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未病の段階で不調の解消をめざす
オーダーメイドの漢方処方

ちぐさクリニック

(市原市/姉ケ崎駅)

最終更新日:2022/09/06

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  • 保険診療

何となく元気が出ない、虚弱体質ですぐに体調を崩すといった悩みの解消に役立つといわれている漢方薬。月経に関する症状や更年期障害など女性特有の症状に漢方薬を飲もうかと考えている人もいるはずだ。ただ、どのように取り入れていいかわからない、具体的にどんな作用があるのかしらと不安や疑問に思っている人も多いだろう。漢方処方を日々の治療に取り入れている「ちぐさクリニック」の高岡千容院長は、「漢方薬は病気になる前の段階、未病の段階で体調を改善して病気を予防することが大きな目的です」と話す。漢方処方の特徴や西洋医学との違いなどについて話を聞いた。

(取材日2022年8月16日)

一人ひとりの体質に合わせたオーダーメイドの漢方処方

Q東洋医学と西洋医学との違いについて教えてください。
A
1

▲漢方処方を日々の治療に取り入れている高岡院長

東洋医学と西洋医学とでは得意とする分野やその目的が異なります。東洋医学はまだ病気になる前の段階、「未病」の段階でその不調にアプローチし、病気にならないよう予防することが大きな目的です。例えば肩凝り。肩凝りは病気ではなく一つの体の状態ですが、それがひどくなると片頭痛が出る場合があります。その片頭痛が引き起こされないよう漢方薬で肩凝りの緩和を図ります。発症した病気一つ一つに対しピンポイントで治療する西洋医学に対し、悪い部分だけでなく体全体を見るのが東洋医学です。また、体調不良が起きにくくなるよう体質そのものに働きかけるのも大きな特徴です。

Qどのような人が漢方に向いているのでしょうか。
A
2

▲患者負担を軽減するために院内処方を行っている

いろいろな症状を併発している場合、例えば疲れやすい、動悸がする、頭も痛い、食欲もないなど複数の症状に悩んでいる人に漢方はとても有用です。基本的に西洋薬ですとそれぞれの症状に対応する薬が必要ですが、漢方薬の場合1つか2つくらいの処方で対応できます。月経不順・無月経、月経前症候群、不妊症や更年期障害など、女性特有の悩みで漢方処方を希望する方も多いですね。最近では婦人科で漢方を処方する場合も増えていますが、それでもあまり改善しないようであれば、より漢方に詳しい専門の医師に相談なさるとよいでしょう。ほかにもイライラする、怒りっぽくなるなど、特に初老の男性に多く見られるこうした症状にも漢方を処方します。

Qどのように診察、診断を行うのでしょうか。
A
3

▲患者の話をよく聞き、改善すべき点をアドバイスしている

問診や血液検査のほかに東洋医学独特の診察を行います。例えばおなかを触って、張りや冷え具合、腹筋の緊張などを診ます。脈を診る脈診では、脈がどのように打っているか、力強いか、あるいはか弱いかなどを調べます。今は新型コロナウイルス感染症流行の影響で控えていますが、通常であればさらに舌の色や形、舌苔(ぜったい)など舌の状態を観察する舌診も行い、体質や体の状態を総合的に診断します。また当院では、診察に加えて患者さんの話を聞くことを重視しています。仕事や生活習慣、嗜好品まで詳細に話を聞いて、改善すべき点はアドバイスしています。薬を飲む前に改善できることをすることが大切で、それは西洋医学でも同じですね。

Q漢方薬はずっと飲み続ける必要があるのでしょうか。
A
4

▲自分自身の体に感心を持ち、体調に敏感になることが大切だという

症状が改善に向かうような場合には、量を減らしたり飲むのをやめたりすることも期待できます。症状の改善を図るには、漢方だけでなく、生活習慣の改善を一緒に行っていくことも大切だと考えています。例えば、便秘で悩んでいる場合、漢方薬を飲むとともに食事の改善も行うことをお勧めしていますが、そうやって、症状に改善の兆しが見えたら、漢方薬をやめる、あるいはほかに出ている症状を考慮して別の漢方薬に変える場合もあります。また、症状によって毎日飲んでいたものを週に1回にするなど、自身の体調と相談しながら臨機応変に変えてもよいでしょう。要はご自身の体に関心を持って体調に敏感になることが大切ですね。

Q子どもにも漢方は有用なのでしょうか。
A
5

▲院内にはキッズスペースも完備

風邪をひきやすい、下痢や便秘などおなかの不調が起きやすい、アレルギー症状があるといったお子さんには漢方薬をお勧めしたいですね。漢方薬は苦いというイメージを持っている人も多いですが、実はその漢方薬がその人の体質に合っていないと苦いと感じることが多いんですね。漢方薬の中にはお子さんでも飲みやすい甘い味のものもあります。小さい頃から漢方薬に慣れていると大人になってから何か症状が出た時にご自身で適切に対処できるようになります。咳が出たらこの漢方薬を、というようにセルフケアできることが大切です。

ドクターからのメッセージ

高岡 千容院長

漢方薬は以前と比べるとかなり身近な存在になってきています。錠剤タイプの漢方薬もありますし、飲みやすい味のものも出ています。何となく体調が悪い、元気が出ない、イライラする、怒りっぽくなったなど、どの診療科に行けばいいかわからないと悩んでいる方には漢方薬をお勧めします。そのような症状こそ、漢方の得意とするところなのです。当院ではお一人お一人の症状や体質に合わせてオーダーメイドの漢方処方を行っていますのでぜひ一度ご相談ください。

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