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寺尾 一郎 院長の独自取材記事

寺尾クリニカ

(新宿区/大久保駅)

最終更新日:2024/02/13

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ main

JR山手線・新大久保駅、JR総武線・大久保駅、それぞれより徒歩5分の場所にある「寺尾クリニカ」。院長の寺尾一郎先生は、医師になりたての時代から呼吸器内科の医師として研鑽を重ねてきたという。東海大学医学部を卒業し、日本大学医学部附属板橋病院や日本赤十字社医療センター、 国立病院機構災害医療センターなどで経験を積んだ後、2006年に開業。それ以来、寺尾院長が専門にする呼吸器内科と心療内科をはじめ、内科とアレルギー科も標榜し、地域住民の幅広いニーズに対応している。「診療を求める患者さんがいるのであれば、医師として応えていきたいです」と語る寺尾院長に、医師として大事にしていることについて詳しく聞いた。

(取材日2024年1月16日)

医師として大きな学びを得てきた若手時代

まずは、寺尾院長が医師を志したきっかけをお聞かせください。

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ1

私は祖父や父、叔父が医師である家系に生まれ、その仕事ぶりを見て育ってきました。そのため医師という仕事の大変さをよく理解していたのに加えて、自然と医師になろうという気持ちを持つようになったのだと思います。進学について考える時には、他業界へ向かう考えはなく、迷わず医学部を選択しました。卒業後は、母校ではなく日本赤十字社医療センターで研鑽を積むことを選択。最初は母校で研鑽を積む人が多いので不思議がられることもありましたが、私の中で「あえて外の厳しい環境に身をさらしたい」という思いがあったためこの選択をしたのです。自分のことを知らない、または知られていない環境で、今までとは違う組織の中で自分を磨きたかったのですね。

さまざまな人から大きな刺激を受けたそうですね。

そうですね。考えさせられる出来事がいくつもありました。例えば、心筋梗塞で運ばれて来た高齢の患者さんがいましたが、その日のうちに亡くなってしまったことがありました。努力を重ねても救えない命があることを知った経験、一方で重度だからといってすぐに諦めてはいけないと知った経験もあり、この両方を体験できたことは私の礎になっています。

専門を呼吸器内科に定めたのはどういう理由だったのですか?

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ2

結核の療養施設に勤務していた経験から、自分が役立てる道はこれだと感じ、呼吸器内科を専門に定めました。それから臨床を続けながら博士号の取得に努めるなど、呼吸器内科の研鑽により一層励みましたね。そんな中、末期がんの患者さんに携わることになり、「死と向き合っている患者さんの気持ちをどう支えていくか」という課題にぶつかりました。この出来事をきっかけに、精神的なサポートは呼吸器の知見だけでは足りないと思い、心療内科も勉強するようになったのです。そして開業する際には、末期がんの患者さんを専門とする心療内科の診療も行う予定でいましたね。実際には開業後、がんの患者さんだけでなく一般の心療内科の患者さんにもお越しいただいています。

呼吸器内科と心療内科を柱に、多様な領域の診療に対応

こちらにはどのような悩みを持つ患者さんが訪れていますか?

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ3

呼吸器内科では、咳が止まらない、息苦しい、胸が痛いなどの症状の患者さんが多いです。病名としては、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)、気胸、咳喘息、慢性呼吸不全などです。さらに、睡眠中のいびきや無呼吸が主訴である睡眠時無呼吸症候群の患者さんも多いです。この疾患は突然死の要因になるので治療すべき疾患です。心療内科では、不眠、気分の落ち込み、不安などを主訴に来院される患者さんが多いです。病名は、うつ病、不安障害、パニック障害、適応障害、心身症などが多く、職場環境の悪化、特に人間関係の悪化で適応障害になる症例が多いです。また発達障害、中でも注意欠陥・多動性障害の患者さんの治療も行っています。内科としては、受動喫煙に悩まれている患者さんに対して、専門的に病気を診断して患者さんの悩み、苦しみを軽減するよう努めています。

呼吸器内科と心療内科に加えて、多様な領域に対応しているそうですね。

呼吸器内科、心療内科、一般内科、アレルギー科などに対応しています。また、高齢化社会において心身ともに健康を保ち、健康寿命を長く楽しい生活を送ることができるようになるためには、外見上のこと、つまり薄毛などに対する対応だけではなく、内面からも改善してゆくべきと考えます。運動、睡眠、食事といった生活習慣の改善、精神的なストレスの軽減も大切です。一人ひとりに合った生活習慣の改善に努めています。

寺尾院長が大事にしているポリシーを教えてください。

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ4

患者さんとの信頼関係をしっかり築くことですね。そのためにはコミュニケーションが大事だと思っています。どうしても医療には限界はありますし、医師も完全無欠ではありません。また患者さん自身が「治したい」という気持ちを持つことも、治療を進めるにおいてとても重要です。患者さんの中には自分の考えをしっかり伝えられる人もいれば、そうではない人もいます。医師として患者さんの言いたいことをくみ取り、どれだけ「治したい」と思っているのかを見極めようと心がけているのです。残念ながら、治療とは別の目的で薬をもらいに来る人もいるとのこと。そういう正邪を見極めていくためにも、コミュニケーションの感度を低くしてはいけないと考えています。

患者との信頼関係を構築することを大切に

コミュニケーションが深まるからこそ、信頼感も厚くなっていくのですね。

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ5

そうですね。実は私自身が患者として診療を受けた経験から、医療従事者のあるべき姿を考えさせられたこともありました。患者さんの健康に携わる仕事ですから、私自身が健康でなくてはいけないという思いから、不調があればすぐに診療を受けるようにしているんです。自分の調子が悪いと、集中力に悪影響を及ぼしますからね。患者として医療施設を訪れた際、「医師の態度は、患者さんの安心や不安に大きな影響を及ぼすものだ」と気がついたのです。医師の人間性は患者さんに伝わるもの。患者さんに安心して診療を受けていただくためには、診療姿勢も重要だと考えています。

寺尾院長は健康のためにどのような習慣を心がけていますか?

基本的なことだと思いますが早寝早起き、そして運動ですね。平日でも休日でも、だいたい寝るのは22時台です。朝は6時半には起床して、30~40分ほど筋力トレーニングやストレッチをしていますね。また食事も体に負担をかけないように気を使っています。大事なのはこうした毎日をきちんと続けていくということなのでしょう。年齢を重ねるとなおさらそう強く思うようになってきました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

寺尾一郎院長 寺尾クリニカ6

精神的に大きく揺さぶられて、不安定になってしまうケースは後を絶ちません。若い世代であれば社会に出てから大きなショックを受けるようなことに見舞われたり、また世代を問わず人間関係によって心を傷つけられてしまったり……。当院では症状の改善を図るために薬による治療も行いますが、時間をかけて話を聴き、どう問題に対処していくかを患者さんと一緒に探るプロセスを特に大事にしています。診療を通じて、患者さんが心身ともに自立した生活を送れるよう、一緒に歩んでいくことこそが医師の役割でしょう。「不安な症状があるんだけど、こんな相談して良いのだろうか」などと考えず、まずは気軽にお越しください。どのような相談でも、しっかりと受け止めてお話を伺います。

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