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ワクチンの任意接種とは
感染症から子どもたちを守るのに重要

たきもとこどもクリニック

(福岡市東区/香椎宮前駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

重大な後遺症を残すことや、最悪のケースでは死に至ることもあるさまざまな感染症から、子どもたちを守るのに有用な予防接種。しかし、何度もクリニックを受診しなければならず負担を感じてしまう保護者、あるいは新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う受診控えで予防接種を受けられずに不安を感じている保護者もいるだろう。子どもの健やかな成長のためには切り離すことができない予防接種。正しい知識があればもっと効率的に、もっと安心して受けることができるはず。そのため今回は、福岡市立こども病院でも予防接種を担当する「たきもとこどもクリニック」の瀧本朋子院長に、予防接種の重要性や複数接種、受診後に気をつけるポイントなどについて話を聞いた。

(取材日2020年9月5日)

子どもたちの健康を守るため定期接種だけでなく、おたふく風邪や百日咳、ポリオ等の任意接種ワクチンも推奨

Qそもそも予防接種はなぜ必要なのでしょうか?
A
1

▲予防接種の必要性を優しく語る瀧本先生

以前は、麻疹や髄膜炎などの病気によって、重い後遺症が残ってしまったり、命を落としてしまったりする子どもたちが多くいました。それらの感染症を防ぐためにワクチンが開発され、つらい思いをする子どもたちが減ってきた経緯があります。命に関わる感染症がたくさんある中、ワクチンで予防をめざせることはとても心強いことだと思います。また免疫力が弱くて予防接種を受けられない子もいるので、そういう子どもたちを守るために感染症を広げないという意味においても、予防接種は非常に重要です。感染症を予防する、拡大を防止するという2つの側面から、定期接種はもちろん、任意接種についても積極的に受けていただきたいと考えています。

Qワクチンにはどのような種類がありますか?
A
2

▲子どもの気持ちにも寄り添い、丁寧な診療を心がける

そもそもワクチンは病原体そのものであったり、病原体の中で抗原性のある一部を切り取ったりしたもの。それを体内に取り入れることで免疫をつけ、実際に病原体が入ってきたときに戦える状態にしておくのです。ワクチンは大きく2つに分けられ、1つは病原体を弱毒化させた生ワクチンで、麻疹・風疹・ロタウイルスなどの予防接種が該当。こちらは感染する可能性がゼロではありませんが、元気なお子さんが感染することはほとんどありませんので、ご安心ください。もう1つの不活化ワクチンは、病原体の抗原性のある一部分を毒性をなくして取り出したものでワクチンによって感染することはありません。

Q任意の予防接種は受けなくても良いのでしょうか?
A
3

▲看護師とともに、怖がらせないように手際良く予防接種を行う

ワクチンはどれも重篤な感染症を予防するのに大切なものなので、本来であれば不要なものなどありません。日本では任意接種のものも、海外では当たり前に定期接種として接種されているものがほとんどです。任意接種も非常に重要で、例えばおたふく風邪は難聴や不妊症などの合併症があり、ポリオや百日咳も、乳幼児期だけの定期接種だけでは年齢に伴って免疫力が落ちていくため、就学前や学童期で追加接種することが推奨されています。可能な限り任意接種も受けて、みんなで病気を予防していきましょう。

Q定期接種は回数も多く、負担に感じる方もいらっしゃいます。
A
4

▲頼れるスタッフが作成した予防接種のスケジュール表で管理

保護者の方からもよく質問を受けるのですが、予防接種は同時接種も可能。乳児期は定期接種の種類が多く、1つずつ接種していると受診回数も増え、保護者の方の負担もお子さんの風邪などへの感染リスクも高まってしまいます。さらに子どもは体調を崩しやすいので、予防接種のスケジュールが後ろ倒しになるケースも。本来予防接種の目的は、できるだけ早く免疫をつけて感染症を防ぐこと。そのため当院では複数ワクチンの同時接種を推奨しています。不安を感じる方もいらっしゃいますが、同時接種によって副反応が強く出たり、効果に影響が出ることはありません。受診回数が少なくて済むよう一緒に相談しながらスケジュールを組んでいきましょう。

Q予防接種では保護者の方やお子さんへのフォローも必要ですね。
A
5

▲子どもも笑顔になるように、子どもと保護者へ気配りを忘れない

予防接種の副反応で発熱したり、注射したところが腫れたりすることもあるので、できるだけ自宅で安心して過ごせるよう経過を説明するようにしています。また機嫌が悪くなることもありますが、ほとんどは1日で通常の状態に戻りますので、大きな変化がなければ一晩様子を見てください。それでも不安を感じる保護者の方も多いと思います。風邪などの紛れ込みもありますので、いつもと違うと感じたら頑張り過ぎずに医療機関を受診しましょう。またお子さんにも予防接種のことをきちんと説明したり、注射を頑張った後に褒めたりしながら、一人ひとりの性格に応じて対応するように心がけていますので予防接種がご心配な方はぜひご相談ください。

ドクターからのメッセージ

瀧本 朋子院長

予防接種は子どもたちを感染症から守るためにとても大切なものですが、中高生や大人の方にとっても重要です。例えば胎児に影響を及ぼすといわれる風疹、6ヵ月以下の乳児で重症化しやすい百日咳は要注意。風疹は妊娠を希望する女性、その周囲の方などに対して、抗体検査や予防接種の公費助成があるので活用しましょう。また百日咳の予防接種は生後3ヵ月からしか接種できないため、周囲が罹患しないように免疫をつけておくことがとても大切です。そのためにも就学前や小学校高学年での追加接種、また妊婦の方などにも任意接種を推奨しています。予防接種をみんなで受けることで、病気にかからない、病気を広げない社会をめざしましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【予防接種】 三種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)/5000円 ロタウイルス(2回、3回)/3万円 不活化ポリオ/1万1000円 おたふく風邪/7000円 髄膜炎菌/2万5000円 ※すべて税込み

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