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宮田 知己 院長の独自取材記事

歯科さくらクリニック

(横浜市青葉区/青葉台駅)

最終更新日:2023/10/13

宮田知己院長 歯科さくらクリニック main

2011年、横浜市青葉区に「歯科さくらクリニック」を開業した宮田知己院長。子ども連れから高齢者、多忙な現役世代にも受診しやすいクリニックとして地域に浸透してきた。診療面では、歯をできるだけ削らず抜かないミニマルインターベンションをモットーに、歯科用CTやマイクロスコープなど高度な医療機器を駆使して、精度の高い診療を実施。その一方で、患者と近い距離で診療したいと、歯のクリーニングや型採りも自ら率先して行い、患者の生活背景にも目配りをして信頼関係を構築することをめざす。気さくな人柄や優しい語り口も印象的だ。そんな宮田院長に、クリニックの特徴や独自の診療スタイル、歯科診療への思いなどを詳しく聞いた。

( 取材日2023年9月14日)

患者に優しく、できるだけ歯を守る精密な治療を実践

2011年にこの青葉台で開業されたのですね。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック1

もともと青葉区にはなじみがあったのですが、患者さんに通ってもらいやすい条件のそろった、この1階のテナントが見つかりました。自分の足で改めて街を歩いてみて、子育て層、学生さん、昔から地域に住んでいる高齢の方など、さまざまな方とふれあえる地域だと感じて、ここで開業しようと決めました。開業から12年を経て変化したことの一つは、マイクロスコープや歯科用CT、レーザー機器などを導入して設備が充実したことです。新しい機器や治療を導入するのに伴って、必要な勉強もしてきました。患者さんは、お子さんから現役世代、高齢の方まで幅広く来てくださっています。歯科医師としての心がけ、患者さんへの向き合い方は開業当初から変わっていません。

先生の診療方針について聞かせてください。

できるだけ歯を削らず、歯の神経を取らず、従来であれば抜いていたような歯も、根の治療を行うことで残そうとする「ミニマルインターベンション」という考え方を基本としています。そのためには精度の高い治療が必要になるので、マイクロスコープやレーザー治療、光学式う蝕検出装置などを導入しています。例えば、光学式う蝕検出装置は、虫歯の深さを数値化して削るべきかどうかを速やかに判断することができる機器です。また歯を残すことに大きく影響する根の治療に力を入れており、根の治療に特化した先進のユニットも導入しました。根の治療については、保険診療の範囲内でかなりレベルの高い治療を行っていると自負しています。

保険診療中心に治療されているのですね。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック2

自費診療となると、どうしても治療を受けられる人は限られてしまいますから、地域医療としてはやはり保険診療が中心となります。ですから、当院では、保険診療の範囲内でもマイクロスコープや光学式う蝕検出装置を使うことを基本としています。その上で、患者さんが希望される場合には、自費診療を行う方針です。自費診療のほうが幅広い材料を使えることは事実で、歯にとってもより良い影響が期待できるわけですが、どのような治療にもメリット、デメリットがあります。事前の説明を通じて患者さんが本当に何を望まれているのか把握して、適切な治療を提案することが大切です。そして、保険診療と自費診療で、材料に差はあっても技術の差は出ないように妥協なく治療をすること、いずれにしても患者さんには安心して治療を受けていただけるようにと考えています。

症状や治療について、患者が理解し納得するまで説明を

診療をする上でどのようなことを大切にしていますか。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック3

患者さんへの説明とコミュニケーション、信頼関係です。どんな治療でもメリットだけでなくリスクもしっかり説明し、僕の説明だけで決めなくてもいいと伝えます。例えば僕が抜歯と判断しても、患者さんは抜きたくないという時には、積極的にセカンドオピニオンを勧めます。疑問は必ず解決して納得してもらうことを心がけ、「痛いところだけ治したい」「無理に治療はしたくない」というような要望にもきちんと応えます。そして、僕の説明で自費診療に誘導しないように注意しています。むしろ自費診療を希望されても、リスクをきちんと伝えています。例えば、根の治療をしても再発する可能性が高そうな場合は、患者さんが自費診療を望まれていても、しばらくは保険診療で様子を見る方法もあるときちんと伝えます。その上で患者さんに選んでもらうようにしています。

