全国のドクター9,498人の想いを取材
クリニック・病院 160,463件の情報を掲載(2022年10月04日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 千代田区
  4. 神保町駅
  5. 山中 内科・リウマチ科クリニック
  6. 異変を感じたら相談をリウマチだけではない膠原病の早期治療

異変を感じたら相談を
リウマチだけではない膠原病の早期治療

山中 内科・リウマチ科クリニック

(千代田区/神保町駅)

最終更新日:2021/10/12

Main Main
  • 保険診療

手足の関節が腫れたり痛んだりする関節リウマチや、全身の皮膚や内臓などにさまざまな症状が起こる全身性エリテマトーデス(SLE)、涙腺や唾液腺など外分泌腺に炎症が生じ、目や口の粘膜が乾くシェーグレン症候群などに代表される膠原病は、異常な免疫反応により全身のさまざまな臓器に慢性的な炎症を引き起こす疾患の総称だ。多くの患者が罹患しているにもかかわらず、その診断・治療には高い専門性が求められ、病気の初期では適切な治療に結びつかない患者も多いという。「膠原病、特に関節リウマチは早期に治療することで予後が大きく変わります。いち早く病気を見つけることが重要なのです」と語るのは、「山中 内科・リウマチ科クリニック」の山中健次郎院長。専門家の立場から膠原病について解説してもらった。

(取材日2021年6月24日)

膠原病は早期発見・早期治療により、症状を抑え寛解をめざせる病気に

Q膠原病とはどのような病気なのでしょうか。
A
1

▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる山中院長

膠原病は特定の病気を指すのではなく、自己免疫系の異常を背景に、全身の臓器に炎症が起こる病気の総称です。代表的なものに関節リウマチがありますが、これは手足の関節を中心に炎症が起こるもの。全身の皮膚や内臓などの障害とともに、倦怠感や発熱が起こる全身性エリスマトーデス(SLE)や、涙腺や唾液腺に炎症が起こり涙や唾液の分泌が低下することで目や口の粘膜が乾くシェーグレン症候群、全身の皮膚に炎症が起こる全身性強皮症などがあります。古くはフランスの印象派で知られる画家が罹患していたことを示す写真が残っているなど病気自体は古くからあるものですが、厚生労働省に難病に指定されている病気も多くあります。

Qどんな症状があった場合に膠原病を疑うべきですか。
A
2

▲気になることは気軽に相談しよう

関節が腫れて痛いと受診され、検査の結果関節リウマチの診断がつく方が一番多いです。全身症状としてだるさや微熱が続くなどがあり、関節痛、筋肉痛、皮膚症状、また寒い時に手の指が白くなる、目や口が渇くなどの症状があれば、一度受診して検査を受けることをお勧めします。また、膠原病は男性に比べて女性の罹患率が圧倒的に高くなっています。関節リウマチでは30〜50代、全身性エリテマトーデスでは10〜40代、シェーグレン症候群では中年から壮年にかけての発症が多く、病気によって発症しやすい年齢が異なる傾向がありますが、いずれも近年では高齢化傾向が顕著になっています。

Q誤解しやすい病気や放置のリスクについて教えてください。
A
3

▲早めの受診・相談を呼びかけている

関節リウマチなどは初期症状に手足の関節や筋肉などの痛みといった身近な症状が出ることから、我慢してしまったり、加齢によるものと見過ごしてしまったりするケースは多くあります。また、十分な検査を経ないまま対症療法のみを継続し、徐々に症状を悪化させてしまう人も。放っておくと骨に障害が達し、治療が難しくなってしまうのです。膠原病は症状のみでなくリウマチ因子や抗CCP抗体、抗核抗体やCRP、赤血球沈降速度などの検査結果を合わせて総合的に診断する必要があります。正しく診断するためには、高い専門性が求められるのです。気になる症状があればできるだけ早い段階で専門の医師に相談することをお勧めします。

Qどのようなタイミングで受診するのが良いのでしょうか。
A
20210708 4

▲清潔感のある院内には、各種検査機器が充実している

関節リウマチの関節炎は多くの場合左右対称に現れ、複数の関節に同時に現れることも多くあります。関節の痛みや熱をもった腫れが続く、朝起きてすぐに手足がこわばる感じがあり、30分ほど動かしづらい状態が続くといった症状があれば関節リウマチが疑われます。関節リウマチは発症後2〜3年で急速に進行することが指摘されているので、違和感に気づいたらとにかく早めに専門家を受診するべきです。健康診断などでリウマチ因子や抗核抗体の数値の高さを指摘された場合にも早めに受診してください。専門家への受診で膠原病でなく問題ないことがわかれば安心につながります。「違うかもしれない」とためらわず、気軽に受診してほしいと思います。

Q膠原病でこちらのようなクリニックを受診するメリットは?
A
5

▲長期的な目線で一人ひとりに合った治療法を見極めている

膠原病は完治をめざすのではなく、症状や病気の活動性を抑えた寛解の状態を長く維持することをめざす病気です。しかし、治療自体が時には患者さんにとって負担になってしまうことも。単純に「治す」ことのみを考えればいいのではなく、患者の社会的、精神的、肉体的、経済的といった背景を多角的に見て、初めてめざすべきゴールが定まるのです。そのためには、ゆっくりと丁寧にお話を伺い、病気だけでなく患者さんについての情報を得る必要があります。当院では予約優先の診療で十分な時間を確保し、患者さんと一緒にゴールを見定めるようにしています。

ドクターからのメッセージ

山中 健次郎院長

原因不明で治療が難しい難病のイメージが強い膠原病ですが、医学の進歩により治療の選択肢は広がり、生命予後も大きく向上しています。早めに治療を開始することで、症状を感じることなく日常を送れる寛解をめざすこともできるのです。あまり認知度の高くない膠原病は、身近に相談できる相手を見つけづらい病気でもあると思います。気がかりを感じながら症状を我慢し続けるのは不安なもの。きちんと検査をして病気が見つかれば適切な治療を始められますし、病気の可能性を否定されるだけでも気分が落ち着きます。気軽に相談できる専門家として、当クリニックをぜひご活用ください。

Access