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田中 宏 院長の独自取材記事

田中歯科医院

(北九州市小倉北区/小倉駅)

最終更新日:2021/11/25

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JR小倉駅から徒歩6分、北九州モノレールからも見えるビル5階にある「田中歯科医院」。院長の田中宏先生は、大学病院や北九州市内の開業歯科医院での研究や臨床経験を経て2020年、同院を開院した。歯科用顕微鏡のマイクロスコープや歯科用CTを活用した精密な歯周病治療や歯の根管治療などに幅広く対応。「できるだけ歯を長持ちさせる」をモットーに患者の希望に寄り添う診療をめざしている。明るい笑顔で迎えてくれた田中院長に、診療への思いや同院の特徴などについて語ってもらった。

(取材日2021年1月21日)

歯のトラブルの原因を取り除くことに注力

大学卒業後のご経験や開院までの経緯を教えてください。

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大学卒業後、福岡歯科大学医科歯科総合病院の口腔外科に在籍していました。外来で多いのは親知らずの抜歯でしたが、口腔がんや歯並びに関する手術など外科的な診療もしていました。がんなどの口腔外科領域は地域の歯科医院では診られない場合もあるので、その経過観察も含めて大学病院ならではの臨床経験を積みました。その後、北九州市内の歯科医院で虫歯や根の治療、歯周組織再生療法を含めた歯周病治療、矯正など、歯科全般の治療を経験し、2020年3月に開院しました。ここでは35年間、他の先生が歯科医院をされていましたが、その先生が主催する症例検討の勉強会に私も参加しているご縁で、場所を引き継ぐかたちで開院しました。

開院されてからは、どのような患者さんが来院されているのでしょうか?

以前の歯科医院から引き続き来院される60~70代の方も多いことから、近辺の歯科医院よりは患者さんの年齢層が高いのかもしれません。定期的なメンテナンスで福岡市内から通われている人もいて、意識の高い患者さんが多い、と感じています。自由診療ではセラミックのかぶせ物など、見た目の美しさへの関心も高いです。新規では中高生や若い世代の方が、「歯が痛い」と飛び込みで来られることも。「歯の痛みがなかなか取れなくて」という訴えもあり、痛みやトラブルの原因を取り除くことを意識した治療を行っています。

痛みの原因を見逃さない、という診療方針を感じます。

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例えば、「親知らずが痛い」と来院されて診てみると、実は顎関節症の痛みで親知らずに痛みは出ていなかったり、口腔内をぱっと見て大きな虫歯はあるけれど、その近くの歯周病が痛んでいたり。歯を抜いたり、神経の処置をすると二度と元には戻りませんから、痛みという症状一つでも、虫歯なのか歯周病なのか念入りに確認します。そのため、口の中の写真やエックス線写真撮りなど、事前の検査に1時間ほどかかることもあります。治療計画の説明を丁寧に、患者さん一人ひとりのトラブルの原因に誠実に向き合うことが大切だと考えています。

歯科用CTやマイクロスコープを開院と同時に導入されたのですね。

はい。歯科用CTは口内を3次元で撮影することができ、エックス線ではわかりにくい顎骨の厚みや神経、血管の位置も把握できます。親知らずの抜歯では、その近くの骨の中を通る神経を傷つけると知覚異常が起こることもありますから、注意が必要です。マイクロスコープは精密な治療全般に欠かせないと考え、開院時点で新型の機器を入れました。よく使うのは歯根の消毒の時。他の処置と違って根の中は見えないですし、細く複雑な形をしています。汚れをきちんときれいにかき出し、洗浄、消毒することで再発予防にもつながるので、経験や勘だけに頼った処置はしません。映像や動画も撮ることができ、大型モニターに映して患者さんと共有しています。口頭だけの説明より口の現状と治療内容がイメージしやすくなります。

