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膀胱炎は何科にかかるのか
市販薬に頼らず繰り返す前に泌尿器科へ

吉祥寺まいにちクリニック

(武蔵野市/吉祥寺駅)

最終更新日:2021/03/10

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  • 保険診療

トイレに行きたくなる回数が多い、排尿するときに痛い、尿を出しきれていない感じなどの症状が出るのが膀胱炎。女性の多くがかかったことがあるといわれている病気だが、そのような症状がありながら、市販薬で対処している人も少なくないかもしれない。しかし、「慢性化したり、繰り返したりしないためには、泌尿器科を受診してしっかりと治療することが大切です」と話すのが「吉祥寺まいにちクリニック」の柳澤薫院長だ。実際に、膀胱炎の原因である細菌感染は市販薬では治療ができないことから、症状が治っても膀胱に細菌が残っている可能性があり、それにより慢性化したり、繰り返すことが少なくないという。そこで、柳澤院長に膀胱炎のことや同院での治療について教えてもらった。 (取材日2021年2月1日)

市販薬では限界がある膀胱炎の治療。泌尿器科の受診で慢性化や再発の繰り返しを防ぐことが重要

Q膀胱炎は何科を受診したらいいのでしょうか?
A
1

▲駅から徒歩1分。アクセスも良く土日も診療している

急性膀胱炎は、尿の出口である尿道から膀胱に細菌が入ってしまうことが原因で、トイレが近くなる頻尿や排尿時の痛み、残尿感などの症状が起こります。泌尿器科は尿を作る腎臓や、そこでできた尿の通り道である尿管、尿をためておく膀胱、尿の出口である尿道などの臓器が病気になったときに対処する診療科です。膀胱炎は、女性に多い病気で婦人科に相談する方もいるかもしれませんが、婦人科は子宮や卵巣など女性特有の臓器を専門に扱う診療科です。餅は餅屋といいますが、風邪なら内科、ニキビなら皮膚科などが対処しているように、尿の通り道に異常があるときには、その専門である泌尿器科でしっかりと治療を受けることをお勧めします。

Q初期治療を怠ると重症化や慢性化してしまうのですか?
A
2

▲早期の対策が重要と話す柳澤先生

急性膀胱炎は、放置しておくと細菌が尿管を通って腎臓まで達し、腎盂腎炎になり、高熱が出たり入院が必要になったりする場合もありますし、それによって腎臓自体の機能が損なわれてしまう可能性もあります。慢性の膀胱炎の原因ははっきりわかってないところもありますが、膀胱に細菌がいる状態が続いたり、急性膀胱炎を何回も繰り返したりすることも原因の一つと考えられています。ですから、急性膀胱炎になったら、早めに抗菌薬などを用いてしっかりと治療をしていくことが大切です。また、膀胱炎を繰り返す場合には、尿管結石や膀胱結石、若い人には少ないですが、それらの臓器に腫瘍ができていることもありますので注意が必要です。

Q市販薬では治療できませんか?
A
3

▲丁寧なコミュニケーションのもと診療にあたる

膀胱炎の市販薬には、主に漢方薬の成分が入っています。その作用は尿を出しやすくしたり膀胱の内側の壁を修復するなど、膀胱の中の環境を整えることで、間接的に膀胱炎の症状を軽快させていくことを目的としています。つまり、基本的に市販薬には体内に侵入してきた細菌を殺菌する働きをしないものが多い。どちらが良いというものでは決してありませんし、市販薬で症状を軽快させていく方法もいいでしょう。しかし、膀胱炎をしっかりと治療し、慢性化や繰り返すのを防ぐためには、泌尿器科を受診して抗菌薬を処方してもらうことと、必要なときには漢方薬なども含めた適切な薬の処方を、医師と相談しながら決めていただくのが良いと思います。

Q膀胱炎は抗菌剤の服用が重要なのですね。
A
4

▲症状に対する正しい処置を行うことで病気の完治をめざす

細菌感染による急性膀胱炎は、抗菌薬の投薬で菌をなくしていきます。また、慢性の膀胱炎も細菌感染が原因のものなら、抗菌薬などの投薬でしっかり治療していけば、繰り返すことは少なくなるでしょう。しかし、中には細菌感染したことで膀胱の内側の壁が傷つき、細菌は消えても症状が残る場合もあります。その場合には、漢方薬などで膀胱内の環境を整えていく必要もあります。一方で、間質性膀胱炎と呼ばれる細菌やウイルスの感染症ではない膀胱炎も、例は多くないですがあります。つまり、膀胱炎であれば抗菌薬を投与すればいい、というものではありません。これらも、泌尿器科を受診してほしい理由の一つです。

Qこちらでは、どのように検査や治療を行うのですか?
A
5

▲泌尿器科以外にも内科や皮膚科も標榜している

まずは問診で、いつから症状が出たのかや初めてなのか、発熱がないかなどを伺います。次に尿検査を行い、白血球やヘモグロビン、タンパク質などが出ていないかを確認し、それらを総合的に診て診断します。細菌感染が原因である急性膀胱炎であれば、3日〜1週間ほど抗菌薬を内服していただきます。抗菌薬を飲み始めてから短期間で症状の軽快が期待できることも少なくありませんが、決められたとおりに最後まで飲んでいただくことが大切です。そして、当院の場合は薬を飲み切って症状が出なくなったらもう一度来院していただき、再度の尿検査を行うようにしています。それにより、しっかり症状が治まっているかを確認してから治療を終えています。

ドクターからのメッセージ

柳澤 薫院長

膀胱炎になってしまうと、トイレから離れられない、夜も眠れないなどといったものすごい不快感に悩むこともあります。それを繰り返さないためにも、市販薬ではなく泌尿器科でしっかりと診てもらい治療をすることをお勧めします。そして、膀胱炎は女性にとっては一般的な病気ですし、診察では基本的に内診など必要ありませんので、不安になったり恥ずかしがったりする必要はありません。当院では、休診日もなく夕方まで診療をしていますし、男性医師では話しづらい方には午前中には女性医師もいるなど、少しでも皆さんが受診しやすい体制を整えていますので、膀胱炎かもしれないという方はいつでも相談にお越しください。

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