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さまざまな装置を組み合わせた非抜歯の歯列矯正
難症例への対応も

さわだ矯正歯科クリニック

(長岡京市/長岡天神駅)

最終更新日:2022/06/24

さわだ矯正歯科クリニック さまざまな装置を組み合わせた非抜歯の歯列矯正 難症例への対応も さわだ矯正歯科クリニック さまざまな装置を組み合わせた非抜歯の歯列矯正 難症例への対応も
  • 自由診療

現在、裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正など多様な矯正技術が普及している。同時に、デンタルIQの向上に伴って歯並びの乱れを治療したいと望む人は多く、自費診療で行う歯列矯正だけに、患者からの関心や期待は高いという。大学卒業後から今日まで、一貫して歯列矯正に携わる「さわだ矯正歯科クリニック」の澤田大介院長は、矯正歯科専門という診療環境を整え、新たな技術を随時導入しつつ、独自の治療技術開発にも取り組んできた。そのキーワードは「非抜歯」で「目立たない」歯列矯正。「矯正歯科を専門とするクリニックだからこそ、難治療例にも対応し、安全で質の高い治療を提供したい」と語る院長に、同クリニックならではの診療について解説してもらった。

(取材日2020年11月16日)

極力歯を抜かずに、目立ちにくい装置を用いて行う矯正。難症例への対応も

Q「歯を抜かない矯正」とはどのようなものですか。
A
さわだ矯正歯科クリニック 前歯だけでなく、口腔内全体が調和のとれた歯並びとなるよう意識

▲前歯だけでなく、口腔内全体が調和のとれた歯並びとなるよう意識

前方や内側にずれた歯の位置を正して無理なく行う、従来の矯正とは異なる矯正治療を行っています。一般的には顎が未発達で小さく、歯と顎のサイズがアンバランスであるとよくいわれますが、実際には顎は平均値よりも大きいことがほとんどです。そこで私は、歯並びが乱れている人では、顎のサイズは十分であっても永久歯が正しい位置より内側や前側にずれて生えている人が多いことに気がつきました。そしてそのような人は、そもそも乳歯がすでにずれて生えていることが多いのです。そこで、このずれを修正できれば、抜歯をしなくても歯並びを改善できるのではと考え、歯列を外側や後ろ側に移動するための矯正技術の開発に取り組んできました。

Q実際の治療は、どのように行うのですか。
A
さわだ矯正歯科クリニック 口腔内スキャナーを導入し、患者の負担軽減にも努める

▲口腔内スキャナーを導入し、患者の負担軽減にも努める

大人の矯正では、歯科矯正用のアンカースクリューという小さなネジを歯茎の裏側から固定し、リンガルアーチという金属製のワイヤーをひっかけて力をかけ、歯列を外側、後ろ側へ移動していきます。こうすることでスペースをつくり、歯並びを整えていく狙いがあります。またアンカースクリューを活用し、歯茎から出すぎている前歯の調整も図れます。出っ歯やガミースマイルの患者さんでは、前歯が1cm短くできれば見た目が大きく変わると考えられるのです。さらに精密な歯並びを希望される場合には、歯の裏側から目立たないブラケット装置を併用することもできます。

Qデジタルシステムも取り入れていらっしゃるそうですね。
A
さわだ矯正歯科クリニック 患者のニーズに合わせて豊富な治療オプションを用意している

▲患者のニーズに合わせて豊富な治療オプションを用意している

コンピューターに患者さんのCTやエックス線画像、歯型のデジタルデータ、顔写真などを取り込んで、3D画像で患者さんのリアルな歯列や骨格を構築し、それを画像上で移動させることができるシステムです。このシステムを当クリニックでは治療の後半、つまりほぼゴールに近づいた仕上げの段階で、患者さんのイメージに合った、より精度の高い歯並びを実現するためのサポートとして役立てています。

Q子どもの矯正について、教えてください。
A
さわだ矯正歯科クリニック 小児の頃から矯正を行うことが大切だと話す

▲小児の頃から矯正を行うことが大切だと話す

子どもでは、指吸いなどで歯並びが乱れると咀嚼力が身につきにくく、頬の筋肉の発達にも影響を与えやすい。そうなると口を開けて眠るようになり、舌の位置がずれ、本来なら生え替わり期に顎の成長に伴って歯列が広がるのですが、それがうまくいきにくくなると考えます。そこで、生え替わり期にリンガルアーチや拡大床装置で、歯列を広げることを図り、永久歯が正しい位置へ生えてくるように誘導します。子どもの矯正装置も、外から見えにくく、扱いやすいシンプルなものが中心です。小児の場合、非抜歯かつ一期矯正だけで十分な場合も多いので、なるべく小児期から予防的な矯正を行うよう、積極的にお勧めしています。

Q一般歯科のクリニックとは、どのように連携されていますか。
A
さわだ矯正歯科クリニック 他院と連携を図り、より良い医療提供をしたい、と話す澤田院長

▲他院と連携を図り、より良い医療提供をしたい、と話す澤田院長

かつては一般歯科で虫歯の治療を受けているお子さんが歯並びの乱れを心配して、当クリニックをご紹介いただくケースが多かったですね。ただ、最近では虫歯のある子どもが激減しており、「初めての歯科受診が矯正治療」だというお子さんも増えています。そのような方については、矯正治療が終わったのちに、地元の先生へ一般歯科の治療をお願いすることもあります。また40歳前後からの患者さんでは、歯周病などの治療が必要なこともあり、専門の先生と協力しながら治療を進めています。非抜歯を希望される患者さんはもちろん、治療に難渋する症例や再治療が必要な患者さんも日常的に診療していますので、気軽にお問い合わせください。

ドクターからのメッセージ

澤田 大介院長

アンカースクリューやリンガルアーチを使用して歯列の改善を図る治療であれば、歯の移動する方向はおのずと決まってきます。このため、治療経過を共有できれば、どの歯科医師が治療を担当しても治療結果に大きな差は生じないと考えます。そこで、当クリニックでは毎回の治療時に必ず写真を撮り治療経過を記録しています。また、このような治療手法と診療体制が確立できたので、当院と3つの分院間で治療データを共有し、どこでどの歯科医師にかかっても、同じように前回の続きの治療を受けることができます。今後も、矯正装置の改良や治療のスピードアップなど、患者さんのニーズに応える課題に、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

相談/220~770円、検査・診断/5万2800円~7万4800円、子ども一期治療/38万5000円、大人一期治療/60万5000円、大人二期治療/69万3000円~、調整料(各回)/3300円

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