不安があれば早期に始めたい
すべての世代に向けた生活習慣病治療
吉祥寺まいにちクリニック
(武蔵野市/吉祥寺駅)
最終更新日:2021/10/12


- 保険診療
栄養バランスの偏った食事や運動不足によって発症し、本人が気づかないうちに体にダメージを与えていく生活習慣病。近年は重症化を危惧し、健診で異常が見つかったらきちんとクリニックへ行く人が増えているという。しかし、仕事の傍ら通院するのが困難、または近所にかかりつけがないなどの理由で、受診の機会を逃している人もまだまだ多いのが現状だ。そんな人たちの受け皿となるべく、吉祥寺駅から徒歩1分の好立地に「吉祥寺まいにちクリニック」を開業した柳澤薫院長。すべての世代が無理なく通えるクリニックにしたいとの思いから、休診日を設けず、なるべく遅い時間まで診療を行うスタイルを取ったそうだ。身近な病気である生活習慣病の特徴やリスク、そして同院の診療の強みについて、院長に話を聞いた。
(取材日2021年5月7日)
目次
日頃の習慣が深刻な病気につながることも。通いやすいクリニックを見つけ、些細な異変も放置せず相談しよう
- Q生活習慣病とはどのような病気なのでしょうか?
-
A
▲駅から徒歩1分。アクセスも良く土日も診療している
食事や運動などの生活習慣に起因する病気の総称で、代表的なものには高血圧症や糖尿病、脂質異常症が挙げられます。高血圧症は塩分の取り過ぎや肥満、運動不足が主な原因で、発症すると常に血圧が高い状態が続きます。糖尿病はインスリンの分泌量低下または作用不足により、血糖値が慢性的に上昇する病気です。高血圧症とは発症メカニズムこそ異なるものの、根本原因には「生活習慣」という共通点があるため、高血圧の人は糖尿病のリスクも高いといえますね。脂質異常症は、脂質の過剰摂取のほかにコレステロールの代謝低下も一因です。これには閉経後のホルモンバランスが影響しており、50歳以降の女性に数値の異常が現れるケースもあります。
- Q生活習慣病を放置するとどのようなリスクがありますか?
-
A
▲早期からの予防が重要と話す柳澤先生
血管が狭く硬く変化する動脈硬化を引き起こし、これが手足の血管に起きた場合は、血流不足によってしびれや痛みを生じる閉塞性動脈硬化症を発症します。そして動脈硬化が進行すると、脳卒中や心筋梗塞、狭心症といった命に関わる病気のリスクが上昇します。罹患すると意識障害や手足の麻痺、失語症などの重大な後遺症が残ってしまい、社会復帰できても以前と同じ生活を送ることは困難です。そのため早期からの予防が重要なのですが、血圧やコレステロール値が高いだけでは自覚症状がほとんどなく、すぐに治療に結びつきにくい側面があります。しかし放置している間も動脈硬化は進行しており、ある日突然脳卒中を発症することも珍しくないのです。
- Q何となく生活習慣病が心配という方も多いのではないでしょうか?
-
A
▲受付と待合室も清潔感がある
そうですね。仕事などで忙しいとどうしても生活習慣が乱れてしまい、ご自身で予防しようと思ってもうまくいかず、最終的に困ってクリニックを受診される方は多いです。当院にも生活習慣病の患者さんは大勢おり、一人ひとりの症状に合わせて食事・運動習慣の指導や長期的な服薬治療を実施しています。症状が深刻でないうちは薬を飲まない方法での対処も可能ですので、健康診断で血圧やコレステロール値、血糖値の異常を指摘されたら一度医師にご相談ください。また、生活習慣病において目安となる受診年齢は特にありません。遺伝的な理由で数値が高い場合は10~20代でも治療の対象となるため、若いから大丈夫と過信しないことが大切です。
- Q同院のような休診日のない医院のメリットを教えてください。
-
A
▲丁寧なコミュニケーションのもと診療にあたる
患者さんの都合に合わせていつでも受診できることが最大のメリットです。会社員の方や昼間に時間が取れない方は、健診で受診を促されたり体調不良を自覚したりしても、行きたいときにクリニックが開いていないことがあると思います。そのため受診が後回しになり、気づいたときには重症化しているというのはありがちなケースです。当院ではこうした事態を防ぐべく、休診日を設けておりません。さらに診療時間を平日は19時半まで、土日祝は18時までと長めに設定し、すべての世代が通いやすい医院づくりに取り組んでいます。実際に平日の夕方以降は会社員の方がメインとなり、土日祝は老若男女問わず多くの患者さんにご利用いただいています。