温かな雰囲気と丁寧なメンテナンスで
矯正中・矯正後の歯を守る
こもり矯正歯科
(明石市/大久保駅)
最終更新日:2023/04/28
JR神戸線・大久保駅からすぐの場所にある「こもり矯正歯科」。院長の古森紘基先生は、これまでに培った矯正歯科や小児歯科診療の経験を生かし、大人から子どもまで幅広い患者の歯に向き合い続けている。「歯をきれいに並べることがゴールではなく、長く健康的に保つことが大事」という同院にとって、歯科衛生士による定期的なメンテナンスは欠かすことができない大切なもの。どのような視点で患者の歯の健康を見守り、矯正や矯正に伴うケアを実践しているのか。そして安心して通ってもらうためにどんなことを心がけているのか、古森院長と、歯科衛生士の木田さん、藤原さん、白石さんに話を聞いた。
(取材日2023年4月12日)
目次
患者に安心を与える雰囲気づくりに注力。矯正中も矯正後も定期的なメンテナンスで歯の安定性を高めたい
- Q矯正はメンテナンスが大切だと伺いました。
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A
【古森院長】歯列矯正は長期間にわたって装置を装着します。装置と歯の間など、歯ブラシが隅々まで届きづらく磨き残しができやすくなるため、それが原因で虫歯や歯周病が進んでしまうことも珍しくありません。そこで歯科医師と歯科衛生士のメンテナンスを定期的に受け、しっかりとしたお手入れを継続することで、矯正期間中の虫歯や歯周病を防いでいきます。矯正が完了した後もそれで終わりではありません。装置を外した後も定期的なメンテナンスを継続し、矯正後の歯並びを長く保つことをめざします。
- Qクリニックではどのようなメンテナンスを行うのでしょうか。
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A
【木田さん】矯正中は、歯列の確認を行い、歯磨きチェック、虫歯・歯周病のチェック、矯正終了後は保定装置の確認、歯垢や歯石の除去、歯面研磨、フッ素塗布、ブラッシング指導となります。どのメンテナンスを重点的に行うかは、患者さんの口腔内の状態によって異なります。通院頻度は3、4ヵ月に1回程度が目安ですが、適切な頻度はその人の歯や歯茎の状態で変わってくるため、集中的なケアが必要な場合は1ヵ月に1回のペースで行い、状態が落ち着けば3、4ヵ月に1回というように間隔を空けます。いずれも歯科医師、歯科衛生士、患者さんとで相談しながらメンテナンスのペースを決めていきます。
- Q患者さんをケアする際に気をつけていることはありますか?
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A
【白石さん】お子さんの場合は、口に出さなくても何をされるか不安に感じる場合が多いので、最初にどんなものを使って、何のためにどんなことをするのか、イメージしやすいように説明して安心させるように努めます。 【藤原さん】私は親しみを感じていただけるように接しています。患者さんの不安感、緊張感が少しでも和らぐようなお声がけをするようにしています。 【木田さん】日常会話を交わすことを大切にしています。また、例えばお子さんが染色を嫌がる場合は無理にはしません。最初は一部だけつけるようにして、回数を重ねながら少しずつ範囲を広げていきます。通院時に一つでもできることが増えていってくれたらうれしいですね。
- Q矯正中のお手入れ方法について教えてください。
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A
【白石さん】矯正装置の種類に合わせた歯ブラシの提案やブラッシング指導を行っています。例えば、歯の表側に装着するマルチブラケットを装着している場合は、ポイント磨きブラシや太めの歯間ブラシを使うと、装置と歯の間にピンポイントで届きやすくなります。口腔ケアアイテムに関しても、患者さんに合った歯磨き粉などを提案しています。小学生の場合、ブラッシング指導はお子さんと親御さん両方に行い、仕上げ磨きは親御さんにお願いしています。高学年になるとやらせてくれない場合もありますが、「逆にコミュニケーションになりますよ」とお伝えしています。
- Qお子さんを対象にMFT(口腔筋機能療法)も提供していますね。
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A
【古森院長】舌が出る、口ぽかん、指しゃぶりなど、無意識に行う口腔悪習癖が原因で歯並びに影響が出る恐れがあります。そして矯正で歯並びを整えられたとしても、悪習癖があると口腔周囲の筋肉バランスが悪くなり、後戻りしやすくなります。そこで同院では矯正と並行して「MFT(口腔筋機能療法)」で悪習癖の改善を図ります。 【藤原さん】問診や数値、実際の口の動きを確認して弱い部分を確認した上で、患者さんの状態に合わせてトレーニングのメニューを決めます。自宅で毎日続けることが大事なので、親御さんにも一緒にやってもらうようにお願いしています。食後やお風呂に入った時など、時間を決めて習慣づけていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/1期(小児):45万円~、2期(成人):90万円~