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膝の手術や注射など
治療方法のメリット・デメリット

えこだ駅前 山田整形外科

(練馬区/江古田駅)

最終更新日:2022/08/26

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  • 保険診療

国内では、65歳以上の約55%が罹患しているとされる変形性膝関節症。家族などが膝の痛みで悩んでいる人も少なくないかもしれない。そして、根本的な治療とする場合には手術が必要となる変形性膝関節症だが、「近年では、その前の段階で痛みの軽減や機能の維持がめざせる方法が進化してきています」と話すのが、「えこだ駅前 山田整形外科」の山田大樹院長だ。同院では実際に、リハビリテーションやヒアルロン酸注射などを行うことで、手術をしなくても、膝を日常生活に支障のない程度の状態を維持していけるよう、めざしていく。「再生医療にも注目しています」と話す山田大樹院長は、「手術を検討したり、少しでも膝の痛みなどがあるなら、早めにご相談いただきたいです」と話す。そこで、同院が取り組む治療について、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年8月3日)

手術になる前のアプローチが進化してきた変形性膝関節症。早めの対処が大切

Q膝関節の疾患には、どのようなものがありますか?
A
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▲変形性膝関節症の治療に力を入れている山田院長

前十字靭帯損傷や後十字靭帯損傷、半月板損傷、内側側副靱帯損傷などがありますが、高齢者の膝関節疾患の中でも多いのが変形性膝関節症です。国内では、痛みなどの自覚症状がある人が約1000万人、自覚症状がない人も合わせると約3000万人の患者がいると考えられています。70歳以上から患者数が増えますが、その予備軍と考えられる人は50代から増えてきます。特に、女性の罹患率は男性よりも高くなる傾向があります。主な症状は、歩行時や階段昇降時、立ち座り時など、膝に体重がかかったときの痛みのほか、膝関節の内側の少し下にある内側関節裂隙(ないそくかんせつれつげき)を押すと痛みがあるのが特徴です。

Q変形性膝関節症について、もう少し詳しく教えてください。
A
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▲院内には変形性膝関節症に関するパンフレットが置かれている

変形性膝関節症では、加齢などが原因で関節の軟骨が削れ、関節の間が狭くなることで骨同士の衝突が起こり、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨の変形が生じてしまいます。多くの場合で膝の内側が痛くなり、O脚に変形してしまいます。日本人は、正座をする文化があり、O脚になりやすい民族といわれており、それによって変形性膝関節症になる人が多いと考えられます。また、若い頃の骨折や靭帯損傷、半月板損傷などがきっかけとなり、将来的に変形性膝関節症に移行することも少なくありません。一度変形してしまった膝の関節を元の状態に戻すことはできませんが、治療によって痛みの軽減や機能の維持等を図っていきます。

Q変形性膝関節症に対するアプローチはさまざまあるのだとか。
A
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▲同院では理学療法士によるリハビリテーションにも力を入れている

リハビリテーションやヒアルロン酸注射の他、場合によって手術やそのほかの治療が必要です。リハビリテーションでは、狭くなった膝の可動域を広げていくため、膝回りの筋肉をやわらかくしていく膝の曲げ伸ばし運動が中心になります。加えて、大腿の筋肉である大腿四頭筋を維持し、柔軟性を保つことや、股関節や足首の可動域や筋力を上げていくことで膝への負担を減らしていくことも大切です。痛みが強い場合には、ヒアルロン酸注射などが治療の選択肢に挙げられます。ヒアルロン酸注射は潤滑油のようなイメージで、膝に注射することで膝関節の動きをスムーズにして、痛みの軽減を図るものです。また、私自身は再生医療にも注目しています。

Qそれぞれ、メリット・デメリットを教えてください。
A
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▲同院ではさまざまな治療法があることを伝えている

保存療法のメリットは手術が必要ないこと。デメリットは、注射など繰り返し受ける必要があることや、費用の問題などがあります。人工関節手術では、関節を人工のものに変えるため関節が原因となる痛みにアプローチできますが、手術後の強い痛みやリハビリテーションが大変。膝が約90~100度までしか曲がらなくなったり、15センチ程度の傷ができるなどのデメリットもあります。骨切りと呼ばれる手術では自分の骨が残せるメリットがありますが、病状が進行していたり、高齢の場合は、治療効果が期待できるまで約半年程度かかることがあります。痛みの程度などにもよりますが、保存療法などを試してから手術を検討しても遅くはないでしょう。

Qこちらで膝の手術の相談は可能でしょうか。
A
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▲再生医療にも注目していると話す山田院長

もちろん可能です。私は、膝をはじめとする下肢の治療を得意としていますし、大学病院などに勤務していたときには、膝の手術も多く執刀してきました。その経験も生かしながら、適切なタイミングで必要な治療を提案できると思います。加えて、当院では非常勤で膝を専門とする医師が診察しており、必要であれば順天堂大学医学部附属順天堂医院や同大学医学部附属練馬病院での手術も可能です。また、当院から徒歩で約10分にある練馬総合病院に紹介することも可能など、私が信頼する医師や医療機関にお願いしています。その際は、手術後のリハビリテーションを当院で受けることもできます。

ドクターからのメッセージ

山田 大樹院長

膝が痛くなって、痛みが強くなり、もう手術が必要と言われても、その前に、自分の生活や膝の機能を維持することがめざせる方法が、最近の10年で進化してきましたし、私自身は再生医療にも注目しています。実際に、手術が必要だと考えられていた方に、ヒアルロン酸注射が適用だったこともあります。一方で、症状が進行してしまった場合には、やはり手術が必要になってしまうことも少なくありません。手術は、患者さんご自身だけでなくご家族にも大きな負担がかかりますから、少しでも膝の痛みなどの症状があるのなら、その時点で治療を受ける、受けないの判断は別にして、早めにご相談いただきたいと思います。

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