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バランスが崩れると不調の原因に
生命維持に不可欠な内分泌

あおやま睡眠・内分泌クリニック

(港区/青山一丁目駅)

最終更新日:2023/07/21

あおやま睡眠・内分泌クリニック バランスが崩れると不調の原因に 生命維持に不可欠な内分泌 あおやま睡眠・内分泌クリニック バランスが崩れると不調の原因に 生命維持に不可欠な内分泌
  • 保険診療

絶えず手の震えや動悸を感じる、体重変化や抜け毛、ひどい倦怠感が続く場合、その原因は内分泌疾患にあるのかもしれない。「あおやま睡眠・内分泌クリニック」の和合健彦院長は、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医の資格を持つ内分泌と甲状腺の専門家。高校時代に甲状腺の病気を発症したことがきっかけで、医師の道をめざした。同院では、採血と超音波検査装置を用いることで甲状腺の状態やホルモンの値を確認。バセドウ病や橋本病などが見つかった場合には、飲み薬でホルモン量を調整しながら症状の改善をめざす。腫瘍が見つかった場合には精密検査で手術の必要性を判断し、甲状腺疾患の専門病院である伊藤病院や各大学病院と連携して治療を進めていく。今回は和合院長に、内分泌とは何なのか、また甲状腺の病気についても話を聞いた。

(取材日2023年2月27日)

内分泌の病気が引き起こす体の不調。採血と超音波の2つの検査で、甲状腺の状態やホルモンの値を確認

Q内分泌とはどのようなものですか?
A
あおやま睡眠・内分泌クリニック 内分泌についてわかりにくい点は図などを用い、丁寧に説明

▲内分泌についてわかりにくい点は図などを用い、丁寧に説明

私たちの体の中では、甲状腺をはじめさまざまな臓器からホルモンが分泌されています。それが血管の外に放出された場合、例えば胃液などが分泌される場合は「外分泌」と呼びます。対して「内分泌」とは血管の中に放出されることを指します。ホルモンとは、体体の状態を一定に保つ「恒常性」や、人間の体を健康に維持するための物質の総称です。代謝の調整など、ホルモンの働きは数えきれません。女性ホルモンという言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。これらが複雑に組み合わさって私たちは生きているのです。甲状腺機能の機能に変調を来たす疾患として多いのはバセドウ病や橋本病ですが、生活習慣病と内分泌機能にも深い関連性があります。

Qバセドウ病について詳しく教えてください。
A
あおやま睡眠・内分泌クリニック バセドウ病は動悸や指の震え、体重減少、汗かき等の症状が現れる

▲バセドウ病は動悸や指の震え、体重減少、汗かき等の症状が現れる

甲状腺ホルモンは元気の源ですが、過剰に分泌されては良くありません。陰と陽でいうと「陽」の状態になり、体調にもメンタルにも影響します。全身の代謝が上がることで、体温・血圧・心拍数の上昇を引き起こします。絶えず運動をしているような状態ですから、疲労感や空腹も感じやすいですね。バセドウ病には主たる症状が3つあり、手の震え・動悸・痩せです。ダイエットをしていないのに痩せたり、動悸や手の震えが何日も続いたりといった症状で来院される方もいらっしゃいます。また気持ちの面では活動的を通り越してイライラしたり、攻撃的になってしまうことがあるのですが、興奮状態が続くと不眠にもつながりかねません。

Q橋本病についても教えていただけますか?
A
あおやま睡眠・内分泌クリニック 体がだるい、疲れやすい、と思ったら専門家に相談を

▲体がだるい、疲れやすい、と思ったら専門家に相談を

先ほどのバセドウ病とは反対で、橋本病は甲状腺ホルモンが減ることが多い病気です。代謝が下がることで、体温の低下や体重・コレステロールの増加を引き起こし、健康診断で指摘を受けて発見されることもあります。全身症状では疲れやすい、寒がり、声がれなどがあります。また橋本病でもバセドウ病同様、脱毛の症状を認めることもあります。甲状腺疾患に限ると、女性の罹患率は男性の数倍といわれています。だるさが何日も続いたり、浮腫みや体重増加が気になる方。もしくはご家族に甲状腺の病気の方がいらっしゃるようでしたら、一度検査をお勧めします。

Q甲状腺疾患の検査や治療の流れについて教えてください。
A
あおやま睡眠・内分泌クリニック 気長に付き合う必要のある自己免疫性甲状腺疾患

▲気長に付き合う必要のある自己免疫性甲状腺疾患

当院では採血と超音波、2つの検査を組み合わせることで適切な診断を心がけています。採血はホルモンの値を数字で確認する検査、超音波では甲状腺の腫れや腫瘤の有無などを診る検査。バセドウ病や橋本病の診断された場合、まず飲み薬でホルモン量を調整していきます。バセドウ病の治療では白血球の一種で免疫に必要な「顆粒球」の数値検査のため内服開始後は2週間後を目安にご来院をお願いしています。橋本病でもホルモン量の随時チェックが不可欠ですので、治療開始から1ヵ月単位でご来院いただきます。その後の来院間隔については、症状を診た上で医師よりご相談いたします。ここまでの流れはすべて保険診療で行います。

Q甲状腺に腫瘍が見つかっても対応していただけるのでしょうか?
A
あおやま睡眠・内分泌クリニック さまざまな病院と連携し、患者に寄り添う治療が可能

▲さまざまな病院と連携し、患者に寄り添う治療が可能

橋本病やバセドウ病では甲状腺の腫れが見られますが、不均等な腫れやできものに触れる場合には腫瘍を疑います。良性の可能性が高い場合であっても、大きさや採血結果、ほかの臓器への影響などを考えて切除が必要かどうかを検討。精密検査にて手術が必要な場合、甲状腺疾患の専門病院である伊藤病院や、各大学病院などと連携して治療を進めて行きます。伊藤病院とは以前のクリニックでも検査や手術を依頼することもありましたし、現在当院では診察や術後の経過観察を任せていただける体制をとっております。実績ある複数の病院との連携で、手術やアイソトープ治療を行うような、より専門性が必要とされる患者さまにも対応しています。

ドクターからのメッセージ

和合 健彦院長

バセドウ病や橋本病は自己免疫性甲状腺疾患といい、例えるならアレルギーのようなもの。自己免疫が原因で体質ですので、放っておいても治ることはなく、気長に付き合っていかなければなりません。妊娠されている方や希望される方にとっても、甲状腺機能は重要なチェック項目。亢進症では流産、早産、妊娠中毒症などのリスクが高まり、低下症では胎児の発育不全や不妊や流産、早産の原因にもなり得ます。妊娠を継続するにあたって、甲状腺の機能のコントロールは欠かせないのです。糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病も内分泌代謝疾患の一部。健康診断での結果が思わしくない方、肥満にお悩みの方もお気軽にご相談ください。

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