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熊谷 成将 院長の独自取材記事

すどうからだのケアクリニック

(小牧市/小牧駅)

最終更新日:2020/10/23

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小牧駅から車で10分の場所に「すどうからだのケアクリニック」はある。同院で診療にあたる熊谷成将院長は、長く消化器内科で研鑽を積んできたドクター。得意とする胃と大腸の内視鏡検査に力を注いでいる。「質の高い診療をめざすと同時に、患者さんの話に耳を傾けて、言葉の端々に潜む体の不調も見逃さないように気をつけています」そう語る熊谷院長からは、患者を一番に思い、治療に誠実に向き合う姿勢が随所から伝わってくる。優しく謙虚な人柄で、話の中で時折のぞく温かい笑顔が印象的な熊谷院長に、診療方針や今まで積んできた経験、今後の目標など、多くの話を聞いた。
(取材日2020年9月15日)

痛みに配慮し、精度にこだわった内視鏡検査を

診療方針を教えてください。

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私自身の想いとしては、まず患者さんが第一ということです。そのためにはどうしたらいいかですが、私自身が消化器の専門ですので、痛みの軽減に努めながら、見逃しが少ない内視鏡検査を徹底してやっていきたいと思っています。初期診療で問題が見つかれば、ほぼ治療できると考えますが、検査がつらいものであると2回目以降受けてもらえなくなってしまいます。それは患者さんにとって決して良くないことですので、できる限り苦痛に配慮した内視鏡を心がけています。あとは、2階にリハビリテーションルームがあるので、友達同士で来られる方もいらっしゃって、そういった意味では地域の人たちの憩いの場になっているのかなと思います。初期診療をしっかり行うとともに、患者さんが気軽に利用できる場の雰囲気も大切にしていきたいですね。

どういった患者さんが多く来院されますか?

年齢層としては高めですね。老年内科も標榜していますので、70~80歳くらいの方が多いです。腰が痛いといったことで来られて、リハビリテーションで通われる方も多いですね。ですが、内視鏡検査が必要な診療、例えば突発的な腹痛ですとか、そういった方は全年齢層いらっしゃいます。一般的な内科も行っていますので、40~50代の慢性疾患の方も多く、糖尿病や高血圧といった方もいらっしゃいます。地域としてはやはり小牧市の方が中心でしょうか。ご高齢の方が「近くに診療所ができたから行ってみるわ」と周囲の方に話されて、それを聞いたお友達が来てくださるケースもありますね。

診療時に心がけていることはありますか?

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当たり前のことですが、患者さんの話を傾聴することです。ちょっとした言葉の端々に体の困り事が隠れていることがあるので、それを逃さないようにしています。もちろん患者さんがどう話せばいいかわからず困っているときは、こちらから質問をして一緒にお話を整理することはありますが、まずはお話を聞くことを第一に考えています。病院に勤務していた頃は病気を見つけて治療をすることが第一で、多くの患者さんが来院するものですから、どうしても効率良く回すことを優先しなければいけませんでした。病気を見つけ診断し、治療して、地域のクリニックに紹介するという診療です。それも大事なことですが、地域のかかりつけ医として対話を重視した診療を心がけていきたいと思っていましたので、今まさに実現できていることがうれしいですね。

豊富な臨床経験を生かし、クリニックの診療に向き合う

今までどういった経験を積まれてきたのですか?

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内視鏡が得意だったものですから、処置系のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)といった専門的な技術を要する治療を行っていました。中核病院で長く働いていましたので、地域と連携を取りながらの診療スタイルでしたね。肝臓も専門領域でしたので、その診療もしていましたし、消化器内科では多くの場合がんの診療に関わりますので、がんの治療経験も積んでいます。あと、若手の頃には総合内科、いわゆる初期診療も経験しました。総合内科は来院された患者さんを必要に応じて専門の先生に紹介する役割を担います。そういった部分においてはクリニックの診療と通じるところがありますので、今につながる大事な経験を積めたと感じています。

患者さんとの印象的なエピソードを教えてください。

病院に勤務していた時に「先生ありがとうね」と最期に握手をして亡くなっていかれた方がいらっしゃいました。それが最期の言葉だったんです。そのことがずっと印象に残っていますね。末期の胆のうがんを患っている方だったのですが、ずっと私が診ていまして、最期は苦しまないようにとのご希望があって、お薬でがんの痛みを調整しながらの治療でした。患者さんから感謝していただけるというのは医師にとってとてもありがたくうれしいことですが、その方とは一緒に治療を頑張ってきましたので、最期の言葉をいただいたときは悲しさもあって、その時の気持ちを言葉にするのは難しいですね。今まで医師として研鑽を積んできた中でもずっと忘れられず、一番心に残っていることですね。

医師を志したきっかけは何だったのでしょう。

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実は私自身、まったく医師の家系ではなかったんです。両親は公務員でしたので、医療とは縁遠いところにいました。ですが中学生の時に、祖母を膵がんで亡くし、その時に担当医と話をしたり、説明を聞いたりしていたんです。医師の姿を間近で見ている中で、病気に苦しむ人を治していきたいという気持ちが芽生え、この道をめざしました。消化器内科を専門に選んだのも、すべて祖母の経験がベースにあるんです。中学生の頃からずっとそうなるんだと強く思っていました。そこから勉強をして、こうして今があって、初志貫徹できたという思いです。

先進の機器を導入し、気軽に受診できる環境を整える

スタッフさんとはどのようにコミュニケーションをとられていますか?

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看護師は皆ベテランですし、内視鏡にずっと従事していたスタッフもいるんです。どの器具を取ってほしいのかすぐに通じますので、信頼できるスタッフと仕事ができる環境はありがたいですね。そう言った意味においては、市民病院と変わらない診療ができているように感じます。私自身クリニックで働くのが初めてで、クリニック独自の考え方や運営に関しては勉強中ですので、スタッフからアドバイスをもらうことも多いんです。わからないことは教えてもらいながら学んでいく。普段からそうしていると、例えばもし私が何か間違っていたときに、スタッフも「違う」と言えますよね。先生がこうしたからではなく、ミスをしている時は相手がだれであっても「違う」と言える、それが大事だと考えます。私からも積極的にコミュニケーションをとって、言いやすい関係を築くことを大切にしています。

今後の目標を教えてください。

内視鏡とリハビリテーションには先進の機器を導入しています。特に内視鏡の検査機器は一番こだわって、経鼻内視鏡に関してはより明るくて画像が良いものを採用しています。解像度はどうしても経口内視鏡のほうがいいのですが、口からのタイプは管が太く、患者さんがつらくなってしまうので、鼻でできるだけ解像度の良いものを選んでいます。大腸内視鏡に関しても、追従性に優れたものを取り入れています。当院はこれまで痛みのない大腸内視鏡検査をめざしてずっと診療をしてきましたが、胃の内視鏡検査やリハビリテーションについても質の向上に努めながら、気軽に皆さんにかかっていただける、そんなクリニックにしていきたいです。痛みをできる限り軽減し、精度にこだわった内視鏡検査は、今後も徹底していきたいと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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40歳を過ぎると男女とも大腸がんのリスクが上がってきますので、便通異常や出血があれば専門の医療機関を受診しましょう。便潜血検査を積極的に受けていただくのもいいですね。大腸がんはコントロールできる病気ですが、それには大腸内視鏡での診察が必要です。当院では痛みに配慮した大腸内視鏡検査を行っていますので、気軽に相談してください。一方胃の内視鏡検査では、胃潰瘍や胃がんのリスク因子であるピロリ菌が見つかることもあるので、検査を受けたことがないのであれば、受けることをお勧めします。当院では鼻から入れる内視鏡を採用し、不安な場合は鎮静を打って眠って受けることもできます。検査はモニター管理しながら、看護師2人をつけた体制で行っており、安全面にも十分配慮しています。気になることがあれば、些細なことでもいつでもお越しください。

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