全国のドクター9,327人の想いを取材
クリニック・病院 160,990件の情報を掲載(2020年11月25日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 豊橋市
  4. 下地駅
  5. 医療法人社団師友堂 寺田クリニック
  6. 衛生的な設備・環境での人工透析糖尿病の合併症に配慮したケアも

衛生的な設備・環境での人工透析
糖尿病の合併症に配慮したケアも

寺田クリニック

(豊橋市/下地駅)

最終更新日:2020/09/30

Top Top
  • 保険診療

慢性腎臓病になると、腎臓が機能しなくなり人工透析が必要となる。しかしこの透析治療は、病気の進行を食い止め体の状態を維持することが目的で、透析によって腎臓疾患が完治することはない。命ある限り続くと言っても過言ではないため、長年の治療を大きな負担に感じる人も多いだろう。だからこそ、透析に対する正しい理解と、長く治療を続けるための動機づけや、無理のない通院について考えることが必要だ。そこで人工透析の仕組みや実際の治療について、また長く通って健康を維持するために、「寺田クリニック」が取り組むさまざまなケアやサービスについて寺田央巳院長に話を聞いた。(取材日2020年9月17日)

充実の設備・サービスで長く通える人工透析へ。糖尿病合併症にも配慮したケアも提供。

Qそもそも、人工透析とはどのような治療なのでしょう?
A
1

▲ベッド同士の間隔も取られている

慢性腎臓病になると、老廃物や不要な水分が尿から適切に排泄されなくなり、尿毒症や水分過多による症状が出るようになります。これを防ぐために、腎臓の代わりに人工的な方法で、血液から老廃物などを除去するのが人工透析です。多くの人が利用しているのが「血液透析」で、人工腎臓のフィルターであるダイアライザーを通して血液を循環させる方法です。治療開始前に血管を手術し、通院治療する必要があります。もう一つが「腹膜透析」です。自分のおなかで透析をする方法で、カテーテルを通して透析液を入れ、もう片方から余分な老廃物を取り出します。通院治療の必要がなく時間を有効に使えますが、自分の手技で治療を行う難しさがあります。

Q透析療法の流れや費用について教えてください。
A
2

▲スタッフとの会話を楽しみに、足を運ぶ患者も多い

血液透析を行う場合、週に3回、1回あたり4〜5時間の時間をかけて行います。腕に針を刺すので、片腕を動かすことはできませんが、テレビやDVDを鑑賞することはできます。自分の好きな映画のソフトを持参して、見ている方も多いですね。読書や、スマホ・PCの操作も、片腕を動かさない状態であれば可能ですが、実態は寝ている患者さんが一番多いかもしれません(笑)。費用に関しては、「特定疾病療養受療制度」があります。また、障害がある方や、自治体によってもさまざまな支援制度があるので、積極的に活用して治療を続けていきましょう。

Qこちらでの透析の特徴はなんですか?
A
3

▲スペースを仕切ったベットがあり、感染対策も徹底

まず特徴の一つは、オンラインHDFを取り入れていることです。これは血液透析に補液を加えて、ろ過する量をより多くする方法で、多量の老廃物を取り除くことができます。補充液はダイアライザーの手前で足され、ダイアライザーの出口で捨てられるため、体内に余分な透析液が入ることはありません。また長時間を過ごす場所なので感染対策にも力を入れており、治療前の手指衛生はもちろんですが、発熱している患者さんには、個人用にスペースを区切った場所で透析を受けてもらっています。医療用の空気清浄機も導入しているので、安全性に配慮した衛生的な設備・環境を整えています。

Q先生が透析療法を行う上で重視していることは何ですか?
A
4

▲透析食も充実。患者に合わせてごはんの量まで調整している

患者さんの健康をトータルで支えるために、透析と合わせてできることを取り入れています。例えば、人工透析に至る腎臓疾患の原因は糖尿病が多いので、透析中にフットマッサージを提供しています。糖尿病は神経障害や血管障害を引き起こし、足を痛めてしまうこともあるのです。マッサージ機や、頻尿や失禁治療に用いる低周波治療器も使えるので、透析プラスアルファの医療を提供していると自負しています。透析をつらいものと感じてほしくないので、食事にもこだわっていますよ。ご希望の方には、管理栄養士が個人に合わせ作ったメニューをご提供しています。透析に足を運ぶことで、より健康で豊かな時間を過ごしてほしいです。

Q患者や家族が治療中・治療後に気をつける点はありますか?
A
5

▲清潔感あふれる開放的な部屋で、明るい気分で通院ができる

塩分のコントロールは言うまでもありませんが、水分の管理や、カリウムが豊富な生もの・果物なども気をつけて摂取してください。お刺身などの生ものはヘルシーなイメージですが、腎臓病患者には禁物です。腎臓病は糖尿病由来のものも多く、合併症のリスクも非常に大きいです。神経障害や血行障害による足の障害や、ひどいものでは失明など、生活を変えてしまうような疾病・障害を患う可能性もあります。合併症を引き起こさないように、さまざまなケアや生活上の注意をしながら、透析を続けてほしいですね。当院ではそうした患者さんの力になれるよう、包括的な治療で支えていきます。

ドクターからのメッセージ

寺田 央巳院長

人工透析は、病気を治し、良くしていく治療ではありません。これ以上病気が進行しないように、状態を保つための治療です。だからこそ、前向きに根気よく続けていくためのサポートが必要なのです。これから透析を始める、また今も透析を受けている患者さんは、長い目で見て無理のない形で治療を続けてほしいと思います。当院では、ゆったりした環境・充実した設備で治療を受けながら、美味しいご飯を食べて、リラックスできるように気を配っています。時には落ち込む患者さんやご家族に寄り添いながら、患者さんが自分の状態と向き合い、長く平穏に暮らしていけるように、最善の医療とサービスをご提供できるよう努めていきます。

Access