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生理痛を抑えるのにも役立つ低用量ピル
症状や生活に合わせて選択

純子ウィメンズクリニック自由が丘

(目黒区/自由が丘駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

避妊に有用として知られてきたピル。生理痛(月経痛)をはじめとする月経困難症にも適用できる場合があるなど、治療の側面でも知られるようになってきた。最近では、女性ホルモンの量を減らした、体への影響の少ない低用量ピルを使いたいという人も多いそう。「純子ウィメンズクリニック自由が丘」では、矢内原純子院長が患者一人ひとりの症状や希望、生活スタイルに合わせて低用量ピルを処方しているという。時には漢方診療も取り入れながら、患者の生活への支障の程度に合わせて、適切な低用量ピルを選ぶのが特徴だ。「ピルを上手に活用し、月経のトラブルから解放され、多くの女性に生き生きと前向きに生きてほしい」と語る矢内原院長に、低用量ピルについて詳しく取材した。

(取材日2020年6月25日)

避妊だけでなく、生理痛など月経困難症の治療にも役立つ低用量ピル

Qまず、低用量ピルについて教えてください。
A
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▲ピルについてわかりやすく説明してくれる矢内原院長

ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の女性ホルモンから合成されていて、排卵を抑制します。低用量ピルは、従来の中用量ピルに比べて、ホルモンの配合量が少なく副作用が少ないことが知られています。従来ピルは避妊目的で使用されていましたが、近年は、月経周期変更や月経痛などの月経困難症、月経量異常、月経前緊張症に対して使われるようになりました。一方、中用量ピルは、アフターピルや、月経周期異常に使われることが多くなっています。

Q低用量ピルは、どんな時に使用するのが良いのでしょうか?
A
2

▲患者に合わせて処方してくれる

ピルを飲み始めるタイミングは、症状や生活スタイルなどにより異なりますが、私は、月経トラブルで学校や会社を休む、救急車を呼ぶなど、社会生活への支障の程度が判断の目安になると思います。大切な試験や試合のために、月経周期を整えたいという場合には、半年〜1年前からの服薬が勧められます。また低用量ピルには、ホルモン量が一定の一相性ピル、自然のホルモン周期のように3段階で調整している三相性ピルなどさまざまな種類があります。症状や希望、目的によって、どのタイプにするかを決めていくことも大切です。

Qピルを使用する場合、どんな注意が必要ですか?
A
3

▲検査時に使用する内診室

ピルを服薬する前には、必ず子宮や卵巣の超音波検査や血液検査を行って、婦人科系疾患や血栓症、肝機能などのリスクがないことを確認し、血栓のリスクとなる喫煙者や肥満のある方は注意します。ピルの飲み始めには軽度の吐き気や乳房の張り、月経と月経の間に出血が見られることも。副作用がひどい場合や数ヵ月しても軽減しない場合は、ピルの種類の変更や、他の原因がないかを調べる必要があります。また、血栓症の発症を未然に防ぐため、ピル服用前および服用中には、問診・血圧測定・血液検査を含む定期検査を必ず年数回、リスクの高い方は間隔を相談しながら実施するほか、子宮頚がん検診・超音波検診は所見に異常がなくても年1回行います。

Qピルは、生理痛の治療にも役立つのですね。
A
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▲女性医師だからこそさまざまな悩みを共有できる

低用量ピルは、排卵を抑制する働きがあるので、子宮内膜が厚くなりません。その結果、月経量の減少が期待でき、月経痛などの症状の改善につながると考えられます。また子宮内膜症は子宮内以外のところで出血をする病気で、低用量ピルを飲むことでその病気の部位の出血も減少させるため、子宮内膜症の治療としても使われています。つまり、子宮内膜症の方にとって低用量ピルの服用はより有用といえるでしょう。大切なのは、痛みの原因が子宮や卵巣の形態異常から起きていないかをピルの服薬を始める前に、きちんと検査を受けて確認すること。子宮や卵巣に異常があってもなくても、月経困難症と診断された場合、低用量ピルは保険適用になります。

Qこちらでは、漢方薬との併用ができると聞きました。
A
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▲カウンセリングルームも完備している

私は、漢方診療も専門的に学んできましたので、いわゆる西洋医学と東洋医学を組み合わせて、その方に最適な治療を行いたいと考えています。まず、内診や血液検査など一般的な西洋医学で、症状を確認し、明らかに婦人科系の疾患がある場合はその治療を行います。その上で、漢方薬が向くと考えられる患者さんには、その選択肢もお伝えして、希望があれば漢方診療を行います。月経困難症がそれほど重症ではない方、ピルに抵抗のある方には漢方薬をお勧めすることが多いですね。また、ピルを服薬して、吐き気やだるさ、頭痛など認めた場合、まず漢方薬で出現した症状にアプローチし、ピルを飲める体質に整えていく治療を行うこともあります。

ドクターからのメッセージ

矢内原 純子院長

月経困難症をはじめ、月経前症候群や重症の月経前不快気分障害、月経過多による貧血など、月経にまつわるトラブルに悩まれている方はとても多いようです。私は生理痛に関しては、子宮筋腫や子宮腺筋症などの疾患のない方であれば、低用量ピルや漢方薬をうまく活用すれば、ほとんど解決できるのではないかと思っていますし、さまざまな月経トラブルも回避できるはずだと思っています。低用量ピルは症状や目的、生活スタイルに合わせて適したものを選ぶこともできますので、悩まれている方は、ぜひご相談ください。多くの女性が月経トラブルから解放されて、充実した毎日を送れるようにと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

低用量ピル:一般2800円/学生2500円

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