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気になる血尿や頻尿
泌尿器科クリニックのかかり方

磯子泌尿器科クリニック

(横浜市磯子区/磯子駅)

最終更新日:2021/10/12

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「トイレが近くて困っている」「尿に血のようなものが少し混じっていた」など、泌尿器に関して気になっていることはないだろうか? このような症状では、どの科を受診したらいいのか自分で判断ができず、そのままにしている人も多いかもしれない。そんな時にぜひ相談してほしいのが、専門的な見地から幅広く相談に乗ってくれる、地域の泌尿器科クリニックだ。今回は、「磯子泌尿器科クリニック」の石川弥院長に、身近な症状である血尿や頻尿の原因や、どんなタイミングで受診すればいいのかなど話を聞いた。

(取材日2020年12月17日)

血尿や頻尿など、泌尿器のトラブルの原因はさまざま。症状があれば放置せずに泌尿器科の受診を

Q血尿や頻尿はどのような原因が考えられるでしょうか?
A
磯子泌尿器科クリニック 穏やかな口調で丁寧に説明してくれる石川先生

▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる石川先生

まず血尿の原因ですが、炎症による血尿、尿路結石による血尿、そして無症候性の血尿があります。無症候性の血尿は、悪性の病気が隠れていることがあるので注意が必要です。よく「ストレスや疲労が原因で血尿が出た」と言う方がいますが、ストレスは直接の原因ではありません。ただ、自律神経のバランスが乱れ、免疫力が下がり、尿路感染症が起こりやすくなるため、女性は膀胱炎、男性は急性前立腺炎や睾丸の炎症で血尿が出たりします。過労や肉体の酷使、お酒の飲み過ぎなどで、一時的に茶色っぽい尿が出ることもあります。頻尿の原因は、病気による場合と、加齢によって膀胱に尿をためる機能が弱くなるケースが考えられます。

Q血尿や頻尿を放置した場合、その後どうなるのでしょうか?
A
磯子泌尿器科クリニック 早めの受診・相談を呼びかけている

▲早めの受診・相談を呼びかけている

血尿が出る病気の代表例は、膀胱炎、尿路結石症、尿路悪性腫瘍などですが、年齢によってかかりやすい病気は異なります。しかし、多くの場合、腎臓の炎症を引き起こし、高熱や腰痛を発症、飲み薬だけでは治せない状況になるでしょう。そうなれば、入院して点滴を受けたり、安静が必要になりますので早めに受診してほしいです。一方、頻尿は、実際に膀胱に尿がたまっている場合と、そうでない場合があります。たまっている場合、男性なら前立腺肥大症による排尿障害が考えられます。女性であれば、神経因性膀胱も考えます。たまってないなら過活動膀胱がほとんど。頻尿は病気ではなく症状なので、症状の段階でクリニックにかかることが大切です。

Q検査はどのように行われますか?
A
磯子泌尿器科クリニック 清潔感のある院内には、各種検査機器が充実している

▲清潔感のある院内には、各種検査機器が充実している

まずは検尿をしていただきます。泌尿器科を受診する前は、トイレを済ませずに来院していただけるといいですね。尿検査の結果は、基本的な項目はその場でチェックできます。異常が見られる場合、当院では超音波(エコー)検査をお勧めしています。患者さんにあまり負担をかけず、臓器の内部を観察できるので、がんやその他の病気の早期発見に有用です。また、原因の見極めにも役立ちます。例えば、膀胱にどれくらい尿がたまっているのか、たまっていないのかを確認することで、頻尿の根本原因がわかったりするのです。万が一超音波検査で異常が見られた場合は、内視鏡検査やCT検査、MRI検査など、必要な精密検査に進んでいただきます。

Q日常生活で気をつけるべきことはありますか?
A
磯子泌尿器科クリニック 院内のトイレには尿流量測定装置がついている

▲院内のトイレには尿流量測定装置がついている

泌尿器は自律神経がコントロールしている臓器なので、自律神経が安定する生活を心がけるといいでしょう。具体的には規則正しい生活です。免疫力が保てれば炎症も起こりにくくなります。また、水分を適量取ることも大切です。一般的には2リットルが理想などといわれていますが、高齢の方には多すぎる場合もあるので、当院ではその方に合う量を見極めてアドバイスしています。ただし、頻尿だからといって水を飲まずにいると、脱水症状で尿が濃くなります。濃い尿は膀胱に少量たまっただけで尿意が起こるので注意が必要です。水を飲んで尿が薄まると、膀胱にたくさんためられるので、頻尿や残尿感、勢いの悪さなどの改善につながる場合があります。

Q受診のタイミングについても教えてください。
A
磯子泌尿器科クリニック 気軽に相談してほしいと語る石川院長

▲気軽に相談してほしいと語る石川院長

いつもと違う、と感じた時点で相談していただけたらと思います。先ほどお伝えしたように、規則正しい生活をしていると異変に気づきやすいのです。検診を受けることも大切ですが、日常生活で異変をキャッチできることが早期発見には一番大切です。少なくとも、血尿が出たら、1週間以内に受診してほしいです。何日か連続して出ている場合も、1回だけだったとしても、です。もし炎症があれば症状が悪化することもありますし、悪性の病気があれば、今後さらに血尿が出る可能性があります。検査をして何もなければ安心できますから、1週間を目安に来院してください。

ドクターからのメッセージ

石川 弥院長

泌尿器のトラブルは、さまざまなことが絡んだ結果、起こることが多いです。例えば、ひと言で頻尿といっても、その原因は一つではありませんし、病気に起因するもの、メンタルが影響している場合などいろいろです。表面に現れている症状だけで判断すると、適切な治療につながらないこともあるのです。ですので、泌尿器のことでお悩みであれば、検査機器が充実し、泌尿器領域の臨床経験が豊富な医師がいる泌尿器科クリニックの受診をお勧めします。当院は、体に異変を感じた時にまず相談してもらえる窓口として、患者さん一人ひとりの話をじっくり聞いて、正確な診断をめざしています。ぜひ気軽に足を運んでもらえたらと思っています。

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