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がん化する前に対処していこう
子宮頸がんのワクチンと検診

ゆりレディースクリニック

(さいたま市浦和区/与野駅)

最終更新日:2020/10/15

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数あるがんの中でも、原因とがん化の過程が明らかといわれている子宮頸がん。ワクチンによる感染予防に加え、がんになる前の病変を発見できるため、検診の重要性が高いがんでもあるのだそう。一方で患者数の割合が多い20代30代の女性の検診受診率は依然低い水準にとどまっているのだとか。そんな状況を少しでも変えたい、と予約制の診療体制を整えながら子宮がん検診だけは予約なしでも受けつけ、いつでも気軽に子宮がん検診を受けられるようにしているのが「ゆりレディースクリニック」だ。婦人科がん検診に長年携わってきた佐々木由梨院長に、子宮がん検診の大切さと意義について改めて聞いた。 (取材日2020年9月27日)

自覚症状がほとんどないため定期的に受けてほしい子宮がん検診。ワクチンとセットで予防していこう

Q子宮がん検診に力を入れておられる理由をお聞かせください。
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▲基本は予約制だが、子宮がん検診については予約なしで受けつける

婦人科で扱うがんには主に子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんがあります。中でも子宮頸がんは原因やがん化の過程が明確で、がんになる前の段階でみつけることができます。がん化する前に治療が可能であることから、検診が「がん予防」になるわけです。それでもなお、子宮頸がんの発見が遅れたために妊娠の機会を失ったり、命を落とす方が多くいらっしゃるのが現状です。日本は海外に比べワクチン接種率や検診受診率で遅れをとっています。この遅れは、おそらく10年後の子宮頸がんの発生率や死亡率として現れてくると思っています。そのため子宮頸がん検診を当たり前のように受けるという習慣づけに当院が少しでもお役に立てたらうれしいです。

Qそもそも子宮頸がんはどのような病気なのでしょうか?
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▲若いうちから検診を受けてほしいと話す佐々木院長

子宮頸がんは性交渉を介して子宮頸部にヒトパピローマウイルスが感染することによって起こります。ヒトパピローマウイルスは特別なウイルスではなく、性交経験があれば50~80%の女性が一生に一度は感染すると考えられています。感染は90%が自然排除されますが、持続感染すると子宮頸部異形成という前がん病変を経てがん化していくことがあるのです。ヒトパピローマウイルス感染から前がん病変までは1~5年、がん化までは10年ほどかかると推測されます。前がん病変までは無症状のため、がんになる前に見つけるためには検診が必要なのです。

Qがん化の過程が明確だからこそ検診が予防につながるのですね。
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▲検診を受けることが子宮頸がんの予防にもつながる

そうなんです。前がん病変の段階で発見できれば子宮頸部を部分的にとる手術で完治が見込めるため、子宮の温存につなげることができます。しかし、がん化してしまうと今後の妊娠の機会を失う可能性があるだけでなく、後遺症が残りうる大きい手術や放射線治療が必要となることもあります。子宮頸がんは20代後半から増加してくるため、まさに妊娠・出産という大きなライフステージの変化と重なります。ぜひ若いうちから検診を受けていただきたいです。一方で、子宮体がんを含めたその他のがんは原因が明確に特定されておらず、検診の目的はあくまでもがんの早期発見ということになります。

Qヒトパピローマウイルス感染症の予防接種もありますね。
A
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▲定期的な検査・検診が大切

子宮頸がんワクチンは、原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するものです。ヒトパピローマウイルスには多くの型があるため、ワクチンによって期待できる予防効果は100%ではありません。ですから性交渉が始まる前にワクチン接種を、性交渉が始まったら定期的に検診を受けるというのが理想的でしょう。ワクチンに治療効果はありませんが、再感染の予防が望めますので、既に性交経験のある方にも効果が期待できます。副反応についてご不安な方もいらっしゃるかと思いますが、接種前に必ずご説明いたします。

Q検診はいつ、どの程度の間隔で受ければいいのでしょうか?
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▲医師として、女性として、母としてさまざまなアドバイスをくれる

さいたま市の場合、子宮がん検診は20歳以上が対象で、20~39歳は毎年、40歳以上は2年ごとに公費助成での受診が可能です。また自費診療にはなりますが、ウイルス感染を調べるHPV検査を受けていただくことで、検診の間隔を2年以上にあけられる場合もあります。子宮頸がん検診と併せて、子宮体がん検診や卵巣腫瘍、子宮筋腫などを診る超音波検査もオプションで行っています。症状のない方は検診の必要性を感じることが少ないかもしれませんが、検診でご自身の健康をあらためて確かめてほしいです。

ドクターからのメッセージ

佐々木 由梨院長

産婦人科医師の立場から、また一人の女性としても子宮がん検診はお勧めしたい検診です。特に子宮頸がんはワクチンと検診で、予防が可能ながんです。仕事、家事、子育てなど女性は忙しいと、ご自分のことは後回しにしがちです。当院では思いついた時にいつでも検診に来ていただけるよう、子宮がん検診については予約なしでも受けつけております。結果説明も自宅で聞いていただけるようオンライン診療も導入しています。当院があることで、お一人でも多くの女性が子宮がん検診に足を運んでくださればうれしいです。そのことが、結果として地域貢献につながるよう、これからも力を尽くしてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診料/3000円、再診料/800円、 子宮頸がん検診(細胞診)/3600円、 子宮頸がん検診(HPV検査)/4000円、子宮頸がんワクチン/1回:1万7000円、3回セット:5万円(すべて税別)

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