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健康診断や血液検査で引っかかったら
仕事の合間にも受診を

明日を考える糖尿病クリニック

(渋谷区/恵比寿駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

自覚症状がほとんどないため、健康な状態から突然発症したかのように感じて戸惑う患者も多い糖尿病。しかし、実際はその前段階として「耐糖能障害」があるのを知っているだろうか。「耐糖能障害は、糖尿病になりそうな状態のこと。ゆっくりと病気に向かっていく電車に乗ってしまったようなもので、放置すると行きつく先は糖尿病です。未来の自分のために早期発見を」と訴えるのは、20年以上にわたり糖尿病を診療してきた「明日を考える糖尿病クリニック」の伊藤洋太院長。では、どうすればいち早く病気の気配に気づき、未然に対処できるのだろうか。そして、糖尿病になってしまったらどんなリスクがあり、どんな治療をするのか。糖尿病の発症を避けるための診療にも力を入れている伊藤院長に、詳しく話を聞いた。

(取材日2021年5月14日)

早朝空腹時血糖値が「100以上」なら糖尿病予備軍の可能性あり。専門のクリニックで検査を

Q健康診断の結果で少しでも異常があれば受診すべきでしょうか。
A
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▲健康診断の結果を受け流さず、糖尿病専門のクリニックへ相談を

健康診断で「早朝空腹時血糖値」が100を超えたら二次検診というイメージです。健診結果には「軽度の異常を認めます」と記載されることもありますが、翌年の健診で糖尿病と診断される方も珍しくはありません。また糖尿病と診断される前の耐糖能障害の段階から、すでに血管へのダメージは蓄積されていることはさまざまな研究からわかっています。ですから早い段階で、糖尿病になりやすい体質や状態なのかどうか知っておくのはとても大切と言えます。健診で軽度の異常判定であっても、糖負荷検査を受けると糖尿病に移行する可能性が高い境界型の方も相当数含まれています。まずは糖尿病の専門施設で相談されることが大事かと思います。

Qどんな人が糖尿病になりやすいのでしょうか。
A
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▲早期からライフスタイルを見直せば糖尿病にならずに済むことも

親戚、特に母親の血筋に糖尿病を患う人が多い方、肥満がある方は、糖尿病になりやすい傾向があります。間食が多い、清涼飲料水を毎日飲んでいる、食事の時間が遅い・量が多すぎる、といった食生活の方もハイリスクです。すでに耐糖能障害があるとわかっている方は定期的な検査が必要です。耐糖能障害から糖尿病に移行するかどうかは人によって違うのですが、食生活の乱れが糖尿病発症のリスクを高くするのは誰しも同じです。早い段階からライフスタイルを見直すことで、糖尿病発症の芽を摘んでいきたいものです。また、痛風や高脂血症、高血圧症も同じように生活に密接しているので、要注意です。

Q糖尿病にかかると、どんなリスクがありますか?
A
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▲多忙な患者のために待ち時間をうまく活用できるよう、院内を工夫

合併症による障害につきます。脳梗塞、心筋梗塞、網膜症による失明など、糖尿病=血管が傷む病気、と断言してもいいくらいです。全身の血管が詰まる、破けるリスクにさらされるのです。合併症はゆっくり進行することが多いので気づきません。大きな病気が突然訪れるという感じなのです。先日発表された日本肝臓学会と日本糖尿病学会の共同声明によると、糖尿病でない人と比くらべて肝がん1.97倍、膵がん1.85倍、大腸がん1.4倍といった具合に、さまざまながんになりやすくなるとされています。糖尿病専門クリニックへの通院で早い時期から合併症予防を行うのはとても意義があると思います。

Qこちらのクリニックでは栄養指導に力を入れているそうですね。
A
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▲栄養指導は個人の生活や好みを踏まえた具体的なアドバイスを行う

食事は毎日のことです。どうしたらおいしくかつ健康的に食べられるのか、よい血糖コントロールが得られるのか。何かを強く制限するネガティブな発想と、食に楽しみを見つけようとするポジティブな発想は実は紙一重なところがあります。当院では喜びをもたらす食事療法を提案します。継続できるための工夫もとても大事です。具体的なレシピの数々を提供すること、そしてウェブでの料理セミナーを通じ「毎日作り続けられる」を支援することでそれらを可能にしていきます。

Q働く世代が通いやすい工夫もされているのだとか。
A
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▲院内検査が可能な環境を整え、働く世代も通院しやすい

採血から診察まで約1時間に収める、受診時間の短縮を心がけています。また糖尿病の定期通院であれば、検査結果はすべて当日のうちにお知らせすることができます。なお、精密検査の結果は数日を要します。採血結果が当日にわかるということで地域の基幹病院を選ばれる方も多いようですが、当院はクリニックでありながらそうした施設とほぼ同等の検査が受けられます。結果も当日のうちに知ることができます。また健康診断の結果に関して「糖尿病にならないかどうか心配」というご相談が最近増えています。外来で可能な検査として75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)もご予約いただけますので、ぜひお問い合わせいただきたいと思います。

ドクターからのメッセージ

伊藤 洋太院長

以前、ある患者さんを診察した時のことです。「先生は話を聞いてくれそうだから尋ねますが、私は糖尿病なんでしょうか」10年来の糖尿病患者さんの言葉でした。ショックを受けると同時に限られた時間の中でもとにかくわかりやすく話をしなければいけないと感じた出来事でした。健診での指摘を放置する、モヤモヤしながらも受診はしない。その間、病気は悪くなることはあっても良くなることはありません。高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、そして糖尿病。いずれもだいぶ悪くなるまで自覚症状は出てきません。その検査結果が大丈夫なのか、それとも大丈夫ではないのか。そこがよくわかるようにお伝えしようと思っています。

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