先生ならではの診療スタイルですね。

僕が最初に勤務したのはインプラントなど自費診療中心の高い技術を求められるクリニック、次は地域密着型の保険診療中心のクリニックで、それぞれの特徴を知った上で後者を選びました。歯にとっては自費診療のほうが望ましい場合もあるけれど、自費診療はできないからと患者さんが治療そのものをやめるとリスクが大きくなりますし、地域の方々の歯の健康を支えるには、保険診療中心のクリニックが必要だと感じました。また、開業しようと思ったのは、勤務医として経験を積むうちにもっと近い距離で患者さんを診ていきたいという気持ちが強くなったからです。ですから、治療だけでなく歯の掃除や歯型採りも、歯科衛生士に手伝ってもらうこともありますが、できる限り自分で手がけています。そうして、患者さんのことも生活背景なども含めて把握しているので、その方に合った治療を提案することにつながっていると思っています。

歯科医師として心がけていることなどがありますか。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック4

新人の時は失敗をすると反省しますが、20年も続けているとだんだん慣れてきて反省しなくなったり、「よくあることだから」とスルーしたりしてしまいがちです。ですが、誰にも完璧ということはなく、僕も時に「あそこはこうしたほうがよかったかな」と思うことはあります。そこは自分で認めてきちんと反省しないと成長はないと思っているので、自分自身、肝に銘じています。ですから、必要な時には患者さんにもきちんと謝ります。そして、患者さんとは信頼関係を構築しようと努めているので、きちんと向き合い、丁寧に最善を尽くすよう日々心がけています。

子どもも妊婦も高齢者も、安心して通える歯科をめざす

予約についても、受診しやすさを重視されているとか。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック5

予約キャンセルに対してあまりうるさくないのも、当院の特徴かもしれません。もちろん何度も連続して無断キャンセルというのは困りますが、「急に体調が悪くなった」「ちょっと電話するのを忘れた」などというのは、誰にもあることなので受け入れています。こちらも僕一人で診療していますから、予約時間どおりに進まないこともあります。時には15分お待たせすることもあるのに、「5分遅刻したから駄目です」などと厳しく言うべきではないと思っています。何でも自分が患者さんの立場だったらどうだろうと考えて対応するのが基本。僕自身、できれば受診した際に会計で待ちたくないので(笑)。会計は患者さんを待たせないように段取り良く進めている自信があります。

子ども連れや妊婦さんも通いやすいと聞きました。

僕もスタッフも子育て世代で、子ども連れの親御さんの苦労もよくわかっているので、気兼ねなく通院してもらえるよう配慮をしています。子ども連れの場合、ベビーカーのまま診療室に入ることもできますし、お母さんの診療の間、スタッフが抱っこすることもできます。泣いてしまうお子さんは、他の患者さんがいない時間帯に治療することもできます。治療を頑張ったご褒美のおもちゃは、僕が問屋まで行って買い出ししているものなのでクオリティーが高いのも自慢です(笑)。妊婦さんはエックス線検査ができないので、光学式う蝕検出装置で調べて虫歯をチェックしますし、体調が悪いとか、雨で転ぶのが心配という時には遠慮なくキャンセルしてもらっても大丈夫ですよとお伝えしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

宮田知己院長 歯科さくらクリニック6

歯の治療は、早め早めに受けることが大切です。そのためには、定期的に検診を受けるのが一番安心ですし、痛みや不安があったときにはすぐに受診していただきたいと思います。当院は、バリアフリー設計で隣に駐車場もあり、どなたにも来ていただきやすいクリニックづくりをしています。赤ちゃん連れから、お子さん、高齢の方まで、安心して通っていただけるように、感染対策や安全対策にも配慮しています。特に、お子さん連れのお母さんは歯科クリニックに通いにくいと思いますが、僕もスタッフも子育て世代ですから何かと融通を利かせて、細かく配慮しています。無理しない範囲で気軽に通って、お子さんとご自分の健康を守っていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

自費の詰め物(セラミック)/5万円~、自費のかぶせ物(ジルコニア)/6万円~

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