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口腔内環境が全身に与える影響と
歯が欠損した場合の治療について

春日原駅前歯科医院

(春日市/春日原駅)

最終更新日:2024/02/29

春日原駅前歯科医院 口腔内環境が全身に与える影響と 歯が欠損した場合の治療について 春日原駅前歯科医院 口腔内環境が全身に与える影響と 歯が欠損した場合の治療について
  • 保険診療
  • 自由診療

虫歯や歯周病などで失った歯を補うための方法として、近年はインプラント治療が一般的になりつつある。「春日原駅前歯科医院」の矢野匡(やの・ただし)院長は、まだ日本でインプラント治療が今ほど広まっていない頃から治療に携わってきたスペシャリストである。歯科用CTや3Dスキャナーなど新鋭の機器をそろえ、難症例やセカンドオピニオンにも対応。あくまでも患者の希望に寄り添いながら、両者が納得のいく治療をめざし、それぞれのメリット・デメリット、費用についてしっかりと説明することを心がけている。「口腔内だけでなく全身の健康を長く保つためには歯を失った根本的な原因にも目を向けることが重要」と語る矢野院長。歯の欠損を放置することのリスクと、入れ歯・ブリッジ・インプラントの違いについて、わかりやすく説明してもらった。

(取材日2024年1月24日)

歯科治療は、それぞれの治療法の特徴を知った上で“自分事”として選択することが大切

Q歯を失って放置するリスクについて教えてください。
A
春日原駅前歯科医院 半個室の診療室で丁寧なカウンセリングを行う

▲半個室の診療室で丁寧なカウンセリングを行う

虫歯や歯周病、事故などで歯を失ってしまうと、前歯のように目立つ位置だった場合、まず見た目の問題が生じます。たとえ目立つ位置ではないからといって放置すると、残っている歯が動いてしまい、噛み合わせが乱れる原因となります。噛み合わせが悪くなると顎に負担がかかり下顎の位置がずれ、痛みや違和感が生じる上、食べ物を十分に咀嚼できないと胃腸に負担がかかります。また、噛む筋肉だけでなく首や肩など周囲の筋肉にも悪影響が及び、全身のバランスが崩れ、肩凝り、頭痛、腰痛、イライラなど全身の不調につながる恐れも。口の中だけでなく、全身の健康のためにも、なるべく早く適切な治療を受ける必要があります。

Qどのような治療法があるのですか?
A
春日原駅前歯科医院 患者のライフスタイルなどを考慮し、治療プランを立てていく

▲患者のライフスタイルなどを考慮し、治療プランを立てていく

歯を欠損した場合の治療法には入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。保険診療と自由診療では費用が大きく異なりますし、それぞれにメリット、デメリットがありますので、患者さんにしっかり説明した上で選択していただきます。患者さんが何を望んでいるかを重視していますが、欠損した場所や残っている歯の状況、全身の健康状態によっては、必ずしも患者さんが希望される治療方法を選べるわけではありません。ですから、口腔内だけでなく全身の状態、患者さんのライフスタイルなども配慮して選択肢を用意します。自分がどんな治療を受けるのかをしっかり“自分事”として認識していただけるよう常に心がけています。

Qそれぞれの治療の特徴やメリットについて教えてください。
A
春日原駅前歯科医院 自分の家族にしない治療は、患者にも決してしないことがポリシー

▲自分の家族にしない治療は、患者にも決してしないことがポリシー

入れ歯とブリッジは保険が適用でき、大がかりな外科手術も必要ないので、費用面と身体的な負担に配慮できることがメリットとして挙げられます。入れ歯は取り外しができるので清掃のしやすさもメリットです。ブリッジは固定式で入れ歯よりも噛むときの違和感が少なくなります。インプラントは天然歯に近い噛み心地をめざせるのが大きな特徴ですね。もう一つが審美性。当院ではかぶせ物の部分にジルコニアという人工ダイヤモンドを使用するため、ぱっと見では天然歯と見分けがほぼつかないです。埋入するインプラント体には、金属アレルギーが出にくいチタンを使用するなど材質も厳選し、体への影響を最小限に抑えた治療を心がけています。

Q逆に、それぞれの治療のデメリットを教えてください。
A
春日原駅前歯科医院 メリットだけでなくデメリットに関してもしっかりと説明を行う

▲メリットだけでなくデメリットに関してもしっかりと説明を行う

入れ歯は違和感が大きく、自分の歯のように噛めません。食べたいものを食べられないストレスはかなり大きいと思います。ブリッジは支えとなる両隣の歯を削る必要があり、他の歯への負担がかかってしまいます。保険診療の素材は金属アレルギーの方には不向きです。一方、インプラントは自由診療なので費用が高額で、患者さんによってはデメリットだと感じられるかもしれません。また、外科手術が必要となるため、恐怖心を感じる方もいらっしゃるでしょう。また、口腔内の状況や全身の健康状態によっては適応できない場合があります。

Qこちらではインプラントの難症例にも対応しているそうですね。
A
春日原駅前歯科医院 さまざまな先進機器を導入し、感染症対策を徹底している

▲さまざまな先進機器を導入し、感染症対策を徹底している

難症例とは一般的にインプラントを埋入する顎の骨が少ない・薄い場合を指します。そのため最初に歯科用CTを使ったエックス線検査で、骨の状態を3次元で把握する必要があります。そこで骨が少なければ骨を作るところから始めなければいけません。また希望される方全員がインプラント治療を受けられるわけではありません。骨粗しょう症のお薬を飲んでいる方、糖尿病の数値の悪い方に外科手術は向きませんし、人間の体である以上、必ずインプラントが体に定着するとは断言できません。他院に通っている方がセカンドオピニオンで来院されることもありますが、その時もこれらの内容をすべてお伝えし、患者さん自身で選択できるようサポートします。

ドクターからのメッセージ

矢野 匡院長

しっかり「噛む」ことは口腔内や全身の健康において最も重要です。人間は加齢により骨が弱くなりますが、歯も同じで、強度を維持するためには、しっかり噛んで骨に刺激を与え続ける必要があります。歯の欠損時の治療の中で「噛む」という点においてはインプラントに軍配が上がると考えます。当院では、長く噛めるよう素材も厳選しています。もちろん、どの治療法を選ぶかは患者さんの自由です。また、歯を欠損するまでに至った原因が必ずあります。当院では治療だけでなく、生活習慣やセルフケアなど根本的な問題の改善についてもアドバイスさせていただきますので、ぜひ気軽に相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、骨造成/7万円~

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