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産科・婦人科と小児科が密に連携
超音波検査で探るリスクと対策

麻布ウィメンズクリニック

(港区/麻布十番駅)

最終更新日:2021/01/06

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  • 保険診療

出産は女性にとって大切なライフイベントだ。新たな家族を迎える喜びと期待に胸が膨らむ一方、「無事に産まれるかな?」「元気に育ってくれるかな?」と、心配事は尽きないもの……。「赤ちゃんがおなかの中にいる間はもちろん、産まれてからもきちんと検査を行い、先々のリスクとその対策を知れば、妊娠中や育児中の不安は楽しさに変わります」と語るのは、産科・婦人科医師の平井千裕先生。小児科医師の守下明日香先生とともに妊娠中・出産後の母親とその子どもを総合的に診療している。そんな2人の医師に、新生児・小児の超音波検査の大切さや妊娠・育児をより楽しむための秘訣を教えてもらった。 (取材日2020年12月10日)

妊娠中から新生児、小児まで。綿密な超音波検査で、妊娠中・育児中の「不安」を「楽しさ」に変えていく

Q周産期の連携はどのように行われていますか?
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▲平井院長自身も2児の母なので、育児相談もしやすい

【平井先生】妊娠中から出産後のママとお子さんを産科医・助産師・小児科医で総合的に診療しています。例えば妊婦健診の超音波検査で気になることがあれば小児科に相談できますし、助産師による母乳ケアやパパママクラスで指導を行っています。【守下先生】小児科ではお子さんと一緒にママも診察しますので、例えばお子さんの予防接種で来られた方にも「他に心配事はありませんか?」と伺うようにしています。そこでもしママ自身に不調があっても、小児科と産科・婦人科が別々だと「後日また予約を取ってください」となってしまいますよね。なかなか予定を空けられないママも多いので、受診が先延ばしにならないようフォローしてあげたいです。

Q胎児の超音波スクリーニング検査の重要性とはどんなものですか?
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▲眺めの良いキッズスペースも完備

【守下先生】出産後にどうなるのかを予想しながら、平井先生と一緒に赤ちゃんの心臓の形や血管の状態などを診ています。何か気になる所見があれば、産科・婦人科の医師が隣にいますのですぐ相談できます。それが実際に先天性疾患などの発見に役立つことも少なくありません。また、あまり知られていないのですが、生まれた直後に手術をしなければ命に関わる病気もあります。そういった場合は時間との勝負になるので、やはり早期発見が必要なんです。 【平井先生】産科での超音波検査は、妊娠週数に応じて形成される各器官に異常がないかを見るのが目的です。分娩に携わる時に小児科のサポートが必要かどうかを見ている側面もありますね。

Q子どもが産まれた後の超音波検査にも力を入れるのはなぜですか?
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▲日々の子育てで感じたことも診療に生かしたいと話す守下先生

【平井先生】妊婦健診での超音波検査の結果が100%ではないからです。妊娠中の超音波は、お母さんのおなかを通して見ているので、小さくて見えない異常もあります。また、赤ちゃんは産まれると肺呼吸が始まるので、胎児と新生児では血行動態そのものががらっと変わるんです。 【守下先生】産まれた後であれば赤ちゃんに直接エコーを当てられるメリットもあります。大泉門が開いているうちは脳内の異常を確認することもできます。その他、胎児期には診断のつかない小さな心室中隔欠損などの形態異常や、大きな腫瘤になるまで症状が出にくい腹部腫瘍、先天性胆道拡張症など表面上わかりにくい異常を発見し、早期治療をめざすことができます。

Q産まれた後にも検査をすることは、とても大切なんですね。
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▲妊婦健診での検査だけでなく、産まれた後の検査も大切

【平井先生】そうですね。生まれてから検査することで、深刻な疾患や、心臓に異常のないことを確認できたなら、ママの安心にもつながります。例えば、子どもは2、3歳になるとグッと体が大きくなることで生理的に心雑音が認められることがありますが、事前に心臓異常がないことを知っていれば「これは元気に成長している証拠だ」と安心することができますし、もちろん心配であれば二次精査の相談もできます。また、妊娠中に気になっていた箇所が、体の構造上の個人差レベルで見えていたのか、今後も観察が必要なものなのか改めて確認できる利点もあるんです。ぜひ妊婦健診での検査だけでなく産まれた後にも検査を受けていただきたいですね。

Q妊娠生活や育児生活をより楽しむために大切なことは何ですか?
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▲「楽しい妊娠」「楽しい子育て」を一緒にめざせる

【平井先生】誰しも初めては不安なもの。でも、予習をすれば、学校の授業も楽しいのと同じで、今後どういうことが起きるのかを知り、実際起きたときに早い段階で相談することが重要です。妊娠中の愛情の芽生えが産後の育児の正しさにもつながりますので、3D/4D超音波で赤ちゃんの顔の表情やしぐさなどをご家族で楽しむのも良いと思います。助産師の外来やパパママクラスを利用して知識をつけたり、ヨガや産後ケアでリフレッシュすることも育児を楽しむ助けとなるでしょう。妊娠や育児には不安がつきものですが、「妊娠を楽しむ」「育児を楽しむ」ことを忘れないでほしいです。

ドクターからのメッセージ

平井 千裕院長

大切な赤ちゃんにかわいいお洋服を買ってあげるように、ぜひ超音波検査をしてあげてください。それが、産まれてきてくれたお子さんへの「安心」という名のプレゼントになると思います。また当院では、助産師による妊娠中の母親学級や産後の育児・母乳の相談ができる外来、小児のアレルギーについて適切なアドバイスや指導・教育を行うことができる看護師による沐浴・保湿のパパママクラスも準備しております。新型コロナウイルスの影響で母親学級の中止が相次いでいる今こそ、個別での子育てサポートを利用していただけたらと思います。私たちと一緒に「楽しい妊娠」「楽しい子育て」をめざしましょう。

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