内科から外科まで広く相談できる
救急クリニックのかかり方
ひでまるファミリークリニック
(目黒区/目黒駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
「救急」と聞くと何をイメージするだろうか。救急車による搬送や真夜中の事故、急変など、病院の救命救急センターで行われる医療を想起する人が多いのではないだろうか。「一般的にはそんなイメージかもしれませんが、些細なことでも、その人にとって日常を脅かす状態であればそれが『救急』と考えています」と話すのは、「ひでまる救急クリニック」の市丸秀章院長。救命救急センターで勤務した経験から、身近に救急対応が求められていると実感し、同院を開院したという。休診日を設けず、木曜以外夜22時まで、年齢、性別、国籍や診療科を問わず診療。救急に対応するクリニックという新しい形で地域医療の底上げを図る同院のかかり方について、話を聞いた。
(取材日2021年2月10日)
目次
幅広い経験をもとに、気軽な町の救急箱として「大丈夫」を提供していく
- Q救急クリニックはどんな時にかかるのでしょう。
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A
急な発熱や痛み、ケガなどに加え、例えば「子どもがクレヨンを舐めてしまった」「おじいちゃんが薬を2錠余計に飲んでしまった」など、日常の中で起こる困り事も、幅広くお気軽にご相談いただけます。また、年齢や診療科も気にせず受診していただけるので、赤ちゃんの発熱などと同時に、お母さんの膝の痛みの相談に応じるなど、ご家族全員でかかっていただけるのも特徴です。「何科を受診すれば良いのかわからない」という症状の方や、「救急車を呼ぶべきか迷う」などのケースにも、幅広い状況に対応してきた日本救急医学会の救急科専門医として、適切にアドバイスをしていきます。
- Q救急クリニックはどんな人がかかるのでしょう?
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A
病院の救急科外来のように急な症状での受診はもちろん、定期的な通院もできます。例えば会社帰りの夜9時の定期通院も当院なら可能です。幅広く診療できる救急科医をかかりつけ医にしていただければ、生活の中のちょっとした健康トラブルにもいつでも対応します。さらに当院はボーダーレスな診療を心がけており、LGBTQなど性別の問題や宗教などの信仰により、一般の医療機関を受診しづらいという方への配慮にも自信があります。持病でかかりつけ医があるという方で、かかりつけの診療時間外に症状に変化があった際などにもご相談ください。まずは当院で必要な対応を行い、翌日以降改めてかかりつけの先生におつなぎする対応も行っています。
- Qどの診療科にかかればいいのかわからないときも受診できますか?
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A
もちろんです。どんな症状でもご相談ください。なぜこんな症状で受診したの? なんて言葉は絶対に言いません。患者さん一人ひとりに寄り添い、症状の根底にある原因について患者さんと一緒に悩むのも救急科医の役割です。もちろん、専門のドクターが必要になる症状もありますが、そのようなケースではスピーディーに連携していきます。どんな症状でも、日常を送る上でお困りであったり、つらさを感じていらっしゃったりすれば、それが「あなたの救急」なんですよ。お気軽にご相談いただければと思います。
- Q救急クリニックを受診するメリットを教えてください。
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A
院長の私と副院長は現在も大学病院の救命救急センターに、定期的に勤務しています。また、クリニックのスタッフは院長と大学時代から旧知の仲のメンバーも多く、救急の現場経験も豊富。アットホームな雰囲気はもちろん、迅速な重症度判断によるスピーディーな診療も魅力です。重症者や急変者もを数多く診てきた豊富なメンバーだからこそ、重症化の「芽」にも気づくことも得意としています。いつもと違う「何か」を感じた時に、すぐにクリニックを受診することができることで重症例の発症を防ぎ、健康寿命を伸ばすことが期待できるのです。
- Qこちらのクリニックの特徴を教えてください。
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A
医師や看護師、受付など、救急の現場を経験したスタッフが多いことが最大の特徴です。2フロアを活用し、発熱専門の入り口と一般の診療を完全に分離した構成。新型コロナウイルス感染症の重症者を受け入れる専門ICUでの勤務を経験したスタッフがおりますので、感染症が流行している時期にも安心してご受診いただけるかと思います。また、互いに日本救急医学会救急科専門医である私たち夫婦を軸に、親子で運営に関わるスタッフなどもおり、アットホームな雰囲気で診療していることも特徴です。この点については一度受診していただけばわかると自信を持って言えます。