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乙丸 貴史 院長の独自取材記事

日比谷公園前歯科医院

(千代田区/内幸町駅)

最終更新日:2023/01/30

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院 main

内幸町駅A6出口直結 、新橋駅や霞ケ関駅からも徒歩圏内の好立地にある「日比谷公園前歯科医院」。院長の乙丸貴史(おとまる・たかふみ)先生は、東京医科歯科大学歯学部の大学院で顎顔面補綴学分野について学んだその道のスペシャリストだ。義歯の相談や予防歯科を重要視した歯周病や虫歯などの治療はもちろん、歯ぎしりや食いしばりの相談、加えてホワイトニングやクリーニングといったメンテナンスも怠らない。また、栄養学についても詳しく、歯だけではなく全身の健康を考えた食事指導や生活改善に向けたアドバイスも適宜行っているという。気づきを与えるクリニックでありたいという理念を持ち、しっかりとした提案を軸に患者の決断をサポートしたいという乙丸院長に、クリニックの強みやコンセプト、今後の展望などについて熱く語ってもらった。

(取材日2022年11月30日)

顎顔面補綴学分野で学んだ経験を生かした治療

歯科医師をめざしたきっかけと大学時代のご専門を教えてください。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院1

もともと手先を動かすことが好きだったのと、身近な人が歯を悪くして入れ歯でいつも困っていたのを見て、上手な入れ歯を作る歯科医師になりたいと思いました。東京医科歯科大学歯学部を卒業後は、上手な入れ歯を作れるようになるため、同大学院に進み、その中でも顎顔面補綴学(がくがんめんほてつがく)を専門として特殊な入れ歯について学んできました。その入れ歯は、先天的、あるいは事故などによる後天的な要因で口や顎、舌が欠損している方が使い、「しゃべる、食べる、飲み込む」といった機能や見た目の回復のために重要なものです。口腔がんの手術や放射線治療後の患者さんの歯科治療や義歯の治療、口唇裂口蓋裂の方の歯科治療を、義歯の治療を専門とする研究室にて研鑽してきました。

クリニックにはどういった患者さんが多く来院されていますか?

土地柄もあってか、会社勤めの方が多いですね。歯痛や詰め物が取れたといったことで来られます。もともとここは歯科医院でしたので、その名残で引き続き通ってくださる患者さんもいます。あとは、大学病院時代に自身が診ていた患者さんや、築地にある国立がん研究センター中央病院の歯科に友人がいるので、そこから紹介された顎骨骨髄炎などの患者さんもいらっしゃいます。そのほか、義歯専門のホームページから当院を検索で見つけて相談にいらっしゃるケースもあります。

こちらのクリニックの特徴、強みについて教えてください。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院2

先述したとおり、義歯治療に長く携わってきましたので、その経験を生かした治療であれば当院にお任せください。ただ、義歯は歯科技工士というパートナーがいないと1人では成り立ちません。大学病院に在籍時は、技術に優れた院内歯科技工士がおり、絶対的な信頼を置いていました。それもあって開業した時、優秀な歯科技工士が見つかるかどうかの不安がありました。そんな折、たまたま参加した勉強会で偶然腕のいい歯科技工士さんに出会って意気投合し、現在はその方にお願いしています。精密な歯科技工物が作れるかどうかは技術によって差が出ますので、当院では高いレベルのものを提供できていると自負しています。

患者に気づきを与えるクリニックでありたい

クリニックのコンセプトがあれば教えてください。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院3

開業してもうすぐ2年というところですが、当院は「気づきを与えるクリニック」でありたいと思っています。義歯治療に注力していますが、一番大事なのは義歯を入れないで自身の歯で噛めることなんですよね。例えば、義歯を作る際も、自身の歯が残っていればより良い義歯が入れられます。逆に歯がないと食べ物も噛めなくなり、QOL(生活の質)もどんどん低下していきます。歯を治すのは歯科医師ですが、歯の良い状態をキープするにはセルフケアとプロによるケアの両方が必要です。ですので、患者さんにまずはきちんと歯磨きをしようという、気づきを与えなくてはいけないと思っています。歯がきれいになればもっと大事にしようという前向きな気持ちも芽生えますよね。きれいなものは機能的で、機能的な口腔は健康寿命を長く保つことにもつながってきます。いらっしゃった方には鏡やカメラでまずはしっかり口腔内の状態を確認してもらうことから始めています。

