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知らぬ間に進む胃がん、大腸がん
手遅れになる前に内視鏡検査を

よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック

(木更津市/巌根駅)

最終更新日:2022/03/14

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  • 保険診療

「胃がん」「大腸がん」と聞いても、「自分には関係のない病気だから」と検査を後回しにしている人は少なくない。しかし、胃もたれや便秘など、日々遭遇することの多い何げない症状が、進行がんのサインだったとしたらどうだろう?  さらに「胃がんや大腸がんは、初期では自覚症状がほとんど見られず、症状が現れたときにはかなり進行しているケースもあるんです」と教えてくれたのは、「よこすか内科小児科・はるこレディースクリニック」の横須賀淳院長。横須賀院長は、東京慈恵会医科大学附属病院などで消化器内視鏡検査の研鑽を積み、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ。そんな内視鏡検査のエキスパートに、検査を先送りにすることの将来的なリスクや、検査を受けるべきタイミングについて詳しく聞いた。

(取材日2022年2月16日)

症状がなくても要注意。気づかぬうちに進行する胃がん、大腸がんには、早めの内視鏡検査が肝心

Q内視鏡検査を受けていない人には、どんなリスクがありますか?
A
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▲緊張感が和らぐよう工夫されたカフェのような雰囲気の院内

最も大きなリスクとして挙げられるのが、胃がんや大腸がんの進行です。がんが進行すれば、いずれ大がかりな手術が必要になってきますし、血管やリンパ管を通って肺や肝臓など別の臓器へ転移してしまうと、がんの切除が難しくなり、根治が望めなくなってしまうケースも出てきます。もちろん手術が困難になれば、体への負担とともに費用面の負担も増えていきかねません。今は、日本人の2人に1人ががんにかかるといわれる時代です。特に胃がんや大腸がんの罹患数・死亡数は、男女ともに常に上位を占めているため、決して他人事ではない病気なのだということを忘れてはいけません。

Q胃がんや大腸がんの治療は、症状が出てからだと遅いのですか?
A
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▲50歳以上で胃の内視鏡を受けたことがなければ検査しよう

胃がん、大腸がんの最も怖いところは、初期段階では自覚症状がほとんどないということなんです。中には進行しても症状が現れにくいケースもあるため、気がついたときにはもう手遅れ、といったことも少なくありません。また、がんが進行した際の症状には、私たちの日常生活によく見られるものも多いため、軽く考えてしまいがちなのも注意が必要な点です。例えば、胃がんであれば、胃の不快感やみぞおちの辺りの痛み、胃の膨満感、吐き気など。大腸がんであれば、腹痛や血便のほか、便が細かったり、便秘といった症状です。こうした気になる症状の原因を知り、不安を解消させるためには、やはり内視鏡検査が必要になってきます。

Qところで、内視鏡検査とはどのような検査なのでしょうか?
A
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▲がんを早期発見早期治療につなげるためにも検査をすることが大切

内視鏡検査には、胃カメラと大腸カメラの2種類があります。いずれも、先端に小型カメラのついた細長いスコープを用いて、消化管の内部を確認していくものです。口または鼻からスコープを挿入する胃カメラは、食道から胃、十二指腸までを観察することができ、胃がんや食道がんのほか、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの発見に役立ちます。また、肛門から検査を行う大腸カメラは、大腸ポリープ、大腸がんをはじめ、潰瘍性大腸炎、クローン病などの発見が主な目的です。どちらも高性能カメラで直接、臓器の状態を確認できるのが特徴で、小さな病変を見つけやすいのがメリットです。

Qどんな年代の人が検査を受けるべきなのでしょうか?
A
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▲検査の精度を高めるため、モニターを2台設置

まず50歳以上の方は、胃がんや胃潰瘍の原因となるピロリ菌に感染している人が多いため、早めの検査をお勧めします。特に「これまで一度も検査をしたことがない」という方は、重大な疾患が潜んでいる場合もあるでしょう。ただ、30代、40代の方であっても、胃がんや大腸がんを発症される方は一定数いるので、お若いからといって安心してはいけません。胃の不快感や胸焼け、吐き気といった症状や、便秘や下痢が多い、便に血が混ざっているなどの症状に心当たりのある方は要注意です。また、健康診断や、自治体で行われている大腸がん検診などで、便潜血検査の結果が陽性だった場合も、見て見ぬふりをせず早めに内視鏡検査を受けてください。

Q内視鏡検査は、一度受ければ安心なのでしょうか?
A
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▲日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ院長が診療

いえ、内視鏡検査は定期的に受けることが大切です。例えば、50歳以上でピロリ菌に感染している人は、胃の粘膜が炎症を起こし萎縮してしまう萎縮性胃炎を引き起こすことがあります。これが胃がん発症の大きな原因となるため、1度目の検査で萎縮性胃炎と診断されたら1年に1度の検査をお勧めします。また大腸カメラによってポリープが発見され、切除した場合は、翌年もう一度検査を受けることが望ましいです。なぜなら、大腸ポリープは生活習慣や体質的にできることが多いため、翌年見るとポリープができている場合もあるからです。もし検査をして大腸がきれいな状態であれば、次回の検査は2、3年後で十分でしょう。

ドクターからのメッセージ

横須賀 淳院長

胃がんや大腸がんは、早期発見・早期治療によって根治も期待できる病気です。もし何らかの病変があったとしても、早く発見できれば治療の選択肢を広げることができます。たしかに、内視鏡検査というと「苦しそう」「痛そう」と感じる方は多いでしょう。ですが、今はスコープも細くなり、鎮静剤や鎮痛剤を用いる方法もあるので、以前よりだいぶ受けやすくなっていると思います。また、丁寧な内視鏡操作によって、検査の苦痛を和らげていくこともできますので、消化器内視鏡専門医の資格を持った、経験豊富な医師に任せるのも一つのポイントです。当院では、胃と大腸の検査を同日に行うこともできますので、まずは気軽にご相談ください。

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