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鳥飼 勇介 院長の独自取材記事

鳥飼よろずクリニック

(大阪市港区/弁天町駅)

最終更新日:2022/08/10

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JR大阪環状線・大阪メトロ中央線弁天町駅直結の複合商業施設6階に「鳥飼よろずクリニック」が開業したのは2022年5月。「よろず」の名が表すとおり、同院では一般内科診療、消化器内科診療、がん予防・治療、予防接種、その他診療など幅広い診療に対応している。消化器がんの診療経験が豊富な鳥飼勇介院長は、「がん患者ゼロ」の実現に向け並々ならぬ意欲を燃やし、定期的な内視鏡検査による予防・早期発見に注力。治療や検査の際は必要以上に患者が不安にならないよう明るく振る舞う気遣いも欠かさない。そんな人間力も魅力の鳥飼院長に、これまでのキャリアと開業までの経緯、クリニックの特色、がん診療にかける想いなどを聞いた。

(取材日2022年7月23日)

救急マインドを胸に、何でも診る「よろず」クリニック

25歳で医師をめざしたそうですが、何がきっかけだったのでしょうか。

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当時は医療と関係のない仕事に就いていましたが、きっかけは偶然目にしたテレビ番組でした。その番組で伝えていたのは、救急科や産科の医師不足により患者さんに必要な医療が届きにくい地方医療の厳しい現状。私の父は地域の救急の医師で、私も一度は父と同じ道に進むことを志しながらも断念した過去がありましたが、そうした現状にふれたことで「救急科で人の役に立ちたい」という思いが再燃し、25歳で一念発起したんです。ただ、学生時代に出会った恩師のアドバイスもあり、結果的には救急科ではなく、消化器内科を専門に選びました。ですが今もなお救急科をめざした時のマインドは持ち続けているつもりです。勤務医時代は救急搬送を一度も断りませんでしたし、困っている人がいたら即座に動くのは当然のこと。開業後も地域のかかりつけ医として、できる限り助けになりたいと思っています。

消化器内科を専門に選んだ理由や、開業までのご経歴を教えてください。

消化器内科を専門にしたのは母校の関西医科大学でお世話になった岸本真房先生の影響が大きかったですね。消化器内視鏡を用いた内科救急をご専門にされていて、岸先生の救急科でのご経験についてお話を聞くうちに、消化器内科にも興味を持ち始めたんです。初期研修を修了した後は、地方の医療に貢献するため鳥取県へ。鳥取県立厚生病院、鳥取大学医学部附属病院の消化器内科に勤務し、がんの患者さんも多く診療しました。その後は、学生時代に出会いお付き合いが続いていた、萬憲彰(よろず・けんしょう)先生の「よろずクリニック」で研鑽を積ませていただくことに。そこで「がん難民」と呼ばれる方々が日本各地にいらっしゃることを肌で感じ、次第に「私も患者さんの受け皿となるクリニックをつくりたい」という思いが募っていきました。こうして萬先生と志を同じくした連携クリニックという形で、母校のある大阪に開業したのです。

こちらのクリニックでは、どのような診療をされているのでしょうか?

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当院では、がんの治療や検査だけでなく、一般内科診療や消化器内科診療、予防接種なども行っています。クリニックの名前にある「よろず」という言葉には「何でも診る」という意味も込められているので、風邪や胃腸炎などの日常的な疾患、糖尿病・高血圧・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病で来院される方も多く、患者層も子どもから高齢者まで幅広いですね。当院は「がんで苦しむ人を助けたい」という思いから出発していますが、地域のクリニックとしてはさまざまな患者さんを診て病気を見逃さず、専門家や適切な医療機関につなげられることが大切。それでこそ頼られ、必要とされるドクターになれると思っています。加えて、がんの予防と早期発見のため、胃・大腸内視鏡検査には特に力を入れています。検査を定期的に、気軽に受けてもらえる場所になるためにも、日頃から何でも相談できる受診のハードルが低いクリニックでありたいですね。

苦しむ人をなくしたい一心で、がんの予防に注力

特に力を入れているという内視鏡検査について教えていただけますか?

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消化器内科で診療してきた経験を生かし、苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査を行っています。おなかに痛みや違和感などの症状がある場合は病気の予兆である可能性もありますから、気軽に受診をしていただきたいですね。また毎年必ずがん検診を受け、がんの予防・早期発見につなげてほしい、というのが私の願いです。患者さんにとって検査がつらい経験になると毎年受けたくなくなってしまうので、しんどくなく楽な検査になるように技術研鑽に努め、設備面も充実させています。胃内視鏡検査では細いカメラで明瞭な画像を取得できる先進の経鼻内視鏡を導入し、精度の高さも重視。大腸内視鏡検査では患者さんに合う太さのカメラを選ぶことで体の負担を軽減しているほか、挿入した管を3D映像で映すモニターを取り入れ、手の感覚や経験のみに頼らず安全性に配慮しています。またご希望があれば静脈麻酔を使用して眠ったような状態で受けることも可能です。

「がんの予防と早期発見」を重視されているのですね。

そうですね。勤務医時代からがんで苦しむ患者さんを診てきましたので、「予防・早期発見に勝るがん医療はない」と考えております。そのため、当院ではがんで苦しんでいる方々の相談や治療に尽力する一方で、「がんにさせない」、がんの予防にも注力しています。また、がんはごく初期であれば外科手術が不要なケースもあるので、とにかく早期発見につなげたい。そのために定期的な検査の啓発に取り組むことは使命だと考えています。最終的には誰もが気軽に楽ながん検診を受ける世の中になれば、これ以上にうれしいことはありません。

内視鏡検査以外にも、さまざま検査を受けられると聞きました。

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病気を見逃さないために、さまざまな検査を受けられる体制を整えました。検診にも対応し、幅広い疾患をカバーしています。検査機器は胃・大腸内視鏡各2種類に加え、超音波検査機器、エックス線検査機器、心電計、短時間で30項目の血液検査の結果を出す生化学検査機器、糖尿病の迅速検査が可能なヘモグロビンA1c分析装置、白血球5分類とCRP値の測定装置なども導入。ほとんどの検査で結果が当日に出るので、スムーズに次の段階に進むことが可能です。また救命救急カートも備え、予防接種などでアナフィラキシーショックがあった場合など、万が一の急変にも対応できるようにしています。

必要以上に不安にさせない、笑顔と明るさ

患者さんと接する際に大切にしていることはありますか?

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私は知り合いに「強面」と言われるほどなので、笑顔と明るさを大切にしています。診察室は楽しい雰囲気でと心がけていますが、言うべきことはビシッとお伝えするなど、状況に応じて緩急をつけてお話ししていますね。あとは患者さんが病気や治療について理解を深められるよう、検査画像や疾患に応じた資料をお見せして説明することも。どんな資料ならわかりやすいかと思案して、自分で文章を書いてまとめることもあるんですよ。また体が病気の時は心も弱るものですから、必要以上に患者さんを不安にさせないことも医師の務めと考えています。言葉を選んでにこやかにお話しすると、患者さんも安心できるのではないでしょうか。

発熱患者を受け入れる外来を設けているそうですね。

はい。救急科の医師にはなりませんでしたが、昨今の状況下で発熱患者を受け入れることは、地域のかかりつけ医として困っている人を助けるべくできることの一つではないでしょうか。当院では発熱や咳、喉の痛みなどがあり新型コロナウイルス感染症が疑われる患者さんには、なるべく患者さん同士が接触しないようまず電話でのご連絡をお願いし、受診のご案内をしています。ご来院の際には通常の出入り口を通らず、通用口から非常の診療室に直行していただけるのでご安心ください。しかしなるべく多くの方を診られるように診療時間を延長するなど体制を整えております。

読者へのメッセージをお願いします。

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身近なクリニックとして、がんに苦しむ方の希望になり得る拠り所として、患者さんに頼られる存在でありたいです。がん診療では検査による予防・早期発見に力を注ぐとともに、治療法のご提案などもしていますのでご相談ください。またがんに限らず、内科疾患は何でも診ています。駅直結で土曜診療もありますから、近隣にお住まいの方も、通期・通学でお越しの方も、気軽にご利用くださいね。

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