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生えかけの親知らず
知っておきたい抜歯のタイミング

あいおい歯科 渋谷センター街医院

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2020/10/13

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  • 保険診療

親知らずは、第3大臼歯とも呼ばれる歯で、20代前半に生えることが多い。生えかけがムズムズして痛かったり、また奥にあることから歯磨きがしにくく虫歯や歯周病にもなりやすかったり、トラブルの多い歯でもある。早く抜いたほうがよいのか、しかし、親知らずの抜歯は大変そうと悩む人も多いのではないだろうか。しかも最近は、現代人の顎が小さくなって親知らずの生えるスペースも狭くなり、横向きや斜めに生えるケースも増え、親知らずの抜歯が難しくなっているという話もある。そこで、口腔外科出身で、難症例の親知らずの診療経験も豊富な「あいおい歯科 渋谷センター街医院」浜島均院長に、親知らずの抜歯や、抜歯をするタイミングについて聞いた。(取材日2020年9月25日)

周囲の歯や、口腔全体を守るためにも。虫歯になる前に、親知らずの抜歯タイミングを知っておくことが大切

Q親知らずの生え方にはいくつか種類があるそうですね。
A
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▲親知らずの生え方によって噛み合わせに影響を与えてしまう

人間の歯は、一般的に上下左右8本ずつ、32本あります。親知らず(第三大臼歯)は、手前から数えて8番目の歯で、歯並びの一番奥にあり、永久歯の中で最後に、20歳から25歳ぐらいに生えてきます。近年、食生活や生活習慣が変化したことによって、顎の成長が未発達の人が増え、親知らずがまっすぐに生えない、あるいは生えてこないケースが増えているといわれています。生え方の種類としては、まっすぐに生えるもの、横向きや斜めに生えているもの、完全に骨に埋まっているもの、一部だけが露出しているものなどがあります。顎が狭くなっていることから、手前の歯にぶつかるなどしてきちんと生えてこない親知らずが増えているのです。

Q生えかけの親知らずがもたらすデメリットを教えてください。
A
2

▲虫歯や歯周病にもなりやすい、親知らず

デメリットとしては、虫歯、歯周病、歯並びに関する影響があげられます。歯並びの一番奥に位置するため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生まれるためとても虫歯になりやすいのです。特に横向きや斜めなどの生え方の場合は、手前の歯との間で磨き残しが生じたり、食べかすがはさまったりしやすく、そこが細菌の温床になって虫歯を引き起こしやすくなります。また歯周ポケットが深く、歯垢や歯石がたまりやすいことがあり、歯周病にもかかりやすくなります。さらに、親知らずが横向きに生えていると、手前の歯に対して横方向に押す力が加わり、そのしわ寄せとして前歯が重なるなど歯並びが悪くなる原因になることもあるのです。

Q 生えかけの親知らずが痛い場合、どんな治療が考えられますか。
A
3

▲患者の悩みや希望を聞き、治療計画を立てる

炎症を起こしている場合、患部を洗浄して抗生剤を服用するなど痛みを抑えていくことは可能ですが、抜本的な問題解決にはなりません。親知らずは虫歯や歯周病になりやすい一方、奥にあるため治療もしにくく、トラブルになりやすい歯でもあります。こうしたリスクや、周囲の歯や口腔全体への影響を考えると、問題を起こしているような親知らずは、やはり抜歯したほうがよいと言えるでしょう。また30代、40代と、骨は徐々に硬くなるために抜きにくくなり、抜いた後の治癒も時間がかかる傾向がありますので、若いうちに抜くほうがよいと思います。年齢とともに歯周病にもかかりやすくなるので、タイミングとしては、早めの抜歯が勧められますね。

Q抜歯が必要な症例について教えてください。
A
4

▲親知らずの抜歯についてしっかりと相談して決めたい

抜歯しなくてもよいと考えられるのは、まっすぐ生えていて歯磨きがしやすく、他の歯に悪影響を及ぼす恐れがない場合ですが、残念ながら最近は、このような理想的な親知らずの生え方の方は、かなり少なくなっています。横向きや斜めに生えてきていたり、他の歯に干渉したり、抜いたほうがよいと考えられる方が多いですね。また、親知らずがまっすぐに生えている場合でも、顎の大きさが小さく、周囲の歯茎から完全に露出できていない場合や、歯と歯茎の隙間の歯周ポケットが深いケースでは、抜歯しておいたほうがよいでしょう。私は、現代人にとって、親知らずはほとんど必要でない場合が多いと考え、若いうちの抜歯をお勧めしています。

Q生えかけの親知らずの抜歯方法について教えてください。
A
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▲なるべく患者の負担が軽くなる抜歯を心がけている

まず、安全で正確な抜歯を行うために、エックス線や歯科用CTで歯の根や神経、血管を把握し、親知らずの状態を確認します。次に、抜歯に伴う痛み止めのための麻酔を行います。抜歯方法は生え方によって異なります。比較的まっすぐに生えている場合は、普通の抜歯と同様の方法になります。親知らずが横向きや斜めに生えていたり、骨に埋まっているようなケースでは、一部歯茎を切開したり、歯を分割したりすることもあります。当院では、できるだけ歯茎の切開を避け、どうしても切開が必要な場合も最小限に留めています。骨の切削量もできるだけ少なくするような手法を選択し、腫れや痛み、出血などを防げるよう低侵襲な抜歯を心がけています。

ドクターからのメッセージ

浜島 均院長

「生えかけの親知らずが痛い」という場合、適切な対処法としては抜歯が挙げられます。親知らずが歯茎を押したり、隣の歯に干渉したりして痛みや腫れの原因となっている場合、抜歯によりそれらの改善をめざすことができます。メンテナンスが難しく、虫歯や歯周病になりやすい親知らずを抜歯することは、将来的に周囲の歯を守ることにもつながるでしょう。私は若いうちに親知らずを抜歯することで、さまざまなリスクの回避に結びつくと考えています。当院では口腔外科を専門としている歯科医師が常駐しており、難症例の親知らずの抜歯も手がけています。平日はもちろん、土曜・日曜も夜19時まで診療していますので、気軽にご相談ください。

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