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赤ちゃんのかぶれやあせも治療
短期的なステロイド使用も視野に

池上コスモス皮膚科

(大田区/池上駅)

最終更新日:2021/01/12

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  • 保険診療

赤ちゃんの肌トラブルに多い、乾燥やかぶれ、あせもなど。すべすべの肌が急に赤くなったり、ガサガサしたりして、焦った経験がある人は多いだろう。かゆみや痛みを言葉で表現できない赤ちゃんの肌ケアは、「予防」と「早めのケア」が肝心。なかなか治らない場合は、赤ちゃんにとってつらい時間が長びかないよう、的確な診断のもとで短期的にステロイドを使用することも選択肢の一つだ。赤ちゃんの肌トラブルの原因やその治療法について、自身も一児の母であり、親子の気持ちに寄り添う診療に信頼が集まる「池上コスモス皮膚科」の村田奈緒子院長に聞いた。(取材日2020年12月13日)

赤ちゃんの肌の乾燥には、1年を通して丁寧なスキンケアが大切。かぶれに気づいたら、早めに相談を

Q赤ちゃんの肌トラブルで多いのは、どのような症状ですか?
A
1

▲異常に気づく頃にはかなり悪化してしまっていることも

皮膚がガサガサする乾燥を筆頭に、おむつかぶれや離乳食・よだれによる口周辺のかぶれ、あせもで受診される方が多いですね。赤ちゃんは「かゆい」「痛い」といった自覚症状を言葉で伝えられないので、親御さんが見て異常に気づく頃にはかなり悪化していることが少なくありません。皮が剥けたり、ジュクジュクしてただれてくると治りにくいため、抱っこのときに顔を擦りつけてくる、おむつ替えやおしりを拭くときに嫌がるなどの様子があるときは少し気をつけて見てあげてください。

Q赤ちゃんの肌トラブルはなぜ起こるのでしょう。
A
2

▲刺激から守るため、保湿が必要

赤ちゃんの皮膚は薄く、皮脂の分泌量も少ないので、もともと乾燥しやすく外からの刺激にも弱いんです。口周りならよだれや離乳食の食べこぼし、おむつの中なら湿気によるムレやおしっこやうんちの汚れが刺激となってかぶれることが多いでしょう。ただし、おむつかぶれでよくある皮が剥けてただれたような症状は、カンジダという真菌(カビ)が繁殖して起こる、カンジダ性皮膚炎の場合もあるので注意が必要です。おむつかぶれとカンジダ性皮膚炎を見分けるには、剥けた皮を一部採取し顕微鏡で検査する必要があります。赤ちゃんや小さなお子さんはピンセットを持って近づくだけで怖がりますので、セロハンテープを用い採取するよう工夫しています。

Q治療法について教えてください。
A
3

▲塗り薬の使い方についても、丁寧な説明を心がけている

乾燥の場合は、保湿剤をしっかり塗って肌を刺激から守ること。乾燥しやすい秋から冬はもちろん、赤ちゃんのお肌は脂を分泌する皮脂腺が未熟であったり、バリア機能が未発達のため、一年を通して保湿が必要です。おむつや口周りのかぶれには、軟膏を処方します。こまめに汚れを拭き取って清潔な状態を維持しながら、やさしくのせるように塗布してください。症状がひどいときは短期間ステロイドの入った塗り薬を使用しますが、その後の経過を見て弱いステロイドや非ステロイドの外用に変更します。ステロイドは強い薬だから……と漠然とした怖さを感じている方も多いのですが、症状に応じた短期的な使用であればそれほど心配する必要はありません。

Q日常的には、どのようなケアをすれば良いのでしょう。
A
4

▲負担のない保湿剤を選び、日頃からスキンケアを意識したい

おむつはこまめに替え、おしり拭きで優しく汚れを拭き取って、きれいな状態を保ってあげましょう。よだれや離乳食の食べこぼしも、長く放置しないことが大切です。併せて、日頃からスキンケアを意識し、肌をしっかり保湿してあげてください。実は、乳児期のスキンケアは、その後の食物アレルギーの予防にもつながるんですよ。保湿剤で肌にバリアをつくると、赤ちゃんの薄い皮膚からアレルギー原因物質が入り込むのを防ぐことが期待できるからです。クリームやローションのほか、泡状のスプレータイプなどもあるので、医師と相談の上で負担なく塗れる保湿剤を選びましょう。

Qなかなかトラブルが改善しない場合はどうすればよいですか?
A
5

▲トラブルの悪化を防ぐため、早めの受診を勧めている

前述したとおり、赤ちゃんが何らかのサインを出し始めたときにはトラブルが進行していることが多いので、できるだけ早めにかかりつけの皮膚科にご相談ください。単なるかぶれだと思っていたらカンジダ性皮膚炎になっていたり、悪化してとびひになってしまったりすると、赤ちゃんにとってつらい時期が長引くだけでなく、親御さんもケアが大変になります。保湿をすることで肌のバリア機能を保ち、あれ? と思ったときに早めに皮膚科を受診することで、肌のトラブルの悪化を防ぎましょう。

ドクターからのメッセージ

村田 奈緒子院長

敏感な子どもの肌にトラブルはつきものですが、原因がわからないうちは不安なもの。私も一児の母なので、親御さんの心配や悩みはよくわかります。「これくらいで受診してもいいのかな?」と受診のタイミングに迷うことがあるかもしれませんが、どんな小さなことでも気にせず気軽にご相談ください。お子さんのお世話に忙しく、つい自分のことを後回しにしがちなお父さん、お母さんのお肌のこともご相談いただければお答えしていますので、是非一緒に受診していただければと思います。マスクかぶれやニキビはもちろん、しみやイボの悩みについて相談したいけど美容皮膚科は敷居が高いという場合も、身近な当院をご活用いただければうれしいです。

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