「歯を残す」ためには予防啓発が課題

数ある治療の中でも力を入れている分野は何でしょう。

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「できるだけ抜かない」をモットーに歯の根管治療、歯周病ケアに力を入れています。この2つが、歯を残すための主軸だと考えるからです。根の治療は歯を長く保存するための基礎工事のようなもの。どんなにかぶせ物が良くても、土台である根がしっかりしていなければ結局、外すことになってしまいます。歯周病の原因は主に磨き残しによる汚れだと考えています。歯と歯茎の間にある溝にプラーク(歯垢)がたまると中で炎症が起き、進行すると歯を支えている骨を溶かして、最終的に歯が抜けてしまいます。予防には毎日の歯磨きはもちろんのこと、定期検診でプラークや歯石を取っていくことが必要です。当院では麻酔を使って歯茎の深いところまで掃除することもあります。外科処置を伴う再生療法にも対応していますが、切開するのは怖い、という方も多いですので、やはり1~3ヵ月に一度は来院してもらい、メンテナンスをさせていただきたいと思っています。

ブラッシングなどのセルフケアも大切ですよね。患者さんに関心を向けてほしいことはありますか。

初期の虫歯だと樹脂性の材料で埋めて、引っ掛かりのない状態にまできれいに研磨していきますが、歯の表面のエナメル質と比べればどうしても汚れが付着しやすく、着色もしやすくなってしまいます。小さな虫歯を取ることで結局、そこから悪くなっていってしまえば意味がありません。口の中のプラークコントロールができていればブラッシング指導で様子をみて、むやみに削らず、保存していくこともあります。ブラッシングは患者さん自身ができる治療であり、予防だと考えています。残念ながら、歯を失ってみて初めて、その大切さに気づく方がほとんどです。自分の歯でおいしく食べること、1本でも多く健康な歯を保っていただくことをめざして、予防に関する意識を高めてもらえるよう取り組んでいきたいと思っています。

こちらのスタッフ体制や院内設備についてもお聞かせください。

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歯科衛生士3人、歯科助手2人、私の6人体制です。3人は前身の歯科医院から長年、勤めているので患者さんのこともよくわかっていて、とても助かっています。歯科医院はどうしても「怖い」というイメージがあると思うのでスタッフ一同、患者さんとのコミュニケーションを大切に、落ち着ける雰囲気づくりに努めています。診察台は5台で、それぞれパーティションで間仕切りし、プライバシーに配慮しています。器具の徹底した滅菌を心がけるのに加え、空気清浄機、治療中に出る飛沫や粉じんを吸い取る口腔外バキュームを設置し、衛生面にも力を入れています。現在は感染症予防のための換気で乾燥するため、加湿器もフル稼働。院内を清潔に保ち、安心の中で医療を提供できるようにしています。

口腔から全身の健康を守りたい

先生が歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

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家族は祖父が歯科医師で父が医師です。私自身は当初は鍼灸の専門学校へ進学しました。卒業後に仕事を始めてみると、顎関節症からくる不具合など、噛み合わせが全身に影響を及ぼしていることに気づきました。もっと根本的な部分から取り組みたい、と思い立ち、福岡歯科大学へ入学しました。幼い頃から祖父や父から自然に話を聞いていた影響もあったと思います。口内に炎症があると出血し、細菌は血管を通って全身へ回るといわれます。口の健康を保つことは全身の疾患リスクを減らすことにもつながるのです。

診療の際はどんなことを心がけていますか。

患者さん一人ひとりのニーズに応じて治療方針を決めていくことです。急いでいて痛みさえ取ってもらえばよい、という方もいれば、しっかり診てもらいたい、という方もいます。まずはアンケートで患者さんの希望をくみ取り、提供できる治療内容とすり合わせることから始めます。口腔外科の観点からも幅広く対応できることは、大きな強みだと思っていますし、さまざまなニーズに応えられるプロフェッショナルで在り続けたいと思います。インプラントなど欠損した歯を補うための治療も大切ですが、まずは極力歯を抜かずに保存できるような治療を心がけています。当院では歯を守るという観点から、透明なマウスピース型の装置を用いた矯正も行っています。

最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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患者さんが不安を残したまま治療に進むことがないよう、当院ではカウンセリングを大切にしています。口内に関する悩み、疑問点があれば、遠慮なく聞かせてください。望まれるゴールを共有して、一番良い治療法を選んでいきたいと思います。駅ビルや商店街、デパートにも近い歯科医院です。何か少しでも気になることがあれば、買い物ついでにでもお気軽にご相談へいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/55万円~、セラミッククラウン/11万円~、歯周組織再生療法/5万5000円~

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