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脳卒中や心筋梗塞の原因となる
動脈硬化とその予防について

たぐち脳神経外科クリニック

(福岡市西区/下山門駅)

最終更新日:2023/12/20

たぐち脳神経外科クリニック 脳卒中や心筋梗塞の原因となる 動脈硬化とその予防について たぐち脳神経外科クリニック 脳卒中や心筋梗塞の原因となる 動脈硬化とその予防について
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加齢に伴って起こる体の変化は当然血管にも起こり得る。どんなに健康な人でも年齢を重ねるごとに血管が硬くなり細くなって、血の巡りが悪くなり病気を発症するリスクが高まる。動脈硬化が脳血管に起これば脳卒中、心臓血管に起これば心筋梗塞、狭心症などの病気になり、重篤になれば命を落とす危険性が高い病気だ。「たぐち脳神経外科クリニック」の田口明院長は、動脈硬化を専門とする熟練ドクター。同院では、1.5テスラMRIや血管エコー、血圧脈波計といった先進の検査機器を備え、動脈硬化の早期発見から病気を起こす前段階での取り組みとして自己健康管理の必要性を強調する。今回の取材では、田口院長に動脈硬化の危険性や予防の重要性などについて詳しく聞いた。

(取材日2021年3月6日)

全身の病気の素地となる動脈硬化の予防と早期発見が治療の鍵

Q動脈硬化について教えてください。
A
たぐち脳神経外科クリニック 早めの受診・相談を呼びかけている田口先生

▲早めの受診・相談を呼びかけている田口先生

動脈硬化は血管に起こる老化現象のことで、加齢とともに動脈が硬くなり、細くなる状態です。年を重ねることによって起こる変化であり避けることはできませんが、喫煙や大量飲酒の習慣があったり、高血圧や高コレステロール血症、糖尿病などの生活習慣病があると動脈硬化が早まることがわかっており、脳卒中や心筋梗塞などの病気を起こす危険性が高まります。加齢に伴う動脈硬化は治療の必要はなく気にすることはありませんが、病気を発症するリスクを高めるような動脈硬化は放置できません。

Q自覚症状はないと聞きましたが、放置した場合は?
A
たぐち脳神経外科クリニック 中待合室でリラックスできる環境づくりと多様な情報提供に注力

▲中待合室でリラックスできる環境づくりと多様な情報提供に注力

動脈硬化が起こってもすぐに症状が出ることはありません。高血圧や高コレステロール血症、糖尿病などの生活習慣病を放置すると、数年かけて少しずつ動脈硬化が進み全身の血管が脆くなります。例えば心臓の血管であれば生命の危険がある心筋梗塞や狭心症を起こしたり、脳の血管では詰まると脳梗塞、破れると脳出血が起こり、手足のまひや言語障害といった重篤な後遺症を残す可能性があります。手や足の血管であれば閉塞性動脈硬化症でしびれや痛みが出て歩行が困難になるなど厄介な状態を招きます。

Q早期発見のためにこちらの医院で取り組んでいることは?
A
たぐち脳神経外科クリニック 高性能MRI機器を使って詳しく脳内の病変を調べている

▲高性能MRI機器を使って詳しく脳内の病変を調べている

動脈硬化を自覚することはできませんので検査をして見つける必要があります。診察時に動脈硬化が早まる背景や要因がないか、具体的には家系に脳卒中を起こした方がいないか、血圧や血糖、脂質異常がないかなどに注意をします。生活習慣病の薬を飲んでいることも重要なチェックポイントです。動脈硬化が疑われる方は専用の検査機器で血管の硬さを測定します。5分程度で血管の硬さが年齢相応かどうか判定できます。動脈硬化が認められた場合は当院で導入している高性能MRIや超音波検査を行い脳血管や頸部血管の形を調べて動脈硬化の進行度合いを評価します。それをもとに生活習慣の指導を行い脳卒中の発症予防につなげています。

Q特に気をつけたほうがいい患者はどんな人でしょう?
A
たぐち脳神経外科クリニック さまざまな検査情報をもとに患者にわかりやすく説明する

▲さまざまな検査情報をもとに患者にわかりやすく説明する

生活習慣病といわれる高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)といった病気をお持ちの方は特に注意が必要です。喫煙や大量飲酒の習慣がある方やメタボリック症候群の方、近親者に脳卒中や心筋梗塞などを発症した方がいる方なども、一度動脈硬化のチェックをすることをお勧めします。動脈硬化は健康な方でも50~60代から進行が顕著になり、無症状でも年を重ねるにつれて血管病変が隠れている可能性があると考え、早めに検査を受けて早期に病気の予防に取り組みましょう。不摂生な生活を送っていると20~30代の方でも動脈硬化が進み病気にかかる可能性が高まることがあり油断は禁物です。

Q予防のために日常生活で心がけることはありますか?
A
たぐち脳神経外科クリニック めまいの検査も行っている 

▲めまいの検査も行っている 

日頃の食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直すことが鍵です。さらに健康セルフチェックとして、自己血圧・体重測定を続けることが重要です。既に生活習慣病の治療を受けている方は服薬を忘れずに続けることも大切です。服薬していない方も、食事は野菜中心の栄養バランスの良いメニューを取り入れ、タンパク質を増やして炭水化物と脂質を減らすように意識しましょう。また運動は体調に合わせて無理なくできる散歩や体操を続けましょう。特に高齢の方はケガをする危険性がありますのでゆっくりとしたペースで行ってください。

ドクターからのメッセージ

田口 明院長

動脈硬化が進むと命に関わる脳卒中や心筋梗塞のほか、認知症などの病気を患うリスクが高まります。一度硬くなった血管は簡単に戻すことはできないので、硬くなるスピードを遅らせるために予防することが重要です。動脈硬化自体には自覚症状がありませんので、発見するためには検査が必要です。まずは受診をして自分の血管の状態を知ることが大切です。動脈硬化を早期に発見して生活習慣の改善に取り組み、未然に病気を防ぐことや発症後の重症化防止につなげましょう。20~30代の若い世代でも生活習慣病を持つ方は動脈硬化が隠れている可能性があるので、早めに健診を受けてかかりつけ医をつくり相談してみてはどうでしょうか。

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