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住田 裕子 院長、鈴木 亜紀 さんの独自取材記事

住田こどもクリニック

(横浜市磯子区/根岸駅)

最終更新日:2022/11/24

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根岸駅から歩いて8分ほどの距離にある「住田こどもクリニック」は、子どもの時に通っていた患者が親になって再び来院することも珍しくないという、地域に根差した小児科クリニックだ。2017年に徒歩すぐの場所に移転後、旧クリニックだった場所を予約制の育児相談室「コアラステーション」として開設。院長の住田裕子先生によるクリニックでの診療と、経験豊富な助産師の鈴木亜紀さんによる育児相談が連携することで、心も体も健やかに成長できる子育て支援を行っている。「医師と患者は信頼関係が大事」と語り、言いにくいことも相談できる関係を築くことを大切にする住田院長を頼って、地元根岸はもとより遠方から通う親子も少なくない。気さくな話しぶりの住田院長と助産師の鈴木さんに、診療や子育て支援への思いをたっぷりと話してもらった。

(取材日2022年10月17日)

子どもと保護者との信頼関係を築く診療を

クリニックにはどんな患者さんが多いのでしょうか?

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【住田院長】患者さんは、やはり幼稚園に通う前までの小さな子どもさんが多いですね。このエリアは古くからのお宅が多く、街全体で子どもを育てる雰囲気があります。開業以来多くの患者さんに来ていただき、遠方から通われる方もいます。また、世代にわたって家族で通ってくださる方も多いですね。地元のかかりつけ小児科医として信頼していただけていると感じて、うれしく思っています。

住田院長が診療する上で大切にされていることを教えてください。

【住田院長】病気の大小に関わらず、医師と患者さんとの間には信頼関係が不可欠だと考えています。例えば、処方された薬が効かなかったときに、言いにくいと思わずにはっきり薬が効かないと伝えていただけるようなことですね。そのために、納得してもらえるまできちんと説明することを大切にしています。また、保護者の方のお話をよく聞いた上で、お子さんのことを主体的に考えて診療を行っています。お子さんが小さい時はとりわけ心配な気持ちになるものですが、内服が必要でないと判断した時には、保護者の意向を伺いながらも医師として「何が子どもにとって一番大事なのか」をしっかり見極めて、明確にお伝えするように心がけています。

2017年にクリニックを移転して、変化したことはありますか?

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【住田院長】院内の変化としては、待合室が広くなりました。子どもさんにとってリラックスできるような色彩と雰囲気をめざして、一から作りました。また、移転を機に育児相談室を作ったことが大きな変化ですね。徒歩すぐの場所にある旧クリニックに新たに育児相談室を開設し、「コアラステーション」と名づけました。時代の変化とともに子育ての情報を簡単に探せるようになりましたが、情報が多すぎるために、正しい知識が届いていないという側面もあります。たくさんの情報を得ることで、かえって「あれもこれもできないといけない」と知識にがんじがらめになってしまっている子育てを、もっとゆとりのあるものにする手助けをしたい。子育ての悩みを医師と助産師の観点から確認することで、安心してほしい。子育てを楽しんでほしい。そうした想いから、育児相談室をスタートしました。

医師と助産師がサポートする子育て支援

育児相談の流れについて教えてください。

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【住田院長】まずは診察を行い、育児相談を希望された方にはコアラステーションに行っていただきます。コアラステーションで助産師の鈴木さんがゆっくりとお子さん、保護者と接した後、助産師の立場からの見解を伝えてくれます。その情報をもとに、私が小児科医の立場からサポートしていきます。
【鈴木さん】例えば、母乳での育児を頑張っていても、検診で「子どもの体重を増やしてください」と言われることがあります。しかし、具体的な対処法がわからず困ってしまうお母さんもいます。そうした時に、助産師に育児相談できれば安心だと思うんです。一方で、助産師だけだと医学的な部分については抜け落ちてしまいがちです。当院では、医師と助産師が互いに情報を補いあうことで、子どもにとって一番良い治療を組み上げていくという診療体制を取っています。

医師と助産師が連携するメリットとは?

【住田院長】医師の目と助産師の目、その両方で子どもを見れば、2つの方向から子育てにアプローチできます。例えば、母乳での子育てがうまくいかないというお悩みでも、原因はさまざまです。例えばおっぱいの飲み方を助産師が見れば、うまくいかない理由が子どもにあるのかお母さんにあるのかがわかることも考えられます。診察だけではくみ取り切れない情報を助産師からもらうことで、より適切な治療を行うことができるのが一番のメリットです。
【鈴木さん】私は助産師として30年のキャリアがありますが、これまでの経験からわかる部分もあれば、医学的には足りない部分もあります。住田院長とは26年来の付き合いで、互いのスキルや意見を信頼しています。ともに子どもの健やかな成長をめざす医師と助産師が連携することで、医学的にも母子のケアや発達育児の面としても逸脱のない子育てサポートができると考えています。

育児相談室ではどんなことを相談できるのでしょうか。

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【鈴木さん】育児相談室では、当院にて乳幼児健診及び予防接種を予約している方を対象に、「なかなか首が座らない」「体重が増えない」「寝かせると泣いてしまう」など、育児に関しての悩みを幅広く相談できる完全予約制の個別相談を行っています。個別相談の他、2~5ヵ月の赤ちゃんの成長や育児のポイントを学ぶ「ねんねクラス」、6ヵ月以降の赤ちゃんの月齢に応じた発達をサポートする「発達復習クラス」という、グループでの教室も開催しています。初めての子育てが不安な方や育児に悩んでいる方のご相談に乗りながら、専門家である助産師が親身に指導します。「何かあったら相談できるかかりつけ助産師」として、お子さんの状態やお母さんの気持ちに寄り添いながら一緒に考えていきますので、安心してご参加くださいね。

子どもの成長と家族を温かく見守り、サポートする

住田院長がやりがいを感じるのはどんな時ですか?

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【住田院長】「病気の子どもたちの力になりたい、元気な笑顔を与えることができたら」という想いから、小児がん専門の医師をめざしました。難しい病気の子どもたちが退院できるよう取り組むことにやりがいを感じていました。その後、二次医療の病院で勤務するようになり、夜間に救急で運び込まれてくる子どもたちを診ているうちに、一次医療の在り方について考えるようになりました。理想の一次医療の在り方を実現し、地域の子どもやご家族に寄り添うクリニックを作りたいと思い、開業しました。これまでたくさんの子どもを診てきましたが、お母さんが、「子どもが具合が悪いから、先生のクリニックに行きたいというので連れてきました」と言って来院された時は、とてもうれしかったですね。今では、そうした患者さんとの信頼関係を感じる瞬間に医師としてのやりがいを感じています。

今後の展望を教えてください。

【住田院長】ゆくゆくは、不登校の子どもが好きな時にクリニックに来て話をしたり、勉強したりする場所を作りたいと考えています。小さな頃だけでなく、継続的に子どもたちの成長に関わっていきながら、心の傷を負った子どもたちをゆっくりと診てあげられる診療体制を作ることをめざしていきたいです。
【鈴木さん】今後は、幼稚園や小学生になった時の体の悩みや性教育、思春期についてもサポートしていきたいと考えています。これまでも個別の相談は受けていますが、いずれは集団での相談会や講座も開いていきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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【住田院長】当院には、治療を受けてもなかなか治らないからと小児科を転々としてきた方も多く来院されます。医者とも相性がありますので、納得いくまできちんと相談できる小児科の医師を見つけていただきたいですね。また、今は多すぎるほどの情報を手軽に得られる時代です。情報に縛られてしまい、子育てに息苦しさを感じる方も多いのではないでしょうか。もっとのびのびと子育てをしていただけるように、小さなことから相談していただければと思います。
【鈴木さん】赤ちゃんの発達には、月齢に応じた積み上げが大切です。ずりばいやハイハイをしなくても歩けるようになりますが、一方で腸腰筋が弱くなるなどの影響もあります。そうした二足歩行までの発達を段階的に積み上げていくことをはじめ、院長と連携しながらしっかりサポートしますので、お気軽にご来院ください。

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