期の分野では人口に対して十分とは言えません。特に蒲田エリアでは受け入れる病院が少ないので、そうした医療ニーズに応えていきたいです。脳神経外科では24時間365日体制で血管内治療や手術に対応できるほか、脊髄損傷を含む重症頭部外傷の治療も充実させます。HCU(ハイケアユニット)を11床、SCU(脳卒中ケアユニット)を12床、ECU(救急集中治療室)を7床整備し、より専門性の高い医療を提供できるようになると期待しています。

そのほか強みのある診療について教えてください。

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新病院の開設に合わせて産婦人科で分娩の受け入れを開始します。蒲田エリアには分娩ができる病院が少なく、区や医師会の先生方からも分娩対応が熱望されていました。だからこそ地域に密着した病院として、「私たちがやらなければならない」という思いが強くあったのです。産婦人科を専門とする医師を増員し、全室LDRの分娩室で数多くの分娩に対応できるように準備を進めています。また、新たに不整脈・失神部門を立ち上げます。失神は不整脈を原因としているものが多く、一つの部門として総合的に診ていくことが重要です。今後は、不整脈に対してカテーテルを使ったアブレーション治療が実施できるようになります。さらに高齢者に増えている神経変性疾患に対応するために、脊椎脊髄の治療部門を強化するほか、肛門外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科といった手術が必要とされる診療科に常勤医を配置し、幅広いニーズに応えた医療を提供していきたいと考えています。

病院運営で大切にされているのはどのようなことでしょうか?

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これまでも地域密着型の病院として発展を続けてきましたが、当院がこの地域で果たす役割はますます大きくなっていると感じます。法人のVisionは「すべての人に安心を」であり、急性期医療から在宅ケアまで、予防・看護・介護を含めたトータルケアで地域の安心安全に貢献することをめざしています。例えば脳卒中治療では、年間約500人(2019年1月~12月)の患者さんが当院に救急搬送されますが、そうした患者さんに対して手術治療をするだけでなく、分院と連携して在宅復帰までを支えることができるのが当法人の強みです。分院で受け入れる症例の約9割は脳卒中の患者さん。蓄積されたノウハウで、専門性の高いリハビリを提供することができるのです。病院にいらした患者さんの不安を取り除き、安心して帰っていただく。そのために常に患者さんの視点に立って考えることを大切にしています。

最後に今後の展望とメッセージをお願いします。

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新病院のコンセプトは「病院らしくない病院」。グラフィックを多用した院内で、落ち着いて過ごしていただける環境をめざしています。建物の1階には200人を収容できるホールを造り、地域の皆さまのコミュニティースペースとしてご利用いただけますので、地域に開かれた病院としてイベントや公開講座も積極的に開催していく予定です。さらに焼き立てパンを提供するカフェを外来ブースに設けますので、病院に治療で通う方以外にも気軽に楽しんでいただけるのではないでしょうか。また、当法人は地域包括支援センターを区から委託され運営しています。実は急性期病院がそうした介護・福祉の分野を運営し、地域の方と密な連携を取ることはとても重要です。病院は病気の方、けがの方の治療をするだけの場でなく、元気なうちから地域の方に接し、すべての地域の方に安心を与えることが、大切と思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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