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全身型ナローバンドUVBによる
皮膚疾患治療をより気軽な通院で

赤羽橋皮ふ科クリニック

(港区/赤羽橋駅)

最終更新日:2020/12/08

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  • 保険診療

紫外線の有害な波長を取り除き、皮膚症状に効果が期待できる波長の紫外線を照射する「紫外線治療」。皮膚科診療では幅広い疾患に一般的に用いられている治療法だ。「赤羽橋皮ふ科クリニック」の西田真紀子院長は、大学病院で勤務していた頃から、この紫外線治療を長年行ってきた。さまざまな症例ごとに量や時間、当て方を調整するなど経験豊富な西田先生に、この治療の活用法を聞いた。 (取材日2020年7月3日)

全身型のナローバンドUVB装置と、ピンポイントで使えるターゲット形エキシマライトの両方を使い分けて

QナローバンドUVB治療は、どのような皮膚疾患に用いますか?
A
1

▲病院と同レベルの治療をクリニックでも行えると話す院長

ナローバンドUVBという紫外線治療は、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症、尋常性白斑、皮膚の悪性リンパ腫といった、幅広い疾患に対して行う治療法です。例えばアトピー性皮膚炎や乾癬の方では、まず外用薬や抗アレルギー剤の内服を行い、そうした治療でなかなか改善が見られない場合に、ナローバンドUVB治療を併用していくこととなります。白斑や円形脱毛症などの疾患では症状によっては最初から外用薬と紫外線治療を併用して治療を開始することもあります。

Qそもそもどのような治療なのか、教えてください。
A
2

▲ターゲット型の照射装置を完備。より病変部に限局した治療も可能

紫外線の中で、ある特定の波長が皮膚のかゆみや炎症を抑えたり、皮膚の免疫を抑制したりすることがわかっています。その波長のみを照射する医療用装置を用いて皮膚症状の改善をめざす治療法です。紫外線は長時間過剰に浴びると、肌の老化や皮膚がんの原因になり得るので、治療の際は症状によって適切な量と時間を管理します。ですが、放射線やレーザーなどと違い、紫外線は自然界で常に接しているものですから、より安全に配慮して使える治療法です。年齢の低い小児の場合には、大人と比べて発がん性の問題があるので、行うとしてもかなり慎重に行います。

Q全身照射と部分照射があるようですが、どう使い分けますか?
A
3

▲クリニックでは少ない全身型の紫外線照射装置を導入している

主に、症状が広い範囲に出ているか、限られた部分に出ているかで使い分けています。例えばアトピー性皮膚炎など、顔から手足など全身くまなくかゆい場合は全身型装置が適していますし、乾癬や白斑などの方である程度範囲が決まっている場合には、ターゲット型のエキシマライトを患部にのみ当てます。首から下に広く出ていれば、全身型の装置に入って、顔だけ布でカバーするといった方法もあります。全身型は一様に照射できるので治療時間が短く済みますが、その分広い範囲が日焼けします。部分照射であれば、患部にのみ当てますので、照射の必要ない部分の日焼けは防ぐことができます。

Q紫外線治療を始める際に注意すべきことを教えてください。
A
4

▲穏やかな口調でわかりやすく説明してくれるので安心だ

紫外線治療は、一回にかかる時間は数十秒から数分と短いものものの、週1回程度で定期的に通うことが必要になります。前回照射してから期間が開いてしまった場合には、やけどのリスクが上がりますので線量を下げる必要があり、治療効果が下がります。そのため、通院しやすい医療機関で始めるのが望ましいと思います。また、紫外線治療と併用できない内服薬や外用剤がありますので、現在使用している薬剤はすべて医師に伝える必要があります。

Q治療1回ごとの時間や期間、費用について教えてください。
A
5

▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

照射時間は、最初は数十秒から始め、最大でも数分程度。紫外線の強い光を急に浴びてしまうとやけどするので、徐々に慣らしていき、ある程度の量を維持した状態で週1回、もしくは2週に1回は定期的に通院します。期間は疾患の種類や症状によって異なりますので、少なくとも1~2ヵ月は継続して症状の変化を観察しながら照射を続けます。皮膚がんリスクを考えれば長くても2年くらいが目安でしょう。長期になる場合は照射総量を考えて、休止期間を設けることもあります。費用は基本的に保険適応です。

ドクターからのメッセージ

西田 真紀子院長

紫外線治療は治療自体は簡単なものですが、頻繁に通院していただく必要があり、症状によっては年単位で通っていただく場合もありますので、通いやすいクリニックでしっかりと治療を受けていただきたいと思います。通院自体が負担になってしまうと、それが治療を中断するきっかけになってしまい、通えないからと途中でやめてしまうことになりかねません。当院は最寄り駅も多く通いやすい環境にありますし、患者さんに寄り添った診療をモットーに、女性医師とスタッフが患者さん一人ひとりに対して、こまやかな配慮を大切に対応しています。ぜひ気軽にご相談ください。

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