患者さん自身の気づきが大事なんですね。

はい。一番大事なのは歯の大切さを感じてもらうこと。歯を失くしてから、噛めないことや話しづらいことに気づくのでは遅いと思っています。そのため、子ども向けの職業体験を実施してみたり、SNSで無料相談を行ったり、さまざまな工夫で、歯の大切さに気づいてもらいたいです。また最近では、以前から興味のあった、分子栄養学も勉強しています。堅苦しく患者さんに栄養面の提案をするというよりは、栄養の観点から口元や体全体のケアにアプローチできたらいいなと思っています。

先生の治療方針についてお聞かせください。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院4

治療の選択肢を複数挙げることでしょうか。どの治療法を選んでも少なからずメリットデメリットの両方があるので、デメリットをどこまで受容してもらえるかが重要だと思っています。治療には保険診療と自由診療があり、保険診療の範囲でどういった治療があるのか、自由診療ではどういった治療ができるのかをお話しします。しっかり歯を守りたいという方には全力でサポートしたいですし、歯は毎日使うものですので、なるべく大事にしてもらえるような治療パターンを提案しています。自分の歯の健康状態になかなか気づいていない方も多いので、どの治療法を選択したら将来的にどうなるというのはしっかりとお伝えしていますね。

しっかりとした提案をもとに患者の決断をサポートする

患者さんと向き合う時に心がけていることを教えてください。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院5

患者さんの意思をくみ取り、なるべく希望に沿う治療をしたいと心がけています。大切なのは先ほどもお話ししたように、いくつか選択肢を提案して、どういう方向に進みたいかを伺うことです。何も進まずにずっと悩んでいる状態が一番良くないので、少しでも進むように、こちらからしっかりと提案し、患者さんの決断を尊重して、その後をサポートする、というのが私たちの使命かなと思っています。深刻な状態をなかなか想像できない患者さんも多いので、そこはきちんと説明するようにはしています。歯の不調に気づかなかったり、気になっても放っておくと体全体の健康を脅かすことになり、結果的に医療費もかかってしまいますから、最悪の状態になるとどうなるのかも、患者さんに理解してほしいと思っています。

クリニックの今後の展望について教えてください。

入れ歯といえば日比谷公園前歯科医院といわれるような存在でありたいと思っています。私自身これまで症例もかなりの数をこなしてきましたので、他院にも負けない強みだと自負しています。歯周病や虫歯などの治療と予防はもちろん、見た目も意識する患者さんにはしっかりとした歯のホワイトニングも行っています。予防歯科の観点からも、きちんとしたメンテナンスを推奨しており、栄養学の知識に基づいた食事指導や生活改善のアドバイスを行うほか、矯正歯科専門のクリニックからの抜歯依頼も受けつけております。治療、セルフケア、プロによるメンテナンスの3点をしっかり行い、健康寿命が延びるような歯科医療を提供していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

乙丸貴史院長 日比谷公園前歯科医院6

まずはこの記事を読んでいただいている患者さんに、気づきを与える第一歩になれたらと思っています。歯科医院に行ってみようと思ってもらえるのが一番ですが、そこまででなくとも、久しぶりに歯ブラシ1本買い替えるとかでもいいんですよね。歯のことで悩んでいるならば、何か行動してほしいなと思います。不安を抱えたまま、何もしないのでは解決しません。行動することが大切なのです。もし歯についての困り事を抱えていて、どうしたらいいのかわからないという方がいらっしゃいましたら、当院までお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング 1回照射 /1万6500円~、虫歯治療(セラミックインレー)/6万6000円~、根管治療(1根管)/6万6000円~、インプラント治療のための抜歯/1万1000円~、入れ歯(片側)/16万5000円~、クリーニング/3980円~、埋入1本/33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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