もり小児科

森 哲夫 院長

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JR根岸線港南台駅から徒歩3分。済生会横浜市南部病院に隣接するビル2階のクリニックフロアにある「もり小児科」。入り口のドアを開けると広い待合室があり、きれいに整頓されたおもちゃやたくさんの絵本が並ぶ本棚が目に飛び込んでくる。子どもたちが「森先生のところへ行きたい!」「帰りたくない!」とダダをこねるのも納得できる心地のよい空間だ。もり小児科の院長、森 哲夫先生は隣にある済生会横浜市南部病院で小児科部長を務めた経歴の持ち主で、前職時代を含めて約30年間この地域の小児医療に貢献している。その長い経験から、町の小児科医の役目は親の不安を解消することだと考え、日々診療にあたっている。口元のひげがダンディーで優しい表情の森先生に、診療のモットーや手作りの冊子「子供が病気になった時」について、また、プライベートな時間の過ごし方などたくさん語っていただいた。
(取材日2012年2月20日)

隣接する総合病院と良い関係を保ちながら町の小児科の役目を果たす

―開院のいきさつを教えてください。

開院する前は、お隣にある済生会横浜市南部病院に17年間勤め、小児科部長をしていました。そのまま病院に勤務していると60歳で定年退職となり、その後、必ずしも小児科の臨床医を続けていけるとは限りません。僕は小児科医の仕事が好きだったので、60歳で定年退職し終わってしまうのは寂しいと感じ、機会があればこのまま続けたいなあと思っていました。その頃ちょうど、このビルのクリニックフロアの1室が空いていたので2000年、50歳の時に「もり小児科」を開院しました。患者さんはご近所の方が多く、最初の予防接種を受ける生後2ヵ月から就学前のお子さんが多く来られています。港南区はほかのエリアに比べ小児科の医院の数が多く皆さん立派な先生ですので、患者も分散されそれほど混み合うことなく毎日スムーズに診療をしています。

―古巣の済生会横浜市南部病院とよい関係を保たれているようですね。

そうですね。南部病院のような大きな病院の小児科と当院のような診療所では役割が違いますから、隣り合っていてもお互いに競合することなく助け合えていると思います。当院の患者さんに心配な症状が見つかった場合に南部病院を紹介することもありますし、逆に、南部病院から病状が回復してきた患者さんを紹介されることもあります。大きな病院では高度な検査や治療を受けることができますが、症状が落ち着いてくれば必ずしもそこで診てもらう必要はありません。大きな病院は待ち時間の長さや診療時間の制限など患者さんにとって面倒なこともありますから、相互に患者さんを紹介し合うように、当院と南部病院がよい関係を保つことは患者さんにとっても大きなメリットになると思います。これからも助け合って地域の小児科医療に貢献していきたいですね。

―そもそもなぜ小児科の医師になられたのですか?

中学生の頃、喘息の弟が夜中に苦しそうに咳き込んでいるのを間近で見ていて小児科の医師になりたいと思うようになりました。一般的には大学医学部の卒業間際または卒業後の研修期間の後に専門の科を決めると思うのですが、私は初めから小児科の医師なると決めていました。実は私自身も学生時代に病気をしたことがあり、激務である小児科医が務まるか不安だったのですが、やりたいことをするのがいいだろうと思いそのまま夢を貫き通しました。やりたい仕事に就くことができ、健康状態に問題もなく還暦を過ぎても続けていられるのですから、われながら幸せだと思いますね。医師という仕事は特別に突出した能力はいらないと思うんです。人間相手の仕事ですから、頭のよさより他人の気持ちに共感できることや、人と接することが好きなことが大切な資質だと思います。

記事更新日:2016/01/24

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