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心臓血管外科専門の医師による
日帰り手術を含む下肢静脈瘤治療

金山駅前 心臓と血管のクリニック 金子医院

(名古屋市中区/金山駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

足がむくむ、だるい、表面がぼこぼこしている、そんな症状があり「何だろう?」と思いながらも、忙しいから、生活に困るほどではないからと放置している人がいるかもしれないが、その症状は下肢静脈瘤かもしれない。命に関わる病気ではないが、放置することで色素沈着や潰瘍ができたり、合併症を起こしたりすることもあるという。下肢静脈瘤は、現在は日帰り手術が確立し、忙しい人でも治療が受けやすくなっているという。「金山駅前 心臓と血管のクリニック・金子医院」の金子完院長は「この病気は自然治癒は望めないので、検査と適切な治療で、不快な症状に苦しむ人を助けたい」と話す。大学病院や市中病院の心臓血管外科で多くの手術に携わってきた金子院長に、下肢静脈瘤の治療法について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年8月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q下肢静脈瘤の原因や症状について教えてください。
A

下肢動脈瘤というのは目で見える病気なので、一般の方にもわかりやすく身近な病気です。足の静脈には、重力に逆らい心臓に向かって血液を戻すために、逆流防止の弁がついているのですが、その弁に不具合が起こることで、血液が足の静脈にたまって血管が腫れた状態になり、ボコボコとこぶのように浮き出て見える病気です。加齢によるものや動きが少ない立ち仕事をしている方に発症しやすいです。また、妊娠・出産によって起こりやすくなるため女性の方が多く、遺伝的な要素も関係するといわれています。クモの巣状静脈瘤、網目状静脈瘤、側枝型静脈瘤などの軽症タイプと伏在型静脈瘤のような重症タイプに分類されます。

Q受診の目安となる症状について教えてください。
A

足がぼこぼこと腫れているという見た目でわかる症状以外に、だるみ、かゆみ、むくみなどの症状があったり、朝方に足がよくつるというような場合は、受診をお勧めします。症状が進むと、皮膚に色素沈着が起こることもあります。もちろんこういう症状があるから必ず下肢静脈瘤というわけではありませんが、特にむくみがある方は、循環器系のどこかが影響していると思われます。心臓や腎臓が悪いという場合もありますので、何が原因でむくんでいるのかを調べ、適切な処置をすることが大事です。下肢静脈瘤は良性疾患なので命に関わることはありませんが、自然に治ることはないので、気になる症状があれば受診して検査されることをお勧めします。

Q下肢静脈瘤の治療法はどのようなものでしょうか?
A

軽症の場合は、圧迫療法といって、弾性ストッキングを着用して足全体を圧迫し、静脈の血液を下から上に押し上げることで、進行防止とむくみなどの症状の改善をめざします。しかし、これは根本的な治療ではないので、根治させるには日帰り手術を行うことになります。手術にはレーザーやラジオ波を用いた血管内焼灼術、生体用の接着剤を使用した血管内塞栓術(グルー治療)、ストリッピングなどがありますが、当院では症状を確認した上で、血管内焼灼術と血管内塞栓術を選択することが多いです。手術時間は片足30分ぐらいで、個人差はありますが術後の痛みはそれほど強くなく、翌日から仕事にも復帰できます。すべて保険適用の治療です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と触診と超音波検査

痛みやかゆみ、足がつるなどの状態だけでなく、遺伝的要素もあるため、家族の既往歴についても問診で確認。触診では、血管の腫れや皮膚の色素沈着などを丁寧にチェック。超音波で、足の付け根から膝裏まで検査し、血管や弁の状態や太さ、逆流の有無などを確認。超音波検査の際は、ストッキングなどは脱いで素足になるので、着替えやすい服装が良い。

2診断と治療方針の説明

超音波で血液の逆流があるかどうかを調べ、症状と併せて治療方針を決定する。逆流があっても症状がないような軽症の時は、すぐに手術をするわけではなく、圧迫療法という弾性ストッキングを着用して進行防止や症状緩和をめざす方法を取る場合も。足のだるさやむくみといった症状に加え、血管がぼこぼこと浮き上がるような伏在型静脈瘤の場合は、血管内焼灼術や血管内塞栓術といった日帰り手術を選択。

3症状に適した治療を実施

日帰り手術の方法は、レーザーもしくはラジオ波を用いて熱エネルギーで内側から血管を焼き静脈を塞ぐ血管内焼灼術と、逆流している静脈内に接着剤を注入し血管を塞ぐ血管内塞栓術がある。患者の下肢の形態により、手術方法を決定する。手術は局所麻酔で、片足約30分で終了。両足同日でも、片足ずつ別日に行うことも可能。術後は、専用のリカバリー室で30分程度ゆったり休息を取り、その後診察を受け帰宅。

4手術後1週間以内に検査

まれではあるが、手術後に血栓ができてしまうことがあるため、手術した1週間以内に診察、超音波検査を受ける。この際、傷のチェックや痛みがどうであったかの確認を行っていく。術後1週間経過し、問題がなければ、出張など泊まりの旅行も可能になる。

5外来通院で状態をチェック

原則として、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後、1年後に検査を受ける。1年後に手術した血管が消失しているか確認し、経過良好であれば通院は終了。下肢静脈瘤は再発することがあるので、1年に1回くらい定期的に検査を受け、不安なことは医師に相談すると良い。血栓予防には普段から歩くように心がけることが大切だ。

ドクターからのメッセージ

金子 完院長

下肢静脈瘤は加齢的な変化でもあるので完全に予防することは難しいですが、普段の生活の中で歩くように心がけることが、予防や進行防止につながると思います。ふくらはぎは第2の心臓ともいわれるように、しっかり歩いて足に筋肉をつけることが重要です。また、弾性ストッキングは継続して使うことが大事で、当院ではスタッフのサポート体制を整えています。症状がつらい、見た目が気になるという方は、日帰り手術で治療できる病気なので、放置せず受診してほしいです。昼間は忙しい方のために、夜も手術の枠を設けていますので、ご相談ください。手術後は、基本的には翌日から普通に仕事も行えるので、安心して治療を受けてもらえると思います